当市出身で東京都在住の山田春雄氏のご厚意により、同氏のコレクションから浮世絵の正統を受け継ぐ日本画の大家、伊東深水の貴重な作品110点を、デザインの源流である素描を中心に展示する企画展です。
五所川原市十三には、「奥州津軽十三湊」と呼ばれた北日本屈指の中世の港湾都市がありました。その十三湊を拠点に繁栄を極めたのが安藤氏という豪族です。
平成3年(1991年)の国立歴史民俗博物館による十三湊を解明する本格的な発掘調査をきっかけに、継続的な学術調査が行われ、ようやく十三湊の全体像や変遷が把握できるようになりました。十三湊の解明は日本列島における北方中世交易史を解明する上で極めて重要な意味をもつことから、平成17年(2005年)7月に国史跡に指定されています。その後、十三湖北岸にある安藤氏関連の遺跡調査として、平成17~19年に福島城跡、平成18~21年に山王坊遺跡の発掘調査が進められました。これによって湊町だけでなく、城館や宗教施設といった中世港湾都市の全貌がいよいよ明らかとなってきました。今回の展示では、安藤氏に関する研究成果を含めて、最新の発掘調査の成果を展示します。
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