令和6年11月放送分

11月26日(火曜日)放送内容

青森県でもようやく雪が降り、とうとう冬がやってきました。子どもたちは、雪が待ち遠しかったと思いますが、大人のみなさんは冬は寒いし雪かきが面倒で嫌だな~と思う方が多いのではないでしょうか。そこで、今日は大人も冬が楽しくなる本を紹介します。
『あいたいなシマエナガ』 山本 光一(やまもと こういち)/写真・映像 世界文化ワンダーグループ 2023年発行
細い枝の上に、白くてまあるいモッフモフ。小さなクチバシの上のつぶらな瞳が、キョトンとこちらを見つめています。雪の妖精? ぬいぐるみ? いえいえ、これがシマエナガ! こんな生き物がほんとにいるのかと、疑いたくなるほどの愛らしさです。つららとなって垂れる樹液を飲む様子や、片足で枝にぶら下りながら、もう一方の足で小さな木の実をつかんでついばむ様子など、シマエナガの伝道師山本光一さんの美しい写真で、その生態を伝える写真絵本です。
『“逆引き”温泉事典』 イカロス出版 2024年発行
日本人が愛してやまない温泉。2万8千近くもある源泉に含まれる溶存物質の成分や分量、その泉温や泉色はすべて異なり、厳密に言えば一つとして同じ温泉はありません。同じ温泉地でも、源泉が変われば、その泉質はまったく異なるのです。日本列島のいたるところで休みなく湧き出る温泉は、私たちに与えられた地球の恵みであります。本書を通じて様々な泉質の温泉を知り、その時々の心身のコンディションに合わせて泉質をセレクトして、それぞれの温泉が持つ個性を楽しみませんか。
『酔わせる映画』 月永 理絵(つきなが りえ)/著 春陽堂書店 2024年発行
寒い冬には、お家にこもって映画鑑賞はいかがでしょうか。青森県出身の人気映画ライターで新聞、雑誌、WEBメディアで映画評やコラムを連載している月永さんが、新たな角度で映画を語ります!「酒と食をめぐる、五感に響く映画コラム集」では、何かを飲まず・食べずにはいられない、キッチンに駆け込みたくなる映画を集めました。 小津安二郎(おず やすじろう)『晩春』から『セックス・アンド・ザ・シティ』まで、新旧国内外の作品200本が掲載されています。索引も付いています。
「みかんアート」 笹川 勇/著 主婦の友社 2020年発行
冬といったらみかんも必須ですね!そんなみかんをただ食べるだけではなく、みかんで楽しい&おいしい作品を作ってみませんか?みかんで作る動物や小物、食べ物、スポーツなどのモチーフ、どこかシュールで笑える作品は、子どもから大人まで楽しめます!おうちごもりの毎日が楽しくなる、みかんアートを家族や友だちとやると盛り上がること間違いなしです。竹串やはさみなど身近な道具で作れます。作品は4段階のレベル別に掲載しています。
『ゆきのひのアイスクリーム』 片山 令子(かたやま れいこ)/作  福音館書店 2016年発行
雪の日の朝、ふゆちゃんはアイスクリームを作ることにしました。空き缶にお砂糖、牛乳、卵を混ぜて、冷たい雪に埋めたまま揺らすのです。すると雪だるまと雪うさぎがやってきてアイスクリーム作りに加わりました。雪だるまのおなかに缶をいれて、みんなで跳ねたり、走ったり。最後は、雪のうえをごろんごろんと転がって、ようやくおいしいアイスクリームができました。寒い日にあったかい部屋で食べるアイスクリームは格別です。この絵本を読んだら、アイスクリームを食べずにはいられませんよ。
次は展示についてです。
展示「津軽鉄道十二景展」
11月30日(土曜日)まで市立図書館1階ロビーにて、櫻庭利弘さんの絵画を展示しています。津軽鉄道の駅に足を運んで駅舎を描いた12点の作品です。6月には、東奥日報で「津軽駅十二景」として連載されましたので、紙面でみなさん目にしたことがあるかと思います。これまでに、金木町の「駅舎」、中泊町博物館、津軽鉄道車内等でも展示されました。今回の図書館での展示は、「公開講座 奥津軽」の角田代表からお声がけいただいたことで決まりました。まだご覧になっていない方も、もうご覧になった方も、素晴らしい原画をぜひ見に来ていただければと思います。櫻庭さんの著書も、あわせて紹介しています。小学校教員時代の話を書いた『デモシカ先生回想記 全3巻』、『櫻庭利弘 画文集』『私の教育日誌 全2巻』等があります。

