令和3年8月放送分

 

8月18日(水曜日)放送内容

今日は、本の紹介と予約ランキングについてです。

いま、高校球児の夏である「甲子園」が行われています。青森県からは、8年ぶり2度目の出場である弘前学院聖愛高校が8月20日(金曜日)に、島根県代表の石見智翠館(いわみちすいかん)高等学校と戦います。みんなで応援しましょう!ここで、当館にある甲子園や、野球がテーマになっている本を紹介します。

「一球入魂!一音入魂! 甲子園に響け!熱援ブラバン・ダイアリー」 オザワ部長∥著 学研プラス 2018年8月発行

甲子園で闘う野球部を、音楽で応援し支える吹奏楽部。野球部は「一球」に、吹奏楽部は「一音」に魂を込めて、青春を燃やしている! 高校野球の聖地・甲子園で吹奏楽部が経験した数々のドラマを伝えます。

「全国高等学校野球選手権大会100回史」 朝日新聞社∥編著 朝日新聞出版 2019年3月発行

全国高等学校野球選手権大会の100年を超える歴史を網羅した永久保存版です。3401試合の全国大会の歩みをたどり、厳選した多数の写真を収録しています。甲子園出場選手名簿、約25万試合の地方大会全試合の記録も掲載しています。

「晩夏のプレイボール」 あさの あつこ∥著 毎日新聞社 2007年7月発行

9回裏、2死ランナーなし、4点差。追いつくのは奇跡だ。だけど、それがどうした。おれはまだ打席に立てる。野球を愛する者だけに見えた10の物語が掲載されています。

「熱球」 重松 清∥著 新潮社 2007年12月

ヨージは、雑誌の休刊に伴い、故郷に戻った。妻はボストンに単身留学中。小学5年の娘を連れて、母亡き後の父一人の家での同居生活。そこへ母校の高校野球のコーチを頼まれて…。

「弘前学院聖愛高校原田一範(かずのり)物語」 山内 正行∥著 泰斗舎(たいとしゃ) 2014年3月発行

聖愛高校野球部の監督である原田さんの本です。本館と金木分館に所蔵があります。ぜひご覧になってください。

次は予約ランキングです。

1位 東野 圭吾(ひがしの けいご)∥著 「白鳥とコウモリ」 幻冬舎 2021年4月発行

2位 林 真理子(はやし まりこ)∥著 「小説8050(ハチマルゴマル)」 新潮社 2021年4月発行

3位 辻村 深月(つじむら みずき)∥著 「琥珀(こはく)の夏」 文藝春秋 2021年6月発行

4位 知念 実希人(ちねん みきと)∥著 「傷痕(きずあと)のメッセージ」 KADOKAWA 2021年3月発行

また、リクエストでは、先月発表された芥川賞の「貝に続く場所にて」(石沢麻依 いしざわまい∥著)、「彼岸花が咲く島」(李琴峰 りことみ∥著)、直木賞の「テスカトリポカ」(佐藤究 さとう きわむ∥著)、「星落ちて、なお」(澤田瞳子 さわだ とうこ∥著)が多かったです。

 

8月11日(水曜日)放送内容

今日は、五所川原子ども司書夏休みの活動、すてっぷ広場でのブックトークについてです。

現在、市立図書館と金木分館では大塚製薬と五所川原市の包括連携協定締結記念共同イベントで「熱中症予防津軽弁標語コンテスト」を8月22日(日曜日)まで実施していますが、「五所川原子ども司書夏休みの活動」でも津軽弁に関連した内容の活動をしてもらいました。活動内容は、自分の知らなかった・使ったことのない・意味がよくわからない津軽弁を、本をつかって調べてもらいワークシートにまとめてもらうというものです。普段津軽弁を使わないという子どもたちが多いことから、津軽弁の面白さを知ってもらい、友達や家族との間でたくさん使ってほしいと思い実施しました。ここで、1人の子ども司書がまとめてくれたものを紹介します。

調べた津軽弁「あこもこほり」

意味:「あこもこほり」を漢字にすると「悪口雑言(あっこうぞうごん)堀」。

(1)悪口雑言(あっこうぞうごん)を言う人、(2)悪口ばかリ言う人。

選んだ理由:祖母が電話で話していた会話で1番耳に残った言葉だから。

例文:あの人は、あこもこほりだはんで、きばげる。

調べた本『東北悪口辞典』小田 正博(おだ まさひろ)/編著

ちなみに、この本は、青森・岩手・秋田・宮城・山形・福島の東北6県における、他者をけなしたり罵ったりする悪口の言葉が載っている方言集です。悪口をよく言ってしまうという人はぜひ読んでみてください。ワークシートは市立図書館1階ロビーにて8月31日(火)まで展示をしておりますので、ぜひ見に来てください。また、図書館フェイスブックでも公開していますので、そちらもご覧ください。

