令和7年7月放送分
7月29日(火曜日)放送内容
今日は子ども司書養成講座についてです。
7月19日から26日までの7日間、2025年度(第10期)五所川原市子ども司書養成講座が行われました。今年は4名の児童が参加してくれました。講座の内容を簡単にご紹介します。
第1回「図書館のこと・司書のこと」
図書館とはどんな施設なのか、司書とはどういうことをする人で、どうすればなれるのか、図書館の歴史、市内3図書館についてなど、基本的な内容を学びました。
第2回「めざせ!本のお医者さん」
利用できる寿命をのばし、未来へ繋いでいくための図書館での修理方法について学びました。実際に専用のテープやのりを使って壊れた本の修理をしました。
第3回「レファレンスってなあに?」
図書館司書が利用者の方の調べもののお手伝いをする「レファレンスサービス」について学びました。調べるためのツールやその特徴、使い方などについて、演習問題を解いて理解を深めました。
第4回「NDCってなあに?」
市立図書館や学校図書館、全国各地の図書館で広く使われている図書分類法「日本十進分類法」、NDC(エヌ・ディー・シー)について学びました。
第5回「図書館たんていだんになろう!」
返却された本を正しい場所に返す「排架」や書架出納票を見て本を探す方法など、日々の、基本的だけど大事な仕事について学びました。
第6回「本を紹介してみよう」
展示やポップ、ビブリオバトルなど本を紹介するいろいろな方法を学びました。現在、一般室のカウンター前で受講生が夏におすすめしたい「ひんやりする本」を紹介しています!
第7回「夏まつりイベント企画・準備」
図書館では様々なイベントを行っています。イベント開催について学んでもらうため、来月行う予定の「図書館こども夏まつり」の準備として、装飾の制作などをしました。
第8回・特別講座「今日からはじめる絵本タイム~もっと気楽でいいんだよ~」
絵本専門士の木村明美さんを講師にお迎えし、おはなし会や絵本の選び方、いろいろな絵本について学びました。絵本を紹介するメッセージカードをつくるワークショップも行いました。
第9回「プレおはなし会の準備をしよう」
最終日に保護者の方や教育長たちに向けて行うプレおはなし会に向けて、絵本を選び、持ち方などのテクニックを学びました。
第10回「最終課題解説・プレおはなし会」
講座のまとめとして、講座内容を振り返る最終課題に取り組んでもらったので、その解説をしました。また、7日間の講座の成果としてプレおはなし会を行いました。
全10回の講座が終了し、受講生4名全員が「五所川原子ども司書」として認定され、26日の修了式・認定式で教育長より認定証が手渡されました。
来月、8月17日には早速、子ども司書としての活動があります。イベントの詳細は来週の放送でお知らせする予定です。お楽しみに!
7月22日(火曜日)放送内容
夏休みです!今日は夏の本をご紹介します。
『こん虫のふしぎ 4 こん虫のへんしん』 岡島秀治/監修 ネイチャープロ編集室/編著 偕成社 2012年発行
昆虫は幼虫と成虫で、姿がちがいます。幼虫はどうやって成虫に変身するのでしょう?小さな小さな毛虫からさなぎになって、蝶になるキアゲハ。長さ8ミリほどのいも虫が、大きな体で立派な角をもつ成虫になるカブトムシなど、昆虫たちの変身を大きな写真でわかりやすく紹介します。
『きっと誰かに教えたくなる蚊学入門 知って遊んで闘って』 一盛和世/編著 緑書房 2021年発行
蚊から派生する多面的な世界を“蚊学”として捉え、蚊の生物学、蚊と人間が歩んできた感染症対策の歴史、蚊が運ぶ感染症、さらに飼育方法などを、ロンドンの大学でマラリア研究で博士号を取得した著者がわかりやすく解説します。蚊にまつわる折り紙、書、歌、オブジェなどの作品も紹介する、一冊まるごと「蚊」の本です。
『川あそびのやくそく(キケンからキミをまもる!)』 佐藤繁一/監修 汐文社 2021年発行
川で石拾いをするだけなら、ライフジャケットは着けなくていい?風で飛ばされた帽子が川に入っちゃった!川あそびは楽しい反面、ケガなどのキケンともとなりあわせです。「天気に注意しよう!」「ライフジャケットを着けよう!」「川に落ちたものをおいかけない!」など、安全に川あそびを楽しめるよう、事故の事例を紹介しながら、川のキケンとその備えを教えてくれる児童書です。池や沼・湖のキケン、岸辺にすむキケンな生き物たちも紹介します。
