令和7年1月放送分

1月28日(火曜日)放送内容

もう少しで節分ですが、今年は2月2日が節分だそうです。そこで今日は豆に関する本の紹介をします。
『納豆のはなし 文豪も愛した納豆と日本人の暮らし』 石塚 修(いしづか おさむ)/著 大修館書店 2016年発行
納豆は千利休の茶会に出され、松尾芭蕉の俳句に詠まれ、また夏目漱石、太宰治などの作品にも描かれてきました。古辞書や往来物、茶会記から近代の随筆や小説まで、「納豆」が登場するさまざまな文章を紹介しながら、納豆と日本人の知られざる関わりを楽しく軽妙な語りで解き明かします。
『ものと人間の文化史 豆』 前田 和美(まえだ かずみ)/著 法政大学出版局 2015年発行
ダイズ、アズキ、リョクトウ、エンドウなど主要な食用マメ類について、その栽培化と作物としての歩みを世界史的視野で捉え直し、食文化に果たしてきた重要な役割を浮き彫りにします。また、「豆撒き」の習俗や「ジャックと豆の木」の物語の意外な由来、「ツタンカーメンのエンドウ」の虚構、タブーとされたマメなど、豊富な話題を通じてマメと人間の深いかかわりの歴史を描きます。
『だいずさんちはだいかぞく』 少年写真新聞社 2019年発行
散歩に行こうとした、大豆のおじいさん。でも、大豆のおばあさんに「今日は大事な日だから、散歩に行かないでください」と言われました。「大事な日、はて…?」と思っていると、バスがやってきて、もやし兄さんや、妹の枝豆、息子の煎り大豆たちがおりてきました。ほかに、孫のみそやしょうゆたちもいて…。大豆は、どんなふうに姿をかえるのか、ユニークなキャラクターと一緒に学べます。
日本人が昔から慣れ親しんでいる大豆と大豆製品を知る1冊です。
『豆乳でいいんだ』 小松 友子(こまつ ゆうこ)/著 イカロス出版 2024年発行
牛乳が飲めない、牛乳は摂りたくない。そんな人でも、クリームたっぷりスイーツをあきらめなくて大丈夫!ふわふわホイップクリームも、濃厚クリームチーズも、生クリームや牛乳を使わず「豆乳で」作れるのです!さらに、すべてのレシピで小麦粉ではなく米粉を使用!YouTubeチャンネル登録者数18万人超え 「料理教室のBonちゃん」で人気の料理家Bonちゃん先生が、YouTubeでもバズった豆乳ホイップクリーム&クリームチーズの作り方と、それらを使ったさまざまなスイーツレシピをご紹介します。からだを気づかう人でも日々に取り入れやすいスイーツの数々はもちろん味だって妥協なし!「これが豆乳?」と驚くこと間違いなしです。
『かんたん楽しい手づくり本 3』 水野 真帆(みずの まほ)/作 岩崎書店 2012年発行
絵本や読みもの、教科書、マンガなど身のまわりにはたくさんの本があります。家や学校にある身近な材料と道具で、手づくり本を手軽につくってみましょう。形がきれいで持ちやすく、ひらきやすいハードカバーの本や、手のひらにのる小さな本「豆本」のつくり方を紹介します。本に関する豆知識や用語も掲載されています。

最後は、佐々木達司(ささきたつじ)さん・村田良子(むらたよしこ)さん再話の『よんであげたい青森のむかし話』より外ヶ浜町の昔話「手まめ足まめ」を紹介します。

むがし、ある人が、〈なんとが金持ぢになりたい。〉と考えだど。
神様に、「お金を貯めるには、どうしたらよがべ。」って聞いだど。そうしたら、神様は、「四十八種(しじゅうやいろ)豆を持ってこい。」って言ったんだど。
さっそく、豆を集めだど。小豆・いんげん豆・うずら豆・えんどう豆・ささげ豆・そら豆・おたふく豆・きんとき豆・大豆…ってあっちこっち探して歩いたけど、みんな足しても四十六種(しじゅうろくいろ)しかながったど。
そこで神様のどごろさ行って、「なんぼ集めても二種(ふたいろ)足りない。」って言ったら、神様は、「手まめ・足まめが入っているが。」って聞いだど。手と足にまめ(たこ)ができるほど働がなければ、お金はたまらないもんだど。とっちばれコ。

