平成31年3月放送分

 

3月27日(水曜日)放送内容

今年度最後の図書館インフォメーションは、図書館だよりと一番多く本を借りた人についてです。

図書館だより「本古知新」6号が発行されました。

今回、表紙を飾ってくれたのは、市で行っている母子相談の「エンゼルひろば」に来ていたみはるちゃんとお母さんです。「エンゼルひろば」は、図書館もお邪魔して本の貸出を行っています。みはるちゃんは絵本が大好きで、いつも絵本を借りていってくれます。大きくなったら図書館にもぜひ遊びに来てくださいね!ここで6号の内容を少しだけ紹介します。

Do You 脳!?~図書館クロスワード~第2弾!

5号から掲載した図書館クロスワードですが、チャレンジをしている人がちらほら見受けられ、最年少では小学生もチャレンジしていました。正解者には、図書館からささやかなプレゼントがあります!まだ5号をやってないという方はそちらもチャレンジしてみてください。

図書館deデジタル化

五所川原市立図書館の重点目標のひとつに「市民の課題解決・読書活動・歴史継承に役立つ資料収集・保存・提供の徹底」を掲げています。後世に残し伝えていかなければならない郷土資料は特に力を入れて収集しており、利用と保存継承のためにデジタル化を行っています。どうやってデジタル化をしているのか、デジタル化資料にはどんなものがあるのかを紹介しています。

教えて市職員part6

今回は、社会教育課の江戸さんから「五所川原市古写真収集事業」についてのお話を聞きました。今月行っていた特別展「青森の災害を振り返り備える」で展示していた写真も社会教育課から提供してもらいました。

「本古知新」を配布している場所をお知らせします。五所川原市立図書館、伊藤忠吉記念図書館、市浦分館、五所川原市役所、中央公民館、つがる市立図書館、中泊町図書館、エルム、五所川原エフエムとなっております!どうぞ手にとって、ご自由にお持ち帰りください。

次は、今年度図書館から一番多く本を借りた人の冊数を紹介します。

1位は、なんと577冊借りていました。2位は443冊、3位は416冊となっていました。図書館のシステムでは、貸出・返却、本の検索をするだけではなく、分類別の本の冊数や利用統計なども出すことができるようになっています。図書館要覧には年間の受け入れ冊数や年代ごとの貸出冊数などを載せています。図書館要覧は図書館ホームページで見ることができます。

もう少しで3月も終わり、新生活が始まろうとしています。4月からも引き続き「図書館インフォメーション」で図書館の使い方や最新情報などを紹介していきますので、毎週水曜日朝8時からの放送を楽しみにしていてください!

 

3月20日(水曜日)放送内容

今日は、防災出前トークの報告についてです。

3月12日(火曜日)に市立図書館で青森県危機管理局防災危機管理課職員の鈴木さんを講師に迎えて防災についての出前トークを行い、30名の市民の方が参加しました。

まずはじめに、記憶に新しい北海道胆振東部地震のことをお話してくださいました。地震発生直後に青森県応援本部が設置され、その4時間後には防災危機管理課職員が現地へ出発して支援活動を行ったそうです。現地の被害状況や避難所での生活の様子について写真を交えて紹介してくださいました。次に、これから起こり得る災害についてお話を聞きました。青森県にはいくつか活断層があり、そのひとつに五所川原市の飯詰から青森市の浪岡にかけて分布している「津軽山地西緑断層帯」があることがわかっています。そのため、五所川原市でもいつ地震が起きてもおかしくない状況にあります。マグニチュード7.9クラスの地震が日本海側で起きた場合には、津軽半島は震度6弱から6強の地震が、市浦地区に関しては10メートル近くの津波が押し寄せるという予想もされています。今までの災害を見てわかるように、いつ起こるかわからないのが災害です。寝ている時であれば、なお更逃げ遅れてしまいます。そのため1人ひとりの備えが大切だと教えてくださいました。今すぐにできることとして、家具が転倒しないように固定をする、ガラス飛散防止フィルムを貼ることがあげられました。これだけでも地震に関していえば、だいぶ備えることができるそうです。固定するものやフィルムはホームセンターやネットで簡単に買うことができます。また、「ローリングストック法」という食料の備蓄方法も紹介してくださいました。ローリングストック法とは、ふだんから食品を多めに買い置き、消費期限が短くなったら消費してまた買い足すというものです。食料や水は最低3日分、できれば1週間分備蓄をしておくといいそうです。3日というのには理由があり、支援物資が届くのにかかる時間が約3日だと言われているからです。また、備蓄した食料を利用した料理として、パスタは水に2・3時間つけておくと柔らかくなり、レトルトのソースをかけると冷製パスタ風になるということも教えてくださいました。これらは、各家庭に配布された青森県防災ハンドブック「あおもりおまもり手帳」に掲載されていますので、今一度見直しをして、備えておきましょう。

最後に、青森県の重点事業として実施している「女性の参画による防災力向上」についての話を聞きました。災害時には性差に基づく女性ならではの課題があります。そのため、県では女性の視点を生かした防災を推進することをテーマとした講演会やワークショップを実施して、男女共同参画の視点を取り入れた防災対策を推進しています。来年度は五所川原市役所で女性限定のワークショップを実施予定です。詳しくは、青森県防災ホームページをご覧ください。また、市の広報にも情報を載せる予定ですので、そちらもご覧ください。

3月24日(日曜日)まで特別展「青森の災害を振り返り備える」を市立図書館1階ロビーで行っていますので、まだ見ていないという方はぜひ見に来てください!

