令和6年5月放送分

5月28日(火曜日)放送内容

6月4日から10日は歯と口の健康週間です。この週間は、歯と口の健康に関する正しい知識を普及啓発するとともに、歯科疾患の予防に関する適切な習慣の定着を図り、早期発見・早期治療等を徹底することにより歯の寿命を延ばし、国民の健康の保持増進に寄与することを目的として、厚生労働省、文部科学省、日本歯科医師会、日本学校歯科医会が実施している週間です。日本歯科医師会のサイトによれば、1928年(昭和3年)に日本歯科医師会が「6(む)4(し)」にちなんで6月4日に「虫歯予防デー」を実施したことが始まりのようです。今日は歯と口の健康習慣におすすめしたい本を紹介します。

『はみがきなぞなぞ:むしばをふせごう!』 平田昌広/さく オカダケイコ/え あかね書房 2023年発行

なぞなぞを研究している博士のもとに、抜けたばかりの歯、にゅうしちゃんが訪ねてきました。これから大人の歯が生えてくる女の子、キラリちゃんのお口がちょっと心配なのです。さあ、博士の出番。キラリちゃんといっしょになぞなぞに答えながら、楽しく歯や歯みがきについて考えてみましょう!ひとりで歯みがきができるようになった子や、生えかわり時期の子におすすめしたい絵本です。

『にゅうしちゃん』 minchi/さく・え 岩崎書店 2018年発行

“おーちゃんのおうちににゅうしちゃんがやってきました”

最初の歯のお友だち、それが「にゅうしちゃん」です。子育て経験者にあるあるすぎる!と大反響の絵本『いっさいはん』のminchiさんによる乳歯のおはなしです。おいしいものを食べたあと、にゅうしちゃんをキレイにしないとどうなるの?絵本を読みながら、歯のこと、歯みがきの大切さなども教えてくれる絵本です。

『むしばいっかのおひっこし』 にしもとやすこ/作・絵 講談社 2009年発行

虫歯のヒミツ、知りたくない?「むしばいっか」はお父さんとお母さん、お兄ちゃんと妹の4人家族。でも、いっかは「はみがき」のせいで食べものがなく、毎日おなかを空かせていました。お父さんは、家族の命を守るため、甘いものがいっぱいの素敵な家に引っ越したのですが…!?「虫歯ってどうしてできるの?」という疑問をユーモアたっぷりに描いた絵本です。

歯医者が教える歯のQ&A大全:虫歯・矯正・歯磨き・セラミック・インプラント・ホワイトニング』 小谷航/著 クロスメディア・パブリッシング 2021年発行

しっかり歯磨きをしているのにどうして虫歯になるの?歯を磨いていたら血が出るのはなぜ?どんな歯ブラシを使うといいの?身近な歯の疑問や、口臭、矯正など、歯や口にまつわる疑問などについてQ&A方式でイラストを交えて解説します。

『写真でわかる子どもの矯正治療ガイド:お子さんの口の中,こうなっていませんか?』 石川基/著 医歯薬出版 2020年発行

大人の歯が生えてこない、前歯が1本飛び出ている…。治療は必要?いつから始めればいいの?子どもの健やかな成長と発育には、適切な時期に必要な治療を行うことが大切。お子さんの歯が気になる親御さんに、歯並びや生え替わりの問題、その治療についてわかりやすく伝えます。

『歯(ものと人間の文化史177)』 大野粛英/著 法政大学出版局 2016年発行

人間の歴史は歯の悩みとともにあった。公家も将軍も文豪もそのつらさをこぼしています。そのため陰陽師の祈祷から口中医や入れ歯師の処置、明治期に入ってきた西洋技術など、歯科医学は進化し続けてきました。歯科医ならではの視点で、江戸の歯みがき事情やお歯黒のこだわり、文学など、歯にまつわる文化の歴史を多角的に紹介します。

 

5月21日(火曜日)放送内容

今日は図書館が行っている学校図書館支援や連携についてお話しします。

市立図書館では子どもたちの読書活動を推進するために学校図書館支援などを行っています。子どもたちの学びを豊かにするサポートができるような学校図書館を目指して、当館司書が定期的に市内の全小中学校を訪問して、蔵書の更新・整理のお手伝いや授業に使用する本の配本、図書館の利用指導などを行っています。また学校で子どもたちが制作したおすすめ本のポップなどをお借りして図書館で展示、逆に図書館の所蔵資料を紹介する展示を学校でしたり、先生方の研修会に参加したりするなど、相互に協力し合っています。

 