 

1月21日(火曜日)放送内容

最初は、現在行っている展示についてお話します。

あおもり冬の読書週間「県内図書館等一斉展示」

「あおもり冬の読書週間」は読書で心温まる青森の冬を過ごしてもらおうと、青森県読書推進運動協議会が毎年独自に実施している読書週間です。昨年度に引き続き今年度も県内全市町村の図書館等で「ウチの推し本」を共通テーマに一斉展示を行っています。当館は、青森県内が歓喜に沸いた尊富士関の新入幕優勝や、昨年の夏に能町みね子さんと浪岡出身で相撲史研究家の今靖行さんを当館にお迎えして「大相撲爆笑トークショー」を実施したことから、「相撲」をテーマに展示をします。場所は市立図書館1階ロビーとなっており、期間は2月19日(水曜日)までです。展示内容は、相撲に関する一般書や児童書、五所川原市や青森県内出身力士に関する資料、新聞記事を展示しています。トークショーでお世話になった今さんより、歴代横綱の錦絵、尊富士や大の里などのサイン色紙、呼出しが土俵の進行に合わせて打つ「拍子木(ひょうしぎ)」などをお借りして展示しています。拍子木は、直接手に取って打つことができます。打つ時は当てるほうを七分、受けるほうを三分の力で打つといい音が出るそうですよ。ぜひ、この機会に体験してみてください。

続いて新コーナーについてお話します。

新コーナー「いきいきとした生活を送るためにいまできること」

市立図書館一般室に「いきいきとした生活を送るためにいまできること」と題して、終活、頭・体の体操、セカンドライフなどの本を集めたコーナーを設けました。このコーナーは、シニア世代だけではなくこれから定年を迎える方、家族、若い人なども対象としています。「自分はまだ大丈夫」、「その時がきたら考える」では遅いかもしれません。いまできることをみんなで話し合っておきましょう。コーナーに置いている本を紹介します。

『実家の空き家問題を解決する!』  主婦の友社 2022年発行

売るか、貸すか、住むか。処分に困る親の家、土地、相続問題を具体例とともにわかりやすく解説しています。空き家の増加は全国で社会問題化しています。誰も住まない実家はまさに「負動産」。誰もが直面する「実家の片づけ」問題について、12の具体例とともに関連する法律、相続問題までわかりやすく解説します。

『おひとりさま<老後生活>安心便利帳』 扶桑社 2023年発行

お金、健康、介護、相続、葬儀。ひとりで暮らす高齢者のため、よりよい生活や終活のためにどのような手続きがあり、何をすべきか徹底詳説します。「老後に向けて、何から始めればいいかわからない」という方も、高齢の親と離れて暮らす方も、本書を参考にして、老後生活を安心して過ごしましょう。

『70・80・90歳の“若返り”筋トレ』 NHK出版 2021年発行

筋肉の量は何もしないでいるとどんどん減り、70歳代になると、若いころの半分ぐらいになってしまいます。ただし筋肉は、体の中で唯一「何歳になっても増やすことのできる器官」。70歳代でも、80歳代でも、90歳代でも、筋トレを行うと筋肉を増やせることが研究でも証明されています。そして筋トレを習慣にして、筋肉量を維持している人は、さまざまな健康によい若返り効果が得られるのです。高齢者が無理なく行え、筋肉量を維持できる、12の筋トレをわかりやすく紹介します。

『トラブルを未然に防ぐ行政書士が教える墓じまい・改葬の進め方』 大塚 博幸/著 税務経理協会2024年発行

墓じまいを行うには、マナーやルールをきちんと確認することが大切です。お墓の手続きに関わってきた行政書士が、墓じまい・改葬の実務、改葬先のお墓の種類、トラブル事例などを具体的に解説します。

 