 

 

11月19日(火曜日)放送内容

今日は展示について紹介します。

展示「津軽鉄道十二景展」

11月30日(土曜日)まで市立図書館1階ロビーにて、櫻庭利弘さんの絵画を展示しています。津軽鉄道の駅に足を運んで駅舎を描いた12点の作品です。6月には、東奥日報で「津軽駅十二景」として連載されましたので、紙面でみなさん目にしたことがあるかと思います。これまでに、金木町の「駅舎」、中泊町博物館、津軽鉄道車内等でも展示されました。今回の図書館での展示は、「公開講座 奥津軽」の角田代表からお声がけいただいたことで決まりました。まだご覧になっていない方も、もうご覧になった方も、素晴らしい原画をぜひ見に来ていただければと思います。櫻庭さんの著書も、あわせて紹介しています。小学校教員時代の話を書いた『デモシカ先生回想記 全3巻』、『櫻庭利弘 画文集』『私の教育日誌 全2巻』等があります。

展示「五所川原の今を知る」

市立図書館一般室「五所川原の今を知る」コーナーでは、生活、防災、観光、文化施設などに関する現在の情報を発信する展示やパンフレット・ちらしを配布しています。現在行っている展示は、今年の夏に行われた大相撲トークショーイベントでゲストとして来てくださった能町みね子さんです。能町さんは、北海道生まれ茨城県育ちで、文筆、イラスト、さらには好角家として知られており、ラジオやテレビでも活躍しています。先月、能町さんの新刊本「ショッピン・イン・アオモリ」が出版され、その時の新聞記事と能町さんの作品を一緒に展示しています。展示している能町さんの作品をいくつか紹介します。

『ショッピン・イン・アオモリ』 東奥日報社 2024年発行

青森が気に入りすぎて、青森と東京の2拠点生活を送る能町さんの「買い物」から見たディープアオモリ探訪記です。青森という“異文化”を面白がる著者が独自の切り口で綴った、東奥日報の人気連載が書籍化されました。「不便なはずなのに…能町さん最強ッスね!」と、大相撲110年ぶり新入幕優勝を果たした尊富士関が帯で紹介をしています。ふるさと青森県の名品・珍品はもちろんのこと、一見どこにでもあるモノでも能町さんが書くと途端に面白みが増す買い物エッセーです。

『言葉尻とらえ隊』 文藝春秋 2014年発行

ニュースやCM、芸能人ブログやツイッターなどで見聞きした一言から、ペットボトルのラベルや魚肉ソーセージの袋の文字まで、生活の中で目や耳にして、妙にひっかかった言葉の数々。その言葉から漂う“モヤモヤとした違和感"の正体を、能町さんが明らかします。

『ほじくりストリートビュー ザ★フューチャー』 交通新聞社 2021年発行

ストリートビューを眺めて見つけた変な地形、先がどうなっているのかわからない行き止まり、細すぎる道…そんな気になる場所に能町さんが実際に出かけ、地図の中から「ほじくる」ように実踏レポートしてきた数々のスポットをたっぷり紹介します。普通なら見過ごしてしまいそうな、日常のはざまのヘンテコな風景たちは、どこか愛おしい。未来に残っていてほしい。何気なく歩いている道も、能町さんの視点を借りたら新しい発見が見つかるかもしれません。これはバーチャルとリアルを行き交う、「ほじくり」散歩の入門書となるはずです。

『私以外みんな不潔』 幻冬舎 2022年発行

「勝手に他のつまらない子供に、私のなかに入ってこられるのはごめんである。」「私というのはだいたい人がさわってくるのだっていやなんです。」「遊びは何よりひとり遊び。仲がよいのは姉、そして弟。それ以上のことはない。」「私は汚いものを見たとき、何かが入ってくるような気がして反射的に口を閉じてしまう。」「帰りのバスは優しくて正しい世界へと私を連れ戻してくれる。」(本文より)