先週、5月14日には、今年度最初となる「小学校第一学年貸出促進事業『図書館1年生』」をいずみ小学校で行いました。「小学校第一学年貸出促進事業『図書館1年生』」は授業時間を1コマ分ちょうだいし、小学校1年生に学校図書館の使い方や本の並び方などを教えるというものです。小学校に入ってはじめて図書館という場所に出会い、お家での読書のほかに、はじめて読書をする場所ができるため、最初の段階で基本をしっかりと知っておいてほしいという思いで1年生を対象に行っています。

授業内容は大きく3つです。1つ目は、図書室や図書館の本の背にある3段のシールは「本のおうち」を表していること、2つ目は、そのシールの1段目にある3桁の数字は本の内容を表していること、3つ目は本棚の本の並び方にはきまりがあることです。1年生には少し難しい内容なのですが、できるだけわかりやすいように、紙芝居を使ったり、クイズをしたりするなど、試行錯誤しています。

本の仲間分けのルールは日本全国の多くの図書館で採用しています。これからの学校生活で気になったことや疑問を解決するヒントを見つけられるだけでなく、将来五所川原、青森を飛び出しても役に立つ知識です。少しでも覚えておいてもらえたらうれしいなと思います。

おはなしの本を読むことだけが読書ではありません。昆虫や料理、ゲーム、スポーツについての本などもあります。これらの本を読むことも素敵な「読書」です。文字の本だけでなく、図鑑から情報を得ることも「読書」です。この授業をとおして自分の好きな本がどこにあるのか自分で見つけられるようになったら読書もより楽しくなると思っています。今後、ほかの学校でも実施する予定ですので、楽しみにしていてください!

 

「図書館1年生」以外にも、施設見学・職場体験の受け入れや、図書委員への利用指導、市立図書館の本を借りる体験ができる移動図書館を学校からの希望で実施する予定です。市立図書館で行っている学校への支援についてもっと詳しく知りたいという方は、図書館ホームページに「学校支援」というページがあるのでご覧ください。学校支援以外にも子どもたちの読書活動を推進するために、今年で9年目を迎える五所川原市子ども司書養成講座やイベントを企画中です。図書館の活動の様子やイベントの案内などはこの「図書館インフォメーション」のほかに広報やホームページ、Facebookなどで随時発信しています。ぜひチェックをお願いいたします。

 

5月14日(火曜日)放送内容

皆さんは日頃、小さい文字を読むのはたいへん、行を飛ばして読んでしまう、文字は読めるのにうまく意味を理解できないなど、「読み」についてお悩みのことはありませんか。今日は図書館のバリアフリーサービスの中から、通常の図書での読書が難しい方も楽しめる様々な資料についてご案内します。

図書館のバリアフリーサービス 様々な資料編

大活字本(だいかつじぼん)

「大活字本」は大きい文字を使った本のことです。ゴシック体という字体で書かれたものもあり、明朝体は苦手だという方にもおすすめです。小さな文字が読みにくい高齢の方にも好評です。大活字本はどなたでもご利用できます。現在1,600冊以上の大活字本を所蔵しており、市立図書館1階一般室の中にあります。最新の一覧は図書館ホームページの資料を探す〉資料検索〉テーマ別検索〉大活字本から見ることができます。

音楽CD・朗読CD

耳から楽しみたい方にはCDがあります。文学作品の朗読、落語、音楽などのCDがあります。どなたでもご利用できます。1人2本まで借りることができます。ロビーの青森県立図書館の本がある棚のとなりにあります。

点字つき絵本、さわる絵本

「点字つき絵本」は点字だけでなく、絵の部分も触れるようになっている隆起印刷を施してある絵本です。「さわる絵本」はふわふわやザラザラ、デコボコなど、触覚で楽しめる加工がされた絵本です。障がいの有無に関わらずいっしょに楽しめるようにという思いで作られています。どなたでも借りることができます。

録音図書(デイジー図書)

「録音図書(デイジー図書)」は活字を読むのが難しい方のための資料で、専用機器、パソコン、携帯音楽プレーヤーで聞くことができます。バリアフリーサービス利用登録が必要です。

マルチメディアデイジー図書

「マルチメディアデイジー図書」はパソコン等で音声を聞きながら、絵や文字を見ることができる資料です。文字の大きさや背景の色、文字を読み上げるスピードなどが変えられます。視覚障がいや学習障がい、知的障がい、精神障がいの方に有効であることが国際的に広く認められています。また手指がうまく動かせずページをめくるのが難しいという方も楽に読むことができます。再生するには、専用のソフトが必要な場合もあります。バリアフリーサービス利用登録者のみ利用できます。使ってみたい方のために体験できるパソコンを用意しています。体験はどなたでも自由にできます。

LLブック

LLは「やさしく読める」という意味のスウェーデン語の略語で、LLブックは誰もが読書を楽しめるように作られた「やさしく読みやすい本」のことです。難しい漢字を使用しない、長い文にしない、内容理解を助けるピクトグラムを使用するなど、日本語が得意ではない方や、知的障がいのある方をはじめとした一般的な情報提供では理解が難しいさまざまな方にとっても読みやすいように作られていますどなたでも借りることができます。