1月14日(火曜日)放送内容

今日は現在行っている展示とおはなし会についてお話します。

あおもり冬の読書週間「県内図書館等一斉展示」

「あおもり冬の読書週間」は読書で心温まる青森の冬を過ごしてもらおうと、青森県読書推進運動協議会が毎年独自に実施している読書週間です。昨年度に引き続き今年度も県内全市町村の図書館等で「ウチの推し本」を共通テーマに一斉展示を行っています。当館は、青森県内が歓喜に沸いた尊富士関の新入幕優勝や、昨年の夏に能町みね子さんと浪岡出身で相撲史研究家の今靖行さんを当館にお迎えして「大相撲爆笑トークショー」を実施したことから、「相撲」をテーマに展示をします。場所は市立図書館1階ロビーとなっており、期間は2月19日(水曜日)までです。展示内容は、相撲に関する一般書や児童書、五所川原市や青森県内出身力士に関する資料、新聞記事を展示しています。トークショーでお世話になった今さんより、呼出しが座るイスや「不戦勝」とかかれた幕など貴重なものもお借りして展示しています。相撲好きな人はもちろん、子どもたちも楽しめる展示となっておりますので、ぜひご来館ください。

展示「五所川原小学校6年生【推しの本】」

10月17日(木曜日)に当館司書が五所川原小学校6年生国語の授業「公共図書館を活用しよう」のゲストティーチャーとし授業をしてきました。一人に一台ずつ配布されているタブレットを使い、電子申請を活用した貸出券の申込みや検索と予約の方法を学びました。児童たちは、自分が読みたい本を検索する際に、どの言葉で検索すれば確実に本にたどり着けるのかを知り、「図書館をもっと使っていきたい」と話していました。事後学習として、授業で予約した本のうちお気に入りの本のおすすめポイントを紹介するポップ作りをしました。そのポップをお借りして2月9日(日曜日)まで市立図書館1階ロビーにて展示をしています。紹介文と一緒に描いてある絵にもぜひ注目してください。展示しているポップをいくつか紹介します。

『本当にうまい「鮨」の食い方』 アントレックス 2016年発行

鮨が食べたくなる本!この本には、全100種の鮨ダネの解説&写真が載っています。あなたの食べたい鮨か見つかること間違いなし!!ぜひお手に取ってみてください!!

『イチロー 努力の天才バッター』 高原 寿夫(たかはら としお)/著 旺文社 2000年発行

努力、苦難を乗り越えて~イチロープロへの道筋~

イチローの努力、何度もつまずいた苦難をつづったこの本。イチローの決して諦めない心が伝わります。野球好き以外にもぜひ読んでほしい勇気の出る一冊です。

『スラムダンク31巻』 井上 雄彦(いのうえ たけひこ)/著 集英社 1996年発行

読んで熱くなれ!この物語は弱小校の湘北高校が高校バスケ界最強の山王工業高校に勝つ話だ。自分が一番熱くなったのは残り1秒の時、桜木花道のブザービーター2Pシュートで、勝った場面。ぜひ、このスラムダンク31巻を読んで熱くなり、スラムダンクを好きになりましょう。

『スタジオジブリの生きものがいっぱい』 徳間書店 2016年発行

ドゥオ ドゥオ ヴォロ~!

今、目をつけましたね!これは有名なシーンであるメイがトトロに名前を聞くシーン。この鳴き声で「トトロ」になりました。この本は、そんなジブリの生きものを紹介する本です。ジブリ好きはぜひ見てね。

続いておはなし会についてです。

1月18日(土曜日)「五所川原おはなし“ぽぽんた”のおはなし会」

午後1時30分から1時間くらい、市立図書館2階おはなしの部屋で「五所川原おはなし“ぽぽんた”」のおはなし会があります。年長さんから小学生向けのおはなし会で、月ごとにテーマを決めて、そのテーマについてのお話をしたり、クイズをしたりします。今月のテーマは「チョコレート」です。どんなお話が聞けるかはお楽しみに!お話のほかに簡単な工作をする「作ってあそぼうコーナー」もありますので、いっしょに楽しく作りましょう。ぜひお友達やお家の方と一緒に遊びにきてください。申し込みは必要ありません。

 

