令和4年10月放送分

 

10月26日(水曜日)放送内容

今日は現在行っている展示と本の紹介についてです。

読書週間展示「この一冊に、ありがとう」

11月16日(水曜日)まで市立図書館1階ロビーと金木分館にて、本を購入したときについてくる「帯」から本を選ぶ展示をしています。図書館では、帯を外して貸出をしているため、利用者の方が帯を見ることはありません。しかし、帯に書いてある出版社からのメッセージは、とてもインパクトが大きく、読みたくなるものばかりです。そこで、今回、その帯をぜひ利用者の方にも見てもらいたいと思い展示をすることにしました。展示されている本は、袋に入って見えないようになっており、その袋を帯でくるんでいます。帯から読みたい本を選んでみませんか。

今から37年前の1985年10月26日は、俳人・正岡子規が奈良旅行で、「柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺」の句を詠んだとされています。そのことから全国果樹研究連合会カキ部会が10月26日を「柿の日」と制定しました。そこで、柿に関する本を紹介します。

「おいしいほしがき」 ひさかたチャイルド 2013年9月発行

古くからある保存食、干し柿。そのままでは食べられない渋柿を甘くておいしい食べ物に変える方法には、昔ながらの知恵がつまっています。岩手県盛岡市の干し柿づくりを写真で紹介します。おいしい干し柿のつくり方も収録しています。

「柿のお菓子づくり」 今井 ようこ、藤沢 かえで/著 誠文堂新光社 2022年9月発行

コンポート、ようかん、ショートケーキ、ムース…。「柿」を使った卵・白砂糖・乳製品なしのナチュラルスイーツ&フランス菓子ベースのエレガントなお菓子のレシピを紹介しています。レシピごとに使ってほしい柿の熟し具合も掲載されています。

「柿」 今井 敬潤(いまい きょうじゅん)/著 法政大学出版局 202年2月発行

品種ごとの特徴から、栽培の技術、採取と脱渋(だっじゅう)の方法、民族や風習、神事とのかかわり、食用以外の多面的な利用法まで紹介しています。人と苦楽をともにしてきた、生活樹としての柿の文化史です。

「さるかにがっせん」

むかし、サルはカニが種をまいて世話をした立派なカキを独り占めして食べ、そのうち青いカキの実をカニにぶつけてカニをつぶしてしまいました。さあ、カニの子どもたちのかたきうちです。ハチやクリ、牛のくそ、うすたちがおうえんして仲間になって、みんなでサルの家に向かいました。

柿が出てくる昔話です。当館にある一番古いものは、1960年に講談社から発行された絵本です。また、紙芝居や英語で書かれた本もあります。

「いろ」 講談社 2021年12月発行

赤をあらわす「くれない」、青をあらわす「あい色」、しぜんから見つけた「とき色」、おいしい「かき色」…。たくさんの「いろ」の名前とそのゆらいや意味を、美しい写真や絵画とともに紹介します。そのことばが出てくる文学作品や、関連するテーマのページ、色にまつわるこぼれ話なども掲載されています。

「根っこのえほん 3」 小泉 光久(こいずみ みつひさ)/文 大月書店 2016年10月発行

秋に真っ赤な実をつけるリンゴ、ダイダイ色で冬にたくさん食べるミカン、渋い実も工夫すると甘くなるカキ、実の中から元気な男の子があらわれる昔話で有名なモモ…。色とりどりのおいしいフルーツを紹介します。ページの下半分を開くと土の中が見えて、上半分を開くと地上部分を見ることができます。

 

10月19日(水曜日)放送内容

今日は現在行っている展示についてです。

市立図書館×弘前大学連携企画展示

「現役大学生に聞いた!進路・学部選びはこうすべき!~未来のジブンがみえてくる~」

市立図書館と弘前大学との連携企画展示は本日までです。「人文社会科学部 文化創生課程」、「教育学部 学校教育教員養成課程小学校コース」、「教育学部 学校教育教員養成課程中学校コース」、「理工学部 地球環境防災学科」、「理工学部 電子情報工学科」、「農学生命科学部 生物学科」、「農学生命科学部 食料資源学科」、「医学部 保健学科放射線技術科学専攻」の現役弘前大学生による大学の学部・学科紹介と進路決定の参考となるような意見、体験談、進路決定の参考になる本の紹介をしています。今日はその中の、理工学部 電子情報工学科 2年の佐々木(仮)さんの紹介文を紹介します。

(1)学部学科紹介・進路決定理由

じゃあまず初めに、理工学部の電子情報工学科について!理工学部って言えば、流石にみんな知ってると思うからこの部分の説明は省略!知らなかったりしたら『理系の学部』ってだけ覚えてれば多分大丈夫だよ!それで、じゃあ電子情報工学科って何するところ?っていうことを書いて行こうかと思いまーす!まあ簡単に言っちゃえば、電子情報工学科って言うのはコンピュータとかを扱うところです!もうちょっと詳しく言うと、電子工学系、つまりはハード(パソコンの本体だったり、実際に手で触れられるもの)についての分野と情報工学系、つまりはソフト(アプリケーションだったりプログラミングだったり、実際に手で触れられないからキーボードとかで扱うもの)の二つの分野を同時に学べる学科なんだ!

