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相内の虫送り(あいうちのむしおくり)

相内の虫送りは、津軽地方の虫送りの原型といわれ、長い歴史があると伝えられています。
虫送りに欠かせない太刀振りの踊りは、坂上田村麻呂が蝦夷征伐の際、太刀や棒切れを振りかざして追い払ったという伝説に由来し、田植え後の豊作を祈願する行事として受け継がれています。
五穀豊穣と無病息災を祈願する勇壮な祭りとして知られ、田植えが終わった「さなぶり」の行事の一つです。
笛や太鼓の囃子にあわせ、コミカルな動きをする荒馬に太刀振りのハネトが続きます。また、蛇体をかたどった5mの長虫を作り、山車で村中を練り歩きます。太刀振りは、太刀を片手に持ち、はやし言葉“ ハネロジャハネロ・イツモコンダバドウシベナ” とともに踊ります。
虫を乗せた台車-荒馬と馬追い二人-太刀振りのハネト-ハネトのそばで太鼓・笛・鐘の囃子・その他(もち米の粉を水で練ったものをオリタに入れ担ぐ人、小さい虫を担ぐ人、酒樽を二人で担ぐ人など、いずれも道化師的役割である。)の順で進みます。太刀は他地域とは違う形(稲穂の形に似せている)をしており、虫の頭部にも特徴があります。

毎年、6月第2土曜日に、相内青年団・相内郷土芸能保存会が開催し、行事が盛大に行われます。行列は市浦コミュニティセンター前を出発し、相内地区のすみずみまで門酒を飲みながら練り歩き、最後は使用された虫を相内神明宮の松に括り付けて1年を過ごし、村を護ります。

○市指定無形文化財「虫おくり

 

相内の虫送り

相内虫送り

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