1月7日(火曜日)放送内容

新年明けましておめでとうございます。今年も図書館や本についての情報をたくさんお届けしていきます。2025年最初の図書館からのお知らせは、今月の展示、おはなし会についてです。
あおもり冬の読書週間「県内図書館等一斉展示」
「あおもり冬の読書週間」は読書で心温まる青森の冬を過ごしてもらおうと、青森県読書推進運動協議会が毎年独自に実施している読書週間です。昨年度に引き続き今年度も県内全市町村の図書館等で「ウチの推し本」を共通テーマに一斉展示を行います。当館は、青森県内が歓喜に沸いた尊富士関の新入幕優勝や、昨年の夏に能町みね子さんと浪岡出身で相撲史研究家の今靖行さんを当館にお迎えして「大相撲爆笑トークショー」を実施したことから、「相撲」をテーマに展示をします。場所は市立図書館1階ロビーとなっており、期間は2月19日(水曜日)までです。展示内容は、相撲に関する一般書や児童書、五所川原市や青森県内出身力士に関する資料、新聞記事を展示します。トークショーでお世話になった今さんより、「拍子木」やまわしの前につける「さがり」など貴重なものもお借りして展示しています。相撲好きな人はもちろん、子どもたちも楽しめる展示となっておりますので、ぜひご来館ください。展示している中からおすすめの本を紹介します。
『おれ、よびだしになる』 中川 ひろたか/文 アリス館 2019年発行
小さい頃から相撲が好きで、いつもテレビで相撲を見ていた男の子。彼が憧れたのは、お相撲さんではなくて「呼出しさん」。扇子をサッと広げて、お相撲さんの名前をよく通る声で呼びあげる。めちゃめちゃかっこいい。誕生日に連れて行ってもらった大相撲で、呼出しさんに朝稽古に誘われて…大相撲の世界にとびこんだ少年の成長を描いた絵本です。
『知れば知るほどお相撲ことば』 ベースボール・マガジン社 2020年発行
相撲にまつわる日常でも使えることばがまるわかり!
いなす、うっちゃる、待ったなし、仕切り直し…これらはみんな相撲が語源だったのです!現在、私たちが日常で使っている言葉には相撲から生まれた言葉がたくさんあります。この本では、そんな相撲に由来する言葉を中心に、相撲界だけで使われる専門用語や俗語も含めて、楽しいイラストとともに紹介します。知れば知るほどおもしろい相撲の世界を言葉の窓からのぞいてみましょう。
『知れば知るほど行司・呼出し・床山』 ベースボール・マガジン社 2019年発行
「裏方」と呼ばれがちな行司・呼出し・床山は、大相撲を支える縁の下の力持ちであると同時に、実は大相撲になくてはならないもうひとつの花形です。本書では伝統文化を支えるこの三職の成り立ちや装束、仕事について、歴史をひも解きながら詳しく紹介しています。この一冊を通して、知れば知るほど楽しい大相撲の世界を行司・呼出し・床山の視点から新たに発見してみてください。
行司・呼出し・床山になった人の中には青森県出身もいますので、力士以外にも注目して大相撲を観戦してみてください。相撲史研究家の今さんの息子である弘行さんは、弘前市出身の若の里が親方である西岩部屋の呼出しとして活躍しています。
すてっぷ広場ブックトーク
市立図書館2階「対面朗読&おはなしのへや」でNPO法人子どもネットワーク・すてっぷさんによる「すてっぷ広場」が毎週火曜日・水曜日・毎月第1日曜日10時から15時まで開催されています。利用料金はかかりません。明日の11時頃からは、図書館司書がテーマを決めて赤ちゃん絵本や保護者の方におすすめしたい本を紹介するブックトークを行います。ぜひお気軽にご参加ください。
1月18日(土曜日)「五所川原おはなし“ぽぽんた”のおはなし会」
午後1時30分から1時間くらい、市立図書館2階おはなしの部屋で「五所川原おはなし“ぽぽんた”」のおはなし会があります。年長さんから小学生向けのおはなし会で、月ごとにテーマを決めて、そのテーマについてのお話をしたり、クイズをしたりします。今月のテーマは「チョコレート」です。どんなお話が聞けるかはお楽しみに!お話のほかに簡単な工作をする「作ってあそぼうコーナー」もありますので、いっしょに楽しく作りましょう。ぜひお友達やお家の方と一緒に遊びにきてください。申し込みは必要ありません。