北海道から茨城に引っ越してきた、か弱くも気高い5歳の「私」の日常を描く、能町さん初の自伝的私小説です。

 

11月12日(火曜日)放送内容

今日11月12日は、日本臨床皮膚科医会が「いい(11)ひ(1)ふ(2)」という語呂合わせから「皮膚の日」に制定しました。当館にある皮膚に関連した本を紹介します。

『赤ちゃんとキッズの肌育&スキンケア』 主婦の友社 2021年発行

赤ちゃんの皮膚の厚さは大人の約半分と言われますが、日々のスキンケアですこやかな肌を持つ赤ちゃんは、肌荒れしにくく、アレルギーにもなりにくいことがわかっています。赤ちゃんの肌の意外な真実や、正しいスキンケア法のほか、季節ごとにプラスしたいケアなど、写真と図解でわかりやすく解説しています。ママやパパが心配しがちなアトピー性皮膚炎や食物アレルギー、赤ちゃんに起こりやすい肌トラブル(乳児脂漏性湿疹、あせも、おむつかぶれなど)についても、予防法を紹介しています。

『いい白髪ケア、やばい白髪ケア~頭皮がしみる、かゆいは危険信号~』 伊熊 奈美(いくま なみ)/著 小学館 2020年発行

美容院や自宅でのカラーリングの最中に、頭皮がしみる、かゆい、痛い、熱いと感じて我慢している人は要注意!ヘアカラー剤に入っている「ある成分」によって、皮膚かぶれが起きています。本書は、ヘアカラー(酸化染毛剤)の問題点を明らかにしつつ、その刺激をなるべくなくし、快適に白髪を染める方法を教えます。薄毛やふわっとした弱々しい髪に悩んでいる人も、年齢のせいではなく、使っているカラー剤が問題なのかもしれません。

『なっちゃんのほくろスイッチ』 平田 昌広(ひらた まさひろ)/文 講談社 2004年発行

いつも元気ななっちゃんは、お母さんのうなじに、ほくろを発見!ぽちっと押すと、それはパワー全開、スーパー自転車スイッチ! なっちゃんはおもしろくて、弟、お父さん、そして自分の「ほくろスイッチ」を探し始めます。みなさんの「ほくろスイッチ」はどこにありますか?

次は展示についてお話します。

展示「津軽鉄道十二景展」

11月30日(土曜日)まで市立図書館1階ロビーにて、櫻庭利弘さんの絵画を展示しています。津軽鉄道の駅に足を運んで駅舎を描いた12点の作品です。6月には、東奥日報で「津軽駅十二景」として連載されましたので、紙面でみなさん目にしたことがあるかと思います。これまでに、金木町の「駅舎」、中泊町博物館、津軽鉄道車内等でも展示されました。今回の図書館での展示は、「公開講座 奥津軽」の角田代表からお声がけいただいたことで決まりました。まだご覧になっていない方も、もうご覧になった方も、素晴らしい原画をぜひ見に来ていただければと思います。櫻庭さんの著書も、あわせて紹介しています。小学校教員時代の話を書いた『デモシカ先生回想記 全3巻』、『櫻庭利弘 画文集』『私の教育日誌 全2巻』等があります。

次は、おはなし会についてです。

11月13日(水曜日) すてっぷ広場ブックトーク

市立図書館2階「対面朗読&おはなしのへや」でNPO法人子どもネットワーク・すてっぷさんによる「すてっぷ広場」が毎週火曜日・水曜日・毎月第1日曜日の10時から15時まで開催されています。「すてっぷ広場」は市の地域子育て支援拠点事業の一環として、子育て中のお父さん・お母さんと主に乳幼児などの子どもたちが、いつでも気軽に参加でき、うち解けた雰囲気の中で交流する場を提供することを目的として開催されています。利用料金はかかりません。ブックトークは、明日11時頃から行います。図書館司書がテーマを決めて赤ちゃん絵本や保護者の方におすすめしたい本を紹介しています。ぜひお気軽にご参加ください。