8月1日(日曜日)すてっぷ広場ブックトーク実施報告

NPO法人子育てステーション“すてっぷ”さんによる「すてっぷ広場」が毎週水曜日・毎月第1日曜日に10時から15時まで開催されており、第1日曜日は司書によるブックトークを行っています。8月1日(日曜日)に行った内容をお知らせします。今回のテーマは、「音と言葉で遊ぶ」でした。生まれたての赤ちゃんは視覚はまだ定まってないのはご存知だと思いますが、聴覚は胎児の頃(妊娠8か月頃)にほぼ完成していることはご存知でしたか?となると、赤ちゃんの頃から立派に絵本を楽しめる可能性が大いにあるということが言えるのです。『頭がいい子に育つ0歳からの親子で音読』(山口 謠司:やまぐち ようじ/絵・ことば さくら舎)の中で、「オノマトペ」をうまくつかったリズムのいい文章をたくさん読むと、早くから一人で本を読むことができると書いてありました。絵とオノマトペから感受性を養うことで読解力も養われるそうです。大人になってからだと感受性を養うことは難しいと言われているため、赤ちゃんの時から養っていく必要があるそうです。『もこ もこもこ』『もけらもけら』は、どちらも大人には理解が難しい絵とオノマトペで構成されている絵本ですが、まだ何の知識もない子どもには、理解ができるのかもしれません。まついのりこさんの『じゃあじゃあびりびり』は、赤ちゃん絵本として有名ですが、赤ちゃんにはこんなにも音の世界が新鮮なのだと改めて気づかせてくる一冊になっています。動物の鳴き声だけで構成された『わんわん わんわん』は、読み進めていくうちになぜか盛り上がっていく絵本で、理屈抜きに楽しめます!赤ちゃんの初めて発する言葉の中でもなぜか多いのが「わんわん」「にゃーにゃー」だといわれています。あなたのお子さんは、どんな言葉を最初に話しましたか?

 

8月4日(水曜日)放送内容

今日は、子ども司書養成講座、イベントについてです。

第6期五所川原子ども司書が誕生!

7月22日(木曜日)からスタートした2021年度(第6期)五所川原市子ども司書養成講座は、7月29日(木曜日)に最終回講義「プレおはなし会・修了式・認定式」が行われました。プレおはなし会は、受講生たちが2人でペアになって読み聞かせをする絵本を選び、全員で読む順番を考え、練習をして行いました。そして教育長や保護者の方に披露しました。読み聞かせをした絵本は、「からすのパンやさん」「給食番長」「三びきのやぎのがらがらどん」「どうぞのいす」「いつもいっしょに」の5冊です。最後はパプリカのサビの部分をみんなで歌って踊って終わりました。

読み聞かせについての講座で、表紙から裏表紙までがお話だということ、間をしっかりとるなど読み聞かせをするうえで気を付けるポイントを学びましたが、どのペアもしっかり活かされていて、大成功のプレおはなし会となりました。そして、最終課題も全員提出し10名揃って五所川原子ども司書に認定されました。今後は、学校でも図書に関わる仕事があれば、講座で学んだことを活かして積極的に活動してほしいと思います。6日間お疲れ様でした!

大塚製薬と五所川原市の包括連携協定締結記念共同イベント「熱中症をふせぎましょう」

7月26日(月曜日)、大塚製薬株式会社と当市との間で、市民の健康増進、熱中症対策、災害対策等の分野に関して包括連携協定を締結しました。これを記念して五所川原市立図書館と金木分館では、「熱中症を防ぎましょう」というテーマで熱中症に関連する資料から、汗をかいて水分をとりたくなるような資料の展示・貸出を行っています。その展示資料の中からいくつか紹介します。

「どうしてねっちゅうしょうになるの?」金の星社 2016.3

熱中症ってどんな病気なの? 熱中症になったらどうすればいいの? どんなことに気をつければいいの? 熱中症についての疑問にやさしく答える絵本です。保護者向けの解説も付いています。

CD「たちねぶた音頭」 中川 ひろたか/うた

絵本の「たちねぶたくん」のテーマ曲「たちねぶた音頭」を中川ひろたかさんがセルフカバーしています。会場みんなで盛り上がる歌ばかり。この夏、みんなで踊って楽しみましょう。汗をかいたら水分補給を忘れずに!

「夏めし100 」 高橋 雅子(たかはし まさこ)/著 池田書店 2019.5

食欲を刺激する夏野菜・肉・魚介料理を中心に、夏だからこそおいしいレシピ9パターン100種を掲載しています。夏めしの紹介の他、夏をおいしく過ごすための素材や調味料、調理法、夏の作り置きレシピも紹介しています。

展示のほかに「熱中症予防津軽弁標語コンテスト」も同時開催中です。どうぞ図書館にご来館いただき作品を記入、ご提出ください。応募してくださった方にはポカリスエット300㎖を1本、優秀賞10作品にはポカリスエットアイススラリー1ケース36本入りを差し上げます。応募条件は「貸出券をお持ちの方」、のみです。ご応募いただいている作品をご紹介します。

「はぐらんを 予防するため くびた冷やす」 子ども司書養成講座の受講生も、講座の中で標語を考えて作ってくれました。8月22日(日曜日)まで市立図書館1階ロビー、金木分館にて実施しています。熱中症の知識を本から学んで、得意の津軽弁を織り込んだ傑作をお待ちしております。