当市の五月女萢(そとめやち)遺跡は、縄文時代後・晩期の大規模な集団墓地、祭祀跡です。丘陵頂部を取り囲むように、土坑墓による集団墓地が形成され、環状(馬蹄形)に分布する様子は、縄文後・晩期の社会構造や精神性を象徴したものと考えられます。特に晩期では、黄色粘土のマウンドを伴う上部構造の明らかな土坑墓の事例が多く確認され、当時の墓地景観が明らかになりました。
このように、亀ヶ岡文化期の墓制の実態や精神文化を解明できる極めて貴重な遺跡であるとして、平成29年に市史跡に指定されました。
本展は、令和2年度企画展「五月女萢遺跡と亀ヶ岡文化の世界」と題し、五月女萢遺跡から出土した遺物や写真パネルを通して、亀ヶ岡文化の世界を知っていただくことを目的に開催いたします。
また、この企画展は、高校生以下の観覧料を無料としておりますので、ぜひ、足を運んでみてください。
会期 令和2年12月4日(金)から 令和3年3月21日(日)まで
(※1月1日、休館日)
会場 立佞武多の館2階美術展示ギャラリー
開館時間 午前9時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
観覧料 大人・大学生300円(団体料金20名様以上270円)、高校生以下無料
主催 五所川原市教育委員会
共催 五所川原市観光協会
企画展について、専門職員が解説します。
日時 (第1回) 令和3年2月6日(土)、午後1時30分~
(第2回) 令和3年2月7日(日)、午後1時30分~
※入館料が必要となります。
担当 社会教育課文化係
電話 0173-35-2111
内線2954
FAX 0173-23-4095