11月16日(土曜日)「五所川原おはなし“ぽぽんた”のおはなし会」

午後1時30分から1時間くらい、市立図書館2階おはなしの部屋で「五所川原おはなし“ぽぽんた”」のおはなし会があります。年長さんから小学生向けのおはなし会で、月ごとにテーマを決めて、そのテーマについてのお話をしたり、クイズをしたりします。今月のテーマは「もふもふ」です。どんなお話が聞けるかはお楽しみに!お話のほかに簡単な工作をする「作ってあそぼうコーナー」もありますので、いっしょに楽しく作りましょう。ぜひお友達やお家の方と一緒に遊びにきてください。申し込みは必要ありません。

 

11月5日(火曜日)放送内容

最初に展示についてお話します。

展示「津軽鉄道十二景展」

11月30日(土曜日)まで市立図書館1階ロビーにて、櫻庭利弘さんの絵画を展示しています。津軽鉄道の駅に足を運んで駅舎を描いた12点の作品です。6月には、東奥日報で「津軽駅十二景」として連載されましたので、紙面でみなさん目にしたことがあるかと思います。これまでに、金木町の「駅舎」、中泊町博物館、津軽鉄道車内等でも展示されました。今回の図書館での展示は、「公開講座 奥津軽」の角田代表からお声がけいただいたことで決まりました。まだご覧になっていない方も、もうご覧になった方も、素晴らしい原画をぜひ見に来ていただければと思います。櫻庭さんの著書も、あわせて紹介しています。小学校教員時代の話を書いた『デモシカ先生回想記 全3巻』、『櫻庭利弘 画文集』『私の教育日誌 全2巻』等があります。

続いても展示についてです。

双子の野ねずみが主役の人気絵本シリーズ「ぐりとぐら」で知られる児童文学作家の中川李枝子(なかがわりえこ)さんが10月に亡くなりました。中川さんは、1935年に札幌市で生まれ、保育士として働いていた時に、創作活動を開始し園児をモデルに書いた『いやいやえん』で作家デビューをしました。代表作の『ぐりとぐら』は現在までに250刷、発行部数571万部のロングセラーになっています。英語や中国語、韓国語などに翻訳され、海を越えて世界中の子どもたちに親しまれています。

展示は、児童室入口にて行っております。当館にある中川さんの作品でおすすめの本を紹介します。

『そらいろのたね』 1967年発行

ゆうじが模型飛行機を飛ばしていると、きつねがやってきて「そらいろのたね」と模型飛行機を交換することになりました。そらいろのたねを植えて水をやると、なんと空色の家が生えてきたではありませんか! 空色の家はみるみるうちに大きくなり…

『くまさん くまさん』  1995年発行

「くまさん くまさん エプロン かけて くまさん くまさん おてつだい」など、「くまさん くまさん」が文頭にくる楽しいリズムにのって、くまさんはお掃除したり、お勉強したり…家事やお手伝いに奮闘し、お子さんのお手伝いへの好奇心をかきたてます。

次は、おはなし会についてです。

11月13日(水曜日) すてっぷ広場ブックトーク

市立図書館2階「対面朗読&おはなしのへや」でNPO法人子どもネットワーク・すてっぷさんによる「すてっぷ広場」が毎週火曜日・水曜日・毎月第1日曜日の10時から15時まで開催されています。「すてっぷ広場」は市の地域子育て支援拠点事業の一環として、子育て中のお父さん・お母さんと主に乳幼児などの子どもたちが、いつでも気軽に参加でき、うち解けた雰囲気の中で交流する場を提供することを目的として開催されています。利用料金はかかりません。ブックトークは、第2水曜日の11時頃から図書館司書がテーマを決めて赤ちゃん絵本や保護者の方におすすめしたい本を紹介しています。ぜひお気軽にご参加ください。

11月16日(土曜日)「五所川原おはなし“ぽぽんた”のおはなし会」

午後1時30分から1時間くらい、市立図書館2階おはなしの部屋で「五所川原おはなし“ぽぽんた”」のおはなし会があります。年長さんから小学生向けのおはなし会で、月ごとにテーマを決めて、そのテーマについてのお話をしたり、クイズをしたりします。今月のテーマは「もふもふ」です。どんなお話が聞けるかはお楽しみに!お話のほかに簡単な工作をする「作ってあそぼうコーナー」もありますので、いっしょに楽しく作りましょう。ぜひお友達やお家の方と一緒に遊びにきてください。申し込みは必要ありません。