「フレイル対策」で元気に活動できる期間「健康寿命」を延ばし、自分の好きなことを楽しむ方が増え、地域が元気になること目指しています。
健康な状態から、年齢を重ね、体や心のはたらき、社会的なつながりが弱くなった状態を指します。つまり、全体的な「虚弱」の様子を表します。「歳だから」とそのままにしておくと、「要介護状態」になる可能性があります。
特に「食べる・話す」の基本となる口腔機能の衰えを「オーラルフレイル」と言います。
要介護の一歩手前でSTOP!「フレイル」。出前講座の資料を紹介します。
フレイル講座(7627KB)資料 高齢者にひそむ3つの危険
(3386KB)資料
市民一人ひとりが、自分の健康管理に主体的に取り組むことによって、介護予防と病気の予防と重症化を防ぐことを目的にした事業を実施しています。
これまでは「医療保険制度」による疾病予防と重症化予防のための保健事業、「介護保険制度」による介護予防事業と、それぞれの制度によって役割を分けていましたが、後期高齢者医療被保険者の方を主な対象としてフレイル対策を視野に、介護予防と保健事業を連携して高齢者への支援を行います。
しばらく健診を受けていない、病院受診していない、介護サービス未利用の方へ、保健師が地域の家庭訪問を通じて体調確認のため声掛け活動をします。
健康診査を受診した方で、口腔機能(噛むこと、飲込むこと)の低下が心配される方、糖尿病や高血圧治療が中断者になっている方、健診結果で重症化予防が必要な方等に対し、保健師が体調をうかがい、フレイル状態の有無を確認し、医療や介護連携を視野に入れ、相談に応じます。
歯科医師や歯科衛生士による「お口の健康のはなし(オーラルフレイル)」や薬剤師による「お薬のはなし」、保健師による「フレイル予防」など、医療専門職が通いの場等の高齢者が集まる場所や団体等からの依頼を受け、フレイル予防のためのお話を「教室・講座」として実施します。出前講座受付票をご利用ください。
・後期高齢者医療被保険者のうち、91%の方が生活習慣病のある方です。
・外来医療費では、糖尿病と不整脈(心臓病)が多く、自己管理と継続した定期受診が大切です。
・骨粗しょう症や骨折といった「筋骨格疾患」で受療している方の割合が、全国平均に比べ高い状況でした。
・健診の結果、血管を傷つける要素である「血圧・尿酸値」の有所見割合が高く腎機能低下の要因となります。
・生活習慣病では歯周病管理が重要ですが、歯科受診率が低い状況です。
・生活習慣病の重なりが生じると、自己管理が難しく重症化のリスクが高まります。
・骨折や骨粗しょう症による活動制限によってフレイル(虚弱)リスクが高まります。
・市の介護保険要介護認定者のうち「心臓病」「筋・骨格疾患」の有病者割合が高いことが分かりました。
生活習慣病の管理が必要な方はもちろん、これまで健診を受けたことが無い方も受診してみましょう。
食べることは、健康維持の基本です。何年も歯科受診していない方、歯のことが気になっているけどしばらく受診していない方、まずは歯科健診を受診しましょう。
服用する薬剤数が増えることに関連して、薬剤有害事象(好まない・意図しない兆候や症状)があることをいいます。自分の処方されている薬がすべてわかるように、お薬手帳は1冊にまとめましょう。
高齢者では、使っている薬が6種類以上になると副作用を起こす人が増えるというデータがあります。
ポリファーマシーについてはこちらをご覧ください。
五所川原市 国保年金課 後期高齢者医療係
電話0173-35-2111 内線2347