令和4年6月放送分

6月29日(水曜日)放送内容

今日は、展示、子ども司書養成講座、小学校1年生への図書館利用指導についてです。
資料展「うちわの物語~五所川原街なか昭和20~30年代の落とし子~」
7月18日(月曜日)まで、市立図書館1階ロビーにて、五所川原市教育委員会社会教育課所蔵の昭和20から30年代に呉服屋さんや薬局で配っていた「うちわ」を展示します。あわせてその時代に五所川原で発行されていた新聞も展示します。なつかしい五所川原をどうぞお楽しみください。展示協力は、五所川原市文化財保護審議会委員の半澤紀(はんざわ おさむ)さんです。
7月1日(金曜日)から「2022年度(第7期)五所川原市子ども司書養成講座」申込受付開始!
今年度も五所川原市子ども司書養成講座を開催することが決定しました。
第7期目となる講座は、7月23日(土曜日)、26日(火曜日)から29日(金曜日)、31日(日曜日)の6日間で行います。28日(木曜日)は、むつ市立図書館へ見学に行く予定となっており、29日(金曜日)は調べ学習には欠かせない「総合百科事典ポプラディア」について、ポプラ社の方を講師に迎え、調べることの楽しさを学びます。新型コロナウイルスの感染拡大状況によっては見学の中止、内容を変更して実施する場合がありますので、予めご了承ください。申込受付期間は、7月1日(金曜日)から7月10日(日曜日)までです。
各学校から配布された申込用紙に必要事項を記入して、市立図書館または金木分館までお持ちください。今年度は定員が20名となっています!申し込みが20名になり次第、締め切りさせていただきます。昨年度受講することが出来なかったという方もぜひ申し込みをお願いします。
子ども司書になって学校やおうち、図書館で活躍してみませんか?みなさんの参加をお待ちしています。
小学校1年生への図書館利用指導「図書館1年生」を実施中!
今年度から新たにはじめた学校図書館支援事業「小学校第一学年貸出促進事業『図書館1年生』」についてご紹介します。毎月当館司書が市内全小中学校を訪問し、図書室の本の整理や、本の購入などを行っています。また、図書室には図書館と同じように、図書システムが入っているため、蔵書冊数や貸出冊数などが把握できるようになっています。その次の段階の支援を考えた時に、この事業がいいのではと話していました。なぜ小学校1年生を対象にしたのかというと、小学校に入ってはじめて図書室という場所に出会い、お家での読書のほかに、はじめて読書をする場所ができるため、少しでも最初の段階で基本をしっかりと知っておいてほしいと思ったからです。
指導内容は、図書室や図書館の本の背にある3段のシールは、「本のおうち」を表していること、そのシールの1段目にある3桁の数字は、本の内容を表していること(日本十進分類法)、本棚の本の並び方には、きまりがあることを教えています。そのあとは、くじに書かれている内容がどこの本棚にあるか自分たちで探してもらいます。すでに、市浦小学校・三輪小学校で実施しましたが、どの子もしっかり、本を探すことができていました!
読書は、小説などを読むことだけが読書ではありません。昆虫や料理、ゲーム、スポーツなども本にはあります。これらの本を読むことも立派な「読書」です。この授業をとおして自分の好きな本がどこにあるのか自分で見つけられたら読書も楽しくなると思っています!これから順次ほかの学校も実施していきますので、楽しみにしていてください!

 

6月22日(水曜日)放送内容

今日は、太宰治生誕祭と展示、郷土資料についてです。

旧金木町出身の作家太宰治の生誕日で忌日「桜桃忌」6月19日に、太宰治疎開の家「旧津島家新座敷」で太宰作品朗読会が行われました。「旧津島家新座敷」は、太宰が創作活動をした現存する唯一の居宅で、今年で築100年になります。この記念すべき年に、3年ぶりに開催された朗読会では、『薄明(はくめい)』と『朝』が朗読されました。金木分館でも太宰治コーナーにて展示「初版本複刻で読む太宰治」を今月26日(日曜日)まで行っております。展示資料は、日本近代文学館が1992年に刊行した「名著初版本複刻太宰治文学館」で、18冊あります。朗読会で朗読された「薄明」のほか、「桜桃」や「お伽草子」、「津軽」、「斜陽」などがあります。すべて館内でご覧になることができます。旧津島家新座敷や斜陽館を訪れた際には、ぜひ金木分館にもご来館ください。また、当館の蔵書検索にある「テーマ別検索」から、太宰治に関する本を調べることができますので、そちらもご覧になってみてください。