僕は東京の高校から進学して来たんだけど、この電子工学と情報工学の両方を学べる大学って実はあまり無いんだ。大体の大学はそれらが理工学部内で分かれてることが多くて、僕の進路決定の決めてはそこだったかな!プログラミングだけじゃなくて本体とか基盤とかについても学びたいって思ったから僕はこの学科を志望することにしたんだ!

君の受験が成功することを祈っているよ!チャオ!

(2)本の紹介

「物理のエッセンス力学・波動(河合塾SERIES) 4訂版」「物理のエッセンス熱・電磁気・原子(河合塾SERIES) 4訂版」 浜島清利(はまじま きよとし)/著 河合出版 2013年発行

進路選択の時に役に立った本!とは言っても、「この本を読んで進学したいと思った!」みたいな本は実はあまり無いから、勉強の時に役に立った本を紹介しようと思います!僕の紹介する本は河合出版さんから出ている『物理のエッセンス』って言う参考書です!もしかしたらこれを読んでいる人の中にはもう手元にある人も居るかもしれないと思うくらいには有名な本だけれど、物理の基礎が分野ごとにとっても分かりやすくまとめられているから、問題を解いても理解が進むし、純粋に読むだけでも物理に対しての理解が深まるんだ!(高校のテスト勉強にもオススメだよ)分野ごと2冊に別れているから、自分が弱い分野について扱ってる方を読むもよし、両方読んで理解を更に深めるのもよしと、幅広く使えるから、今まだ参考書に悩んでる人とか、理系の進学を考えている人にはオススメ!

この本は図書館に所蔵がないので、読んでみたいと思った方はリクエストしてください。

明日、10月20日(木曜日)は館内整理のため、市立図書館・金木分館は休館日です。21日からは新たな本との出会いを求める方に向けた読書週間の企画展示が始まります。お楽しみに!

 

10月12日(水曜日)放送内容

今日は展示、図書館だよりについてです。

市立図書館×弘前大学連携企画展示

「現役大学生に聞いた!進路・学部選びはこうすべき!~未来のジブンがみえてくる~」

10月19日(水曜日)まで市立図書館1階ロビーにて、市立図書館と弘前大学との連携企画展示を行っております。内容は、中高生とその保護者に向けて、大学の学部・学科紹介と進路決定の参考となるような意見、体験談、さらには、進路決定の参考になる本を現役の弘前大学生が紹介するというものです。紹介する学部・学科は、「人文社会科学部 文化創生課程」、「教育学部 学校教育教員養成課程小学校コース」、「教育学部 学校教育教員養成課程中学校コース」、「理工学部 地球環境防災学科」、「理工学部 電子情報工学科」、「農学生命科学部 生物学科」、「農学生命科学部 食料資源学科」、「医学部 保健学科放射線技術科学専攻」です。今日はその中の、理工学部 地球環境防災学科 4年のonom(おのえむ)さんの紹介文を紹介します。

(1)学部学科紹介・進路決定理由

自然科学系に関することを学べる学科です。気象、地震、地質、天文、岩石鉱物、その他諸々。多種多様な自然科学を学び、その中から自分が専門とする分野を選び研究するというのがこの学科の特徴です。私は気象分野について学びたいという気持ちがありこの学科への進学を決めましたが、ここ最近は防災という観点に惹かれて進学する学生が多いようです。

昨今特に異常気象や巨大地震等により、人々が防災というものに更に目を向ける流れになっていると感じます。そのような中でどういう原理で起きているのか、どうすれば防げるのか、そのようなことを学びたい人にはおすすめの学科です。

もちろん、各分野について追究したいという人にも、一通りの自然科学の基礎について学んだ上で研究できるという点でおすすめできると思います。

(2)本の紹介

「世界でいちばん素敵な雲の教室」 荒木 健太郎(あらき けんたろう)/著 三才ブックス 2018年4月発行

普段何気なく見ている空、それは同じものを二度と見ることが出来ない一期一会の空。そんな空を彩る雲について、綺麗な写真と共に詳細に解説している本です。

写真集としてもとても良い本ですが、その写真と共にQ&A形式で記される解説はちょっとした疑問から普段目につかないところまで分かりやすく書かれております。

身近な自然だからこそ深く知りたい、そんな方におすすめの1冊です。

図書館だより「本古知新」13号を発行しました!

