■明治の大地主、津島源右衛門(太宰治の父)の手で建設された入母屋作りのこの建物は、明治40年、米蔵に至るまで日本三大美林のヒバを使い、当時のお金で工事費約4万円をかけて造られました。 ■階下11室278坪、2階8室116坪、付属建物や泉水を配した庭園など合わせて宅地約680坪の豪邸です。 ■太宰はこの家を『苦悩の年鑑』の中で「この父は、ひどく大きい家を建てた。風情も何も無い、ただ大きいのである。」と書いています。 ■この豪邸も戦後になって津島家が手放し、昭和25年から旅館「斜陽館」として旧金木町の観光名所となり、全国から多くのファンが訪れていました。 しかし、平成8年3月に旧金木町が買い取り、旅館「斜陽館」は46年の歴史に幕を降ろしました。 |
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斜陽館間取図 ▲は写真の撮影方向です |
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▲1 階段踊り場より | ▲2 洋間(2階) | ▲3 和室(2階) |
▲4 土間(1階) | ▲5 板の間(1階) | ▲6 蔵(1階) |
▲7 展示室入口(1階) | ▲8 展示室(1階) |
■文庫蔵展示室 館内板の間を通って入る蔵(1)には、太宰が着用していたマント、羽織袴や執筆した初版本、原稿、川端康成、兄文治への書簡など約300点の資料が展示されています。中でも「走ラヌ名馬」の直筆原稿は貴重な資料です。 |
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原稿 |
小説「津軽」 |
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太宰が愛用した文机 |
二重廻し(マント) |
太宰治記念館「斜陽館」・利用案内 | |||
開館時間 |
9時00分から17時00分(最終入館は16時30分まで) |
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休館日 | 12月29日 | ||
入館料 (団体割引は 20名様以上) |
◆太宰治記念館「斜陽館」入館料 | ||
一般 | 個人600円 | 団体500円 | |
高・大学生 | 個人400円 | 団体300円 | |
小・中学生 | 個人250円 | 団体200円 | |
◆共通券(斜陽館+津軽三味線会館) | |||
一般 | 個人1,000円 | 団体900円 | |
高・大学生 | 個人600円 | 団体500円 | |
小・中学生 | 個人400円 | 団体300円 | |
交 通 | 津軽鉄道金木駅下車・徒歩7分 | ||
問合わせ先 |
太宰治記念館「斜陽館」 |
入館料の免除申請をされる方は、「五所川原市電子申請・届出システム」より教育委員会社会教育課文化係まで電子申請をお願いいたします。
後ほど免除申請者に対して入館料免除承認(不承認)決定書をお送りいたします。※申請書の提出は余裕を持ってお申込みください。
【入館料の減免基準・対象者】
①減免の対象は、市内の保育園又は小・中学校・高等学校が、授業や総合学習で使用する場合に限ります。
②また、市長がその他の理由により、必要があると認める場合に限ります。
※②について、該当するかどうか不明な場合は、社会教育課文化係(電話番号0173-35-2111 内線2954)までご連絡ください。
所在地マップ