資料展「うちわの物語~五所川原街なか昭和20~30年代の落とし子~」

今日から7月18日(月曜日)まで、市立図書館1階ロビーにて、五所川原市教育委員会社会教育課所蔵の昭和20から30年代に呉服屋さんや薬局で配っていた「うちわ」を展示します。あわせてその時代に五所川原で発行されていた新聞も展示します。なつかしい五所川原をどうぞお楽しみください。展示協力は、五所川原市文化財保護審議会委員の半澤紀(はんざわ おさむ)さんです。

次は、最近入った郷土資料の紹介をします。

「奇跡に出逢う津軽33観音巡り」 横山 椎乃(よこやま しいな)/著 インプレスR&Bネクパブ・オーサーズプレス2022年3月発行

津軽三十三観音のガイドブックが最後に出版されてから30年ぶりに出版されました。各札所や御朱印所へのアクセスなどガイドブックとしての機能はもちろん、読み物としても楽しめます。津軽33観音を知りたい人にも本格的に巡礼したい人にもピッタリな1冊です。

「土から土器ができるまで」 望月昭秀(もちづき あきひで)/著 ニルソンデザイン事務所 2022年5月発行

縄文文化の根幹を担っていた土器づくり。土器や土偶や土製品がどうやって作られているかがまとめられています。小さな土製品を作る方法、現代人が作るべき土製品、中高生のワークショップの様子と作品も収録しています。前からも後ろからも読める楽しい本です。

「そらとぶこぎん 第6号」 津軽書房 2022年4月発行

青森県津軽地方の農村女性の間で受け継がれた刺し子「こぎん刺し」の魅力を発信している本です。第6号は、近年不足するこぎん刺し用の布作りに乗り出した女性たちの取り組みや、古作こぎんを数多く収集した故・石田昭子(いした あきこ)さん(旧岩木町出身)を特集しています。

「婦人公論2022年5月号」 中央公論新社 2022年4月発行

75歳で笹餅屋さんとして起業し、95歳でありながらも頑張っている金木町出身の桑田ミサオさんの対談が掲載されています。70代からの挑戦について語ってくれています。

 

6月15日(水曜日)放送内容

今日は、本の紹介・展示・おはなし会についてです。
6月19日は「父の日」です。そこで、お父さんが大活躍する本を紹介します。
『パパ、お月さまとって!』 エリック・カール/作 偕成社 1989年発行
今夜はお月さまがとても近くに見えます。お月さまと遊びたくなったモニカは、手をのばすけれど、とても届きません。そこで、言うのです。「パパ、お月さま とって!」さあ、愛する娘からこんなお願いをされたパパ。一体どうするのでしょう。子どもはワクワク、大人はちょっぴりドキドキしながらページをめくると…。
『パパのしごとはわるものです』 板橋 雅弘(いたばし・まさひろ)/作 岩崎書店 2011年5月発行
パパの仕事を調べに行くと、なんと悪者レスラーだった。正義の味方にやっつけられるパパなんて大嫌いだ。でも、試合が終わったパパは、ぼくをだっこして大切なことを話してくれて…。
『お父さんのためのバーベキューBOOK』 ネコ・パブリッシング 2018年7月発行
家族を連れてバーベキューに行こう!と思ったものの、実はバーベキューを自分で仕切るのは初めてというお父さん!そもそもバーベキューって何をすればいいの?炭はどうやって起こすの?肉はどうやったら美味しく焼けるの?やるのはいつもの焼き肉でいいの?などなど、バーベキューをご自身で仕切ろうと思うと、不安になる事ばかりです。この本はそういう方、特にお父さんのために作られました。バーベキューの基礎から、盛り上がる料理まで。家族や仲間とバーベキューを楽しみたいお父さんに向けて、初めてバーベキューをする時に必要な知識とハウツーを、写真と文章でわかりやすく紹介します。
『やせいのパパ』 フィリップ バンティング/作 化学同人 2022年4月発行
ママが産んだ卵を、パパがお腹の「育児嚢(いくじのう)」という袋の中で育てるタツノオトシゴ。子どもたちにたべものを運ぶアメリカワシミミズクのパパ…。ホッキョクグマに、フラミンゴ、ハクチョウなど16種のパパが登場します。かしこく、たくましく育ってほしいから、パパは毎日おおいそがし! 野生動物の驚きに満ちた子育て方法を、ユーモラスに描きます。
『プロから学ぶ修理ずかん』 フレーベル館 2020年12月発行
自分の大好きなモノやよく使うモノが、壊れたり、動かなくなったり、使い勝手がわるくなったりしたら、捨てる前に、まずお父さんに修理をお願いしてみましょう。「本のページがやぶれたら」「コップの持ち手がとれたら」など、生活のなかでアクシデントがおきやすいものの修理方法を絵でわかりやすく説明します。この本は全部で3巻あります。お父さんたち、頑張って直してください!
資料展「うちわの物語~五所川原街なか昭和20~30年代の落とし子~」
6月22日(水曜日)から7月18日(月曜日)まで、市立図書館1階ロビーにて、五所川原市教育委員会社会教育課所蔵の昭和20から30年代に呉服屋さんや薬局で配っていた「うちわ」を展示します。あわせてその時代に五所川原で発行されていた新聞も展示します。なつかしい五所川原をどうぞお楽しみください。展示協力は、五所川原市文化財保護審議会委員の半澤紀(はんざわ おさむ)さんです。
6月18日(土曜日)「五所川原おはなし“ぽぽんた”のおはなし会」
午後1時30分から1時間くらい、市立図書館2階おはなしの部屋で「五所川原おはなし“ぽぽんた”」のおはなし会があります。年長さんから小学生向けのおはなし会で、月ごとにテーマを決めて、そのテーマについてのお話をしたり、クイズをしたりします。6月のテーマは「草・花」です。
 