 

3月13日(水曜日)放送内容

今日は、展示とおはなし会についてです。

ロビー展示から紹介します。

特別展「青森の災害を振り返り備える」

これまでにあった災害の資料を紹介しています。これから災害にあった時に備えるにはどうすればいいのか考えるきっかけにしていただければ幸いです。展示期間は今月の24日(日曜日)までです。

「まだまだ元気世代」

金木町の笹餅屋で有名な桑田ミサオさんの『おかげさまで、注文の多い笹餅屋です』、ひふみんこと将棋棋士の加藤一二三さんの『鬼才伝説』など、年齢を重ねても元気に人生を楽しむ方におすすめの本を展示しています。

児童室では壁面に、利用者の方からいただいた手作りの人形を本と一緒に飾っています。一つは、「エルマーと16ぴきのりゅう」に出てくるりゅう。もう一つは手袋で作った「ぐりとぐら」です。どちらも本に出てくる絵とそっくりでとてもかわいらしいです。『ぐりとぐら』の絵本を読んだ後には、動物の話、おいしい話、友達の話も読んでみませんか?りゅうとぐりとぐらも皆さんが来るのを待っています!ぜひ借りに来てください。

中高生向けの展示では、青森県内の中学生・高校生がおすすめする「大切なあなたへ薦める青春の一冊」の展示をしています。話題になった吉野 源三郎(よしの げんざぶろう)原作の『君たちはどう生きるか』、青春時代における友情と恋愛が描かれ時代を超えて読みつがれている武者小路実篤(むしゃのこうじ さねあつ)の『友情』などを展示しています。また、生徒たちが仲間や友達に向けた紹介文がのっている冊子もありますので、そちらもあわせて読んでみてください。

伊藤忠吉記念図書館では、終活、運動、料理、園芸など、第二の人生を楽しむ本を紹介しています。

これらの展示の様子は、図書館ホームページでも見ることができます。

3月16日(土曜日)「五所川原おはなし“ぽぽんた”のおはなし会」

午後1時30分から1時間くらい、市立図書館2階「おはなしの部屋」で「五所川原おはなし“ぽぽんた”」のおはなし会があります。年長さんから小学生向けのおはなし会で、今月のテーマは「あべ弘士(ひろし)」です。あべ弘士さんは絵本作家で、代表作のひとつに『あらしのよるに』があります。あべさんは旭山動物園に勤務していたこともあるそうで、動物がテーマになっている絵本がたくさんあります。児童室に展示をしていますので、読んでみてください!今年度最後のおはなし会。どんなお話がきけるのかお楽しみに!

申し込みは要りません。

すっかり雪も解けて春がすぐそこまで来ているようです。今年度の「図書館インフォメーション」も残すところあと2回となりましたが、皆さんのためになる図書館情報をしっかり提供していきたいと思いますので、よろしくお願いします!

 

3月6日(水曜日)放送内容

今日は、3月に行う特別展示と出前トークについてです。

特別展「青森の災害を振り返り備える」

3月11日は、平成最大の災害「東日本大震災」がありました。また、昨年には北海道胆振東部地震がありました。どれも五所川原市には重大な被害はありませんでしたが、近くで大きな災害が相次いでいるのをみると、いつ地震や津波などの災害が起きてもおかしくない状況にあります。

五所川原市総合計画の基本政策には、「災害・危機に強いまちづくりの推進」のための主な取り組み内容として「広報・啓発活動を通じて、市民の防災意識の高揚を図るとともに、国・県や市が取り組んでいる防災・危機対策について周知します。」と掲げられています。図書館がこれまで収集・保存してきた資料の中には、過去の災害や当時の状況がわかる図書・新聞・広報など数多くあります。さらには、市の地域防災計画やハザードマップなど日頃の備えに関する資料も所蔵しています。それらの資料を展示・公開することで、1人ひとりが災害に対する知識を身につけ、市全体で防災意識を高めてもらいたいと思っています。特別展の期間は、3月24日(日曜日)までで、市立図書館1階ロビーにて行っています。図書館資料の他にも、教育委員会の社会教育課で所蔵しているパネルも展示しています。パネルを見ると、まちが水に浸かっている写真が多く、五所川原は洪水被害が多かったことがわかります。また、図書館では郷土資料のデジタル化もしております。閲覧用ノートパソコンを設置しますので、この機会にぜひそちらもご覧になってください。

この特別展にあわせて、昨年9月にあった北海道胆振東部地震の際に、現地で支援活動を行った青森県危機管理局防災危機管理課職員による出前トークを行います。現場の様子や北海道胆振東部地震支援活動の話など、ふだん聞けない貴重なお話のほかに、日頃の備えや防災・危機対策について、青森の災害の歴史のお話もしてもらいます。日時は、3月12日(火曜日)11時から12時まで、場所は、市立図書館2階「おはなし&対面朗読のへや」となっています。市民の方なら誰でも参加でき、参加料は無料です。定員20名で申込みは不要となっています。災害にあったらどうしたらいいのか、避難所での生活はどういうものなのかといった不安や疑問を質問するいい機会です。

この特別展のチラシ・ポスターには、昭和初期の大水害で避難する三好村民の写真や大町通りが水浸しになっている写真を載せています。五所川原市立図書館、市役所、エルムなどに置いていますのでぜひご覧ください。

最後に、3月3日は桃の節句「ひな祭り」でした。金木の伊藤忠吉記念図書館では、7段飾りの雛人形を飾っています。この雛人形は、利用者の方が図書館に飾ってほしいと寄贈してくれたものです。今週いっぱい飾っていますので、近くまで来た際にはぜひ見に来てくださいね。見に行けないという人は、図書館フェイスブックでも紹介していますよ!