『かわいいかぎ針編み浴衣に合わせたい和雑貨 アクセサリー・帯飾り・バッグ・足袋ソックスetc…』 アップルミンツ 2018年発行
夏と言えばお祭り!浴衣で行くのを楽しみにしている人もいらっしゃると思います。浴衣を毎年、毎回新しくするのは難しいけど、合わせる小物を変えれば印象もまた変わります。本書はかんざしやシュシュ、イヤリング、コームなどのアクセサリーから、帯飾り、巾着バッグやかごバッグ、足袋ソックスなど、かぎ針編みで作る、浴衣に合わせたい和雑貨を紹介する一冊です。自分好みのオリジナル小物でより楽しい夏まつりにしてみませんか。
『一生に一度は行きたい世界の美しい書店・図書館』 宝島社 2023年発行
当館の夏の恒例イベント、子ども司書養成講座が19日から始まりました。今年は4名の児童が、子ども司書を目指して図書館や司書のこと、本のことを勉強しています。そこで図書館に関する本を一冊。フレスコ画麗しき白亜の修道院図書館や空間の魔術師が設計した“空中図書館”など、一生に一度は訪れてみたい世界各国の美しい図書館や書店を、選り抜きの写真で紹介します。歴史と見どころがわかる解説つきです。図書館めぐりが好きな方、海外旅行気分を味わいたい方におすすめです。
最後に休館日のお知らせです。昨日7月21日は海の日でした。当館の通常の休館日は毎週月曜日ですが、月曜日が祝日の場合は開館しており、次の日の平日が休館となります。そのため、今日は本館は休館日です。休館中に本を返したい方は返却ポストをご利用ください。市内3図書館のほかにつがる市立図書館、中泊町図書館から借りたものも返却ポストを利用できます。ただしCD・DVDなどの視聴覚資料や、付録にDVD等がついている図書、ほかの図書館から取り寄せた図書などは開館日に直接カウンターに返却してください。なお金木分館と市浦分館は通常通り開館しています。
7月15日(火曜日)放送内容
今日はまず、現在行っている展示についてご案内します。
展示「成田千空さんと千の空」
市立図書館一般室の郷土コーナーにて、五所川原市出身の俳人・成田千空さんと特定非営利活動法人千の空を紹介する展示を行っています。「千の空」は成田千空さんの足跡や作品を広く紹介し、地域文学の研究・顕彰を行うことを目指すNPO法人です。そんな千の空さんから企画の案内が届いたのでお知らせします。
7月21日(月)と言えば海の日。夏休み、西津軽の深浦海岸に続く巨岩奇岩の絶景を楽しむならば鉄道派?それともサイクリングやドライブ?
名物のイカ焼きやヒラメの漬け丼も最高ですが、深浦には歴史民俗資料館や美術館、文学館など歴史と文化を楽しむスポットがあります。なかでも文学館は昭和19年と20年に金木町出身の作家・太宰治も宿泊した旧秋田谷旅館を改修して2004年にオープンしました。
五所川原の名誉市民で、日本を代表する俳人成田千空は若い頃から深浦の風土にひかれ多くの俳句を詠みました。深浦の俳人らと交流し、行合崎には千空の最初の句碑が建立されています。そんな千空の生涯と深浦との関りを紹介している「俳人成田千空の間」は、千空が戦後昭和25年から亡くなるまで仕事場とした五所川原市新町の成田書店が再現されています。
文学館ではオープンにあたって千空が自ら選んで揮毫した色紙100点を収蔵しました。そのうちの30点は金木町在住の画家・櫻庭利弘さんの絵が添えられています。櫻庭さんは深浦町出身で、千空との出会いは10代のころにさかのぼるとか。円熟した二人の作品がひとつになり、見る人を飽きさせない貴重な色紙になっています。
昨年の秋、千空の間を20年ぶりにリニューアルしたのを記念して、今回特別に色紙の一部を五所川原のみなさまに公開することになりました。あわせて深浦の自然を詠んだ俳人・草野力丸さんの色紙や深浦の写真を展示します。
7月21日、五所川原市中央公民館2階第1会議室で正午から午後4時まで自由にご鑑賞いただけます。入場は無料、千空の人と作品をまとめた特製のリーフレットをご用意してお待ちしています。ぜひお立ちよりください。
貴重な機会ですので、図書館の展示と合わせてお楽しみください!