6月8日(水曜日)放送内容

今日は、本の紹介・展示についてです。

田植えもあっという間に終わり、夜になるとカエルの鳴き声が聞こえてきますね。

そこで、カエルの本を紹介します。

『ぴょんぴょんカエル』 エムディエヌコーポレーション 2021年5月発行

自慢の脚で高く飛ぶよ。水中と陸の両方で暮らす不思議な生き物、ぴょんぴょんカエルの秘密を楽しく紹介します。カエルの生態に迫った写真と解説で、カエル好きの人の好奇心を刺激します。

『オレ、カエルやめるや』 デヴ ペティ/文 マイクロマガジン社 2017年11月発行

カエルであることがイヤなカエル。ぬれてるし、ヌルヌルしてるし、ムシばっかり食べてるし。それよりも、もっとかわいくて、フサフサの動物になりたいのです…。読み聞かせが楽しいユーモア絵本です。

『ふたりはともだち』 アーノルド ローベル/作・絵 文化出版局 1972年11月発行

なかよしのふたり、がまくんとかえるくん。がまくんが淋しい顔をしています。「ぼく おてがみ もらったこと ないんだもの」そこで、親友のかえるくんがしたこととは…?ほのぼのと、けれどほろ苦いおはなしが待っています。「ともだち」ってなんだろう?たくさんいたほうがいいの?いつも一緒だといいの?

がまくんとかえるのくんやりとりは、子どもたちはもちろんですが、大人になった私たちにもメッセージを与えてくれます。英語と日本語の音声を収録したCDと日本語対訳を掲載した取り外せるガイドブック付きの英語絵本もあります。

『カエルの楽園』 百田 尚樹(ひゃくた なおき)/著 新潮社 2016年2月発行

安住の地を求めて旅に出たアマガエルのソクラテスとロベルトは、平和で豊かな国・ナパージュに辿り着きました。そこではツチガエルたちが、奇妙な戒律を守り穏やかに暮らしていたのですが…。大衆社会の本質を衝いた、寓話的「警世の書」です。

次は展示についてです。6月は環境月間です。地球の環境を守り、次世代につないでいくためには、「考える」だけでなく「行動する」ことが大切です。私たちには、環境保全のためにできることがたくさんあります。環境月間をきっかけに、あらためて環境について考え、省エネやリサイクルなど身近なことからエコな行動をスタートさせてみませんか?

