その4 ごしょがわらしの「が」 「がんばろう禁煙!たばこはやめよう!」
たばこの害について
禁煙できない理由は、ニコチンの依存性
保健師の禁煙相談
たばこの煙に含まれる有害物質(タールやニコチン等)は、約200種類あり、COPD(慢性閉塞性肺疾患)や糖尿病などの生活習慣病を引き起こすほか、肺がんに限らず多くのがんの原因になります。
喫煙者は非喫煙者に比べ死亡のリスクが1.7倍高く、喫煙は一時の至福感と引き換えに自分の寿命を削っていると言えます。
妊婦の喫煙では胎児の発育に対する悪影響や早産や自然流産、死産の危険性が高くなります。
喫煙者が吸っている煙だけではなく、たばこから立ち昇る煙や喫煙者が吐き出す煙にも、ニコチンやタールなど多くの有害物質が含まれています。本人は喫煙しなくても、周囲のたばこの煙を吸うことを受動喫煙と言います。子どもや同居家族のために家の外で喫煙する方がいますが、たばこの有害物質は、喫煙者の衣服、皮膚、髪の毛、吐く息に数十分残っており、受動喫煙を防ぎきれていません。
国立がん研究センターによると、受動喫煙による年間死亡数は約1万5千人(肺がん、虚血性心疾患、脳卒中、乳幼児突然死症候群など)と推計されており、受動喫煙にさらされている人は、病気にかかりやすくなります。
紙巻たばこと比較して、有害物質が少ないと思われがちですが、たばこ葉を加熱し、発生させた煙を吸うたばこ製品なので、多くの有害物質を含みます。
なかなか禁煙できない理由は、ニコチンには麻薬と同じように依存性があるからです。
肺から吸収されたニコチンは数秒で脳に届き、神経を刺激して快感に似た感覚を覚えます。
この状態で神経が一度バランスを取ってしまうと、今度はニコチンが切れてくる度にバランスが乱れ、吸いたくなります。
禁煙できないのは、 けっしてあなたの意志が弱いからではありません。
禁煙をしたいけれど、きっかけがない、サポートがほしいという方は、保健師の禁煙相談を利用してみませんか。
お金をかけずにやめたいけれど、一人ではちょっと自信がないという方におすすめです。
費用は無料です。
お申込みは随時受け付けておりますので、健康推進課へご連絡ください。
担当 健康推進課健診推進係
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