つづいて、おはなし会とイベントついてご案内します。
7月19日(土曜日)「五所川原おはなし“ぽぽんた”のおはなし会」
午後1時30分から1時間くらい、市立図書館2階おはなしの部屋で「五所川原おはなし“ぽぽんた”」のおはなし会があります。年長さんから小学生向けのおはなし会で、月ごとにテーマを決めて、そのテーマについてのお話をしたり、クイズをしたりします。今月のテーマは「海・魚」です。どんなお話が聞けるかはお楽しみに!お話のほかに簡単な工作をする「作ってあそぼうコーナー」もありますので、いっしょに楽しく作りましょう。ぜひお友達やお家の方と一緒に遊びにきてください。
7月24日(木曜日)絵本専門士による読み聞かせ講座
五所川原子ども司書養成講座は今年度で10期目を迎えることから、特別講座として、十和田市在住の絵本専門士木村明美さんを講師にお迎えし、読み聞かせの効果や手法等についてお話をしていただきます。読み聞かせや絵本の選び方について学びたい方、絵本が好きな方、絵本専門士に興味のある方はぜひご参加ください。7月24日(木曜日)10時から、市立図書館2階で行います。申込受付は明日までです。詳しくは図書館ホームページをご確認ください。
7月8日(火曜日)放送内容
今日はまず、現在行っている展示についてです。
展示「『広辞苑』刊行70年」
7月27日(日曜日)まで、市立図書館1階ロビーで行っています。岩波書店の『広辞苑』は1955年5月25日に第1版第1刷が刊行されました。刊行70年を迎えた『広辞苑』をはじめ、当館所蔵の辞書や言葉を楽しく感じられる図書を展示・貸出しています。展示している本をいくつか紹介します。
『広辞苑はなぜ生まれたか:新村出の生きた軌跡』 新村恭/著 世界思想社 2017年発行
『広辞苑』は新村出であったからこそできた辞書であり、その人生の結晶でもある-。『広辞苑』の編者・新村出の孫が、日記や書簡など貴重な一次資料をもとに、彼の生きざまや『広辞苑』生成の過程に迫ります。
『ことばハンター:国語辞典はこうつくる』 飯間浩明/著 ポプラ社 2019年発行
ことばは毎日変わる。新しい国語辞典をつくるためには、ことばの変化を知り、気づかなかった事実に気づき、それをもとに、辞書の内容を改訂していく必要がある。そのために、毎日本やテレビ、インターネットや街の中などを観察し、あちこちから“生きたことば”を採集している、『三省堂国語辞典』編集委員の著者が、辞書をつくる仕事について紹介する児童書です。
『舟を編む』 三浦しをん/著 光文社 2011年発行
独特の視点で言葉をとらえる主人公・馬締は、辞書編集部に異動し、『大渡海』の編纂を始めます。個性的すぎる仲間たち、問題山積みの編集部、ままならぬ恋…。愛すべき変人たちが恋に仕事に右往左往。『大渡海』は無事に編み上がるのでしょうか?これまで様々形でメディアミックスされていますが、先月からNHKでドラマが放送されています。
『言語学者も知らない謎な日本語:研究者の父、大学生の娘に若者言葉を学ぶ』 石黒圭/著 石黒愛/著 教育評論社 2024年発行
家庭内で若者言葉を使う三姉妹。国立国語研究所の教授などを務める言語学者の父には意味がわからず、例文を使って説明してもらうことになり…。「わかりみが深い」「メタい」「豆腐メンタル」「うれしみ」といった若者言葉を、父娘の会話とともに解説します。
つづいて、おはなし会とイベントついてご案内します。
7月9日(水曜日)すてっぷ広場ブックトーク
市立図書館2階「対面朗読&おはなしのへや」でNPO法人子どもネットワーク・すてっぷさんによる「すてっぷ広場」が毎週火曜日・水曜日10時から15時まで開催されています。利用料金はかかりません。第2水曜日の11時頃からは、図書館司書がテーマを決めて赤ちゃん絵本や保護者の方におすすめしたい本を紹介するブックトークを行いますのでお気軽にご参加ください。
7月24日(木曜日)絵本専門士による読み聞かせ講座