SDGsから環境問題を考える

SDGsの13番目の目標「気候変動に具体的な対策を」、14番目の目標「海の豊かさを守ろう」、15番目の目標「陸の豊かさも守ろう」をもとに、環境問題を考えるための展示を6月1日(水曜日)から19日(日曜日)まで、市立図書館1階ロビーにて行っています。

資料展「うちわの物語~五所川原街なか昭和20~30年代の落とし子~」

6月22日(水曜日)から7月18日(月曜日)まで、市立図書館1階ロビーにて、五所川原市教育委員会社会教育課所蔵の昭和20から30年代に呉服屋さんや薬局で配っていた「うちわ」を展示します。あわせてその時代に五所川原で発行されていた新聞も展示します。なつかしい五所川原をどうぞお楽しみください。展示協力は、五所川原市文化財保護審議会委員の半澤紀(はんざわ おさむ)さんです。

 

6月1日(水曜日)放送内容

今日は、展示とおはなし会についてです。
6月5日は「環境の日」です。環境の日に合わせて、日本各地のランドマーク施設のライトアップカラーが、環境をイメージした「グリーン」に変わります。青森県では、「青森県観光物産館アスパム」が6月5日の17時から21時までグリーンのライトアップをするようです。
SDGsから環境問題を考える
SDGsの13番目の目標「気候変動に具体的な対策を」、14番目の目標「海の豊かさを守ろう」、15番目の目標「陸の豊かさも守ろう」をもとに、環境問題を考えるための展示を6月1日(水曜日)から19日(日曜日)まで、市立図書館1階ロビーにて行っています。ここで、展示資料をいくつか紹介します。
「極端豪雨はなぜ毎年のように発生するのか」 川瀬 宏明/著 化学同人 2021年8月発行
極端な豪雨はなぜ頻発するようになったのでしょうか。直近10年の豪雨災害を振り返り、その発生状況を整理しました。豪雨をもたらす要因、線状降水帯や台風と豪雨の関係などを解説しています。地球温暖化の現状と豪雨との関係にも迫ります。
「ハタハタ」 高久 至(たかく いたる)/写真・文 あかね書房 2021年12月発行
秋田県・青森県民に愛され、食文化や風物詩、歌など深く生活に根ざしている魚、ハタハタ。海中での姿や、産卵からふ化までを貴重な写真で紹介しています。SDGsの14番目の目標「海の豊かさを守ろう」への導入にふさわしい一冊です。
「すごいぞ!進化」 アンナ クレイボーン/文 NHK出版 2020年7月発行
植物、トラ、タコ、人間…。いきものは、どう繋がっているのでしょうか?すべてのひみつは「進化」にあり、進化について学べば、地球の生命について、たくさんのなぞの答えがわかります。「進化とはなにか」に始まり、生命の歴史やいきものの繋がり、進化のかたちなどについて、イラストとともにわかりやすく説明します。
世界は新型コロナウィルスの感染爆発で大きく変わろうとしており、新たな未来をどう描いていくのか各方面で話し合いが始まっています。そのとき、忘れてはならない重要なポイントは、地球環境が危機的な状況にあり、自然の回復なくして未来を語ることはできない、という点です。
自然をべースにした解決策「生物多様性を回復させ気候変動を抑えること」は、地球のすべての生命の未来にとって必要なことです。また世界各国が合意したSDGsの達成にもつながっているのです。
資料展「うちわの物語~五所川原街なか昭和20~30年代の落とし子~」
6月22日(水曜日)から7月18日(月曜日)まで、市立図書館1階ロビーにて、五所川原市教育委員会社会教育課所蔵の昭和20から30年代に呉服屋さんや薬局で配っていた「うちわ」を展示します。あわせてその時代に五所川原で発行されていた新聞も展示します。なつかしい五所川原をどうぞお楽しみください。展示協力は、五所川原市文化財保護審議会委員の半澤紀(はんざわ おさむ)さんです。
6月18日(土曜日)「五所川原おはなし“ぽぽんた”のおはなし会」
午後1時30分から1時間くらい、市立図書館2階おはなしの部屋で「五所川原おはなし“ぽぽんた”」のおはなし会があります。年長さんから小学生向けのおはなし会で、月ごとにテーマを決めて、そのテーマについてのお話をしたり、クイズをしたりします。6月のテーマは「草・花」です。
ぜひお友達やお家の方と一緒に聞きにきてください。申し込みは必要ありません。