布の絵本

「布の絵本」は様々な障がいのある子どものために作られています。ボタン等のしかけもあり、指先の訓練になるという効果もあります。ご利用いただけるのは、市内在住・在学中の障がいのあるお子さんや、障がいのあるお子さんのいる市内の団体、特別支援学級などです。

 

そのほか、点字や手話についての本や障がいを理解するための本もバリアフリーコーナーにあり、どなたでもご利用できます。館内には資料以外にも読書をサポートする機器類もあります。バリアフリーサービスの利用案内や関連するチラシなども置いているので、興味のある方はお持ち帰りください。

 

5月7日(火曜日)放送内容

今日は今月の展示、おはなし会についてと季節の本の紹介です。

展示「KANAGI」

5月15日(水曜日)まで、市立図書館1階ロビーと一般室「五所川原の今を知る」コーナーにて、津軽三味線全日本金木大会などのイベントや、110年ぶりの快挙を成し遂げた尊富士をはじめとした金木町出身の有名人を紹介するほか、金木分館の所蔵資料を展示・貸出しています。

展示「図書館振興の月」

5月17日(金曜日)から6月16日(日曜日)まで、市立図書館1階ロビーにて行います。5月は図書館振興の月です。新緑を背景に、図書館員が連帯しながら、社会との結びつきを強め、アイディアを出し合い、図書館振興のプログラムを進めようとするものです。そこで、図書館をもっと多くの方に使っていただくために、貸出だけではない様々なサービスや特色ある資料を紹介します。

展示「司書のおすすめ24」

4月23日から5月12日はこどもの読書週間です。今年のテーマは「ひらいてワクワク めくってドキドキ」です。市立図書館児童室にて、図書館司書がおすすめしたい24冊の児童書を紹介しています。絵本、読み物、知識の本、郷土の本など多種多様です。様々な本を開いて、たくさんのドキドキを集めてみてください。

5月8日(水曜日) すてっぷ広場ブックトーク

市立図書館2階「対面朗読&おはなしのへや」でNPO法人子どもネットワーク・すてっぷさんによる「すてっぷ広場」が毎週火曜日・水曜日・毎月第1日曜日の10時から15時まで開催されています。「すてっぷ広場」は市の地域子育て支援拠点事業の一環として、子育て中のお父さん・お母さんと主に乳幼児などの子どもたちが、いつでも気軽に参加でき、うち解けた雰囲気の中で交流する場を提供することを目的として開催されています。利用料金はかかりません。毎月第1日曜日に行っていたブックトークですが、今月から毎月第2水曜日に変更になりました。今月は明日です。図書館司書が毎月テーマを決めて赤ちゃん絵本や知識の本、保護者の方におすすめしたい本を紹介しています。ぜひお気軽にご参加ください。

5月18日(土曜日)「五所川原おはなし“ぽぽんた”のおはなし会」

午後1時30分から1時間くらい、市立図書館2階おはなしの部屋で「五所川原おはなし“ぽぽんた”」のおはなし会があります。年長さんから小学生向けのおはなし会で、月ごとにテーマを決めて、そのテーマについてのお話をしたり、クイズをしたりします。今月のテーマは「うんどう会」です。どんなお話が聞けるかはお楽しみに!4月から簡単な工作をする「作ってあそぼうコーナー」ができました。いっしょに楽しく作りましょう。ぜひお友達やお家の方と一緒に遊びにきてください。申し込みは必要ありません。

 

5月12日は母の日です。日頃の感謝の気持ちを伝える日で、赤いカーネーションを贈るのが定番です。母の日にプレゼントしたい枯れないカーネーションの作り方の本を紹介します。

『すてきにハンドメイド 2023年5月号』 NHK出版 2023年発行

NHKで放送中の手作りの楽しさを伝える番組の公式テキストです。花の特集をした2023年5月号で手編みで作るカーネーションが紹介されています。

『1年中楽しめる花の折り紙』 山口真/著 日本ヴォーグ社 2018年発行

紙のカーネーションの作り方が紹介されています。ほかにもバラやユリ、紫陽花など45の季節を彩る花をていねいな折り図で詳説。ブーケやコサージュなどのアイテム・アレンジも紹介されています。

 

最後に休館日のお知らせです。今日は火曜日ですが、市立図書館は休館日となっております。本を返却したい方は返却ポストをご利用ください。ほかの図書館から借りた本や壊れやすいCDなどは直接、カウンターに返却をお願いします。金木分館・市浦分館は通常通り開館しておりますので、どうぞご利用ください。