13号の表紙を飾ってくださったのは、佐藤さんファミリーです。佐藤さんファミリーは、図書館に家族そろって来館し、それぞれが最大貸出数の10冊ずつ借りていく、読書家ファミリーです。図書館は、赤ちゃんからお年寄りの方まで誰でも無料で利用することができます。新しい家族が誕生したお祝いに、おうちの方からのプレゼントとして貸出券を作ってみてはいかがでしょうか。貸出券は、期限無く使用することができます。また、市立図書館には、自分で貸出ができる端末があります。その端末では、今まで何冊の本を借りたかを見ることができるので、来館した際には、ぜひチェックしてみてくださいね。13号の内容は、小学校第一学年貸出促進事業、子ども司書の最終課題、開館45周年記念「未来に伝えたい45冊1977~2021」について紹介しています。本古知新は、図書館ホームページ、Facebookでご覧になることができます。配布場所は、五所川原市内の3図書館、五所川原市役所、中央公民館、中泊町図書館、つがる市立図書館、ELM、五所川原エフエムです。

 

10月5日(水曜日)放送内容

 今日は展示についてです。

市立図書館×弘前大学連携企画展示

「現役大学生に聞いた!進路・学部選びはこうすべき!~未来のジブンがみえてくる~」

10月19日(水曜日)まで市立図書館1階ロビーにて、市立図書館と弘前大学との連携企画展示を行っております。内容は、中高生とその保護者に向けて、大学の学部・学科紹介と進路決定の参考となるような意見、体験談、さらには、進路決定の参考になる本を現役の弘前大学生が紹介するというものです。紹介する学部・学科は、「人文社会科学部 文化創生課程」、「教育学部 学校教育教員養成課程小学校コース」、「教育学部 学校教育教員養成課程中学校コース」、「理工学部 地球環境防災学科」、「理工学部 電子情報工学科」、「農学生命科学部 生物学科」、「農学生命科学部 食料資源学科」、「医学部 保健学科放射線技術科学専攻」です。今日はその中の、農学生命科学部 食料資源学科1年川崎わかなさんの紹介文を紹介します。

(1)学部学科について

中学生の時に、DNAの世界に興味を持ち、もっと知りたいと思ったことがこの世界に足を踏み入れるきっかけです。将来は、育てやすくておいしいお米や苺の品種開発に携わりたいと考え、この学科を選びました。食料資源学科は、名前の印象よりも、実際に研究できる内容は多岐にわたります。作物の品種改良の研究をする先生もいれば、医療に役立てる研究をしている先生もいます。

進路決定において、私がおすすめする方法は「マメ知識を集める」ことです。様々な分野の世界 をのぞき込んでみることで、自分が何を面白いと感じるかがわかるようになります。専門的な知識をたくさん持っていることも良いことですが、たくさんの視点を持つことで、世界が楽しく見えますよ。面白いと感じたら、もっと調べたくなって、それを掘り下げていくと、自分が興味を持つ分野がわかるようになります。

(2)本の紹介

「なぜ?どうして?」シリーズ 高橋書店

科学、歴史、国語など、分野が多岐にわたるシリーズです。小学生向けですが、内容の厚みは侮れません。私がとりわけ愛読していたものは、「科学のふしぎ」です。「パソコンって、どういうしくみ?」「お医者さんは人を切って、こわくないの?」など、身近なことから、「言われてみれば…」な疑問、さらには最新の研究まで、わかりやすく説明されています。『なぜ?どうして?4年生 科学のふしぎ』(2014 年3月発行)では、iPS 細胞やニュートリノについても書かれていました。図やイラスト、マンガも駆使して、ひとつひとつの話を短くまとめてあります。そのため、ちょっとした時間に、好きなところから読めることも魅力です。知らなかった分野の存在を知るきっかけにできます。

科学雑誌「Newton」 ニュートンプレス

高校生の頃に、学校の図書館でつまみ読みしていた雑誌です。一卵性双生児(一言で言うならDNA が同じ人)の違いを生む要因についての記事を読んで、ますます DNA に興味が湧きました。わかりやすくは書かれていますが、内容は少しマニアックです。全て通して読むよりは、気になる記事だけ目を通す方がおすすめです。

「なぜ?どうして?」シリーズは、当館に所蔵がありませんので、読みたい方は、リクエストをお願いいたします。また、科学雑誌「Newton」には、子どもから大人まで誰でも楽しめて、ためになる楽しいコラムや小ネタも満載の本格図鑑シリーズもありますので、ぜひご覧ください。