五所川原子ども司書養成講座は今年度で10期目を迎えることから、特別講座として、十和田市在住の絵本専門士木村明美さんを講師にお迎えし、読み聞かせの効果や手法等についてお話をしていただきます。読み聞かせや絵本の選び方について学びたい方、絵本が好きな方、絵本専門士に興味のある方はぜひご参加ください。7月24日(木曜日)10時から、市立図書館2階で行います。7月16日(水曜日)まで申し込みを受け付けています。先着20名までです。イベントの内容や申込方法など詳しくは図書館ホームページをご確認ください。
7月1日(火曜日)放送内容
今日は今月の展示、おはなし会、イベントについてご案内します。
展示「『広辞苑』刊行70年」
7月27日(日曜日)まで、市立図書館1階ロビーで行います。「広辞苑によれば…」という引用が定番のフレーズとなるほど信頼されている用語定義の定番・岩波書店の『広辞苑』は1955年5月25日に第1版第1刷が刊行されました。ほぼ10年ごとの改訂により現在は2018年の第7版まで刊行されています。刊行70年を迎えた『広辞苑』をはじめ、当館所蔵の辞書や言葉を楽しく感じられる図書を展示・貸出します。
展示「若い人に贈る読書のすすめ」
7月末ごろまで、金木分館にて展示しています。「若い人に贈る読書のすすめ」は、成人式・卒業式など新たな人生の一歩を踏み出す若い人にぜひ読んでもらいたい本を紹介する、読書推進運動協議会が行っている運動です。毎年、その1年に出版され、全国から推薦された「若い人にぜひ読んでもらいたい本」の中から読書推進運動協議会の事業委員会が24冊を選定します。県立図書館から2024年のセットをお借りして展示・貸出中です。
展示「2024年第29回 日本絵本賞」
7月16日(水曜日)まで、金木分館にて、2024年第29回日本絵本賞の最終候補作品と受賞作品を展示しています。「日本絵本賞」は公益社団法人全国学校図書館協議会が、絵本芸術の普及、絵本読書の振興、絵本出版の発展を願って、1995年から実施している、優れた絵本を顕彰する事業です。2023年1月から12月までに日本で出版された絵本の中から、特に優れた絵本に「日本絵本賞大賞」、優れた絵本に「日本絵本賞」、翻訳絵本の優れた絵本に「日本絵本賞翻訳絵本賞」を授与しています。県立図書館から2024年第29回のセットをお借りして展示・貸出中です。
7月9日(水曜日)すてっぷ広場ブックトーク
市立図書館2階「対面朗読&おはなしのへや」でNPO法人子どもネットワーク・すてっぷさんによる「すてっぷ広場」が毎週火曜日・水曜日10時から15時まで開催されています。利用料金はかかりません。第2水曜日の11時頃からは、図書館司書がテーマを決めて赤ちゃん絵本や保護者の方におすすめしたい本を紹介するブックトークを行いますのでお気軽にご参加ください。
7月19日(土曜日)「五所川原おはなし“ぽぽんた”のおはなし会」
午後1時30分から1時間くらい、市立図書館2階おはなしの部屋で「五所川原おはなし“ぽぽんた”」のおはなし会があります。年長さんから小学生向けのおはなし会で、月ごとにテーマを決めて、そのテーマについてのお話をしたり、クイズをしたりします。今月のテーマは「海・魚」です。どんなお話が聞けるかはお楽しみに!お話のほかに簡単な工作をする「作ってあそぼうコーナー」もありますので、いっしょに楽しく作りましょう。ぜひお友達やお家の方と一緒に遊びにきてください。
7月24日(木曜日)絵本専門士による読み聞かせ講座
五所川原子ども司書養成講座は今年度で10期目を迎えることから、特別講座として、十和田市在住の絵本専門士木村明美さんを講師にお迎えし、読み聞かせの効果や手法等についてお話をしていただきます。読み聞かせや絵本の選び方について学びたい方、絵本が好きな方、絵本専門士に興味のある方はぜひご参加ください。7月24日(木曜日)10時から、市立図書館2階で行います。7月5日(土曜日)から申し込みを受け付けます。先着20名までです。イベントの内容や申込方法など詳しくは図書館ホームページをご確認ください。