令和2年2月放送分

2月26日(水曜日)放送内容

今年は閏年です。2月29日、閏日がある年の事を閏年といいます。4年に1度ある閏年はオリンピックがある年でもあり、今年のオリンピックは東京で開催されるので、観戦に行く方もいらっしゃると思います。今日は、「2月29日」に関する本を紹介します。

学校放送研究会:編 国土社:発行 「きょうはこんな日365日 4 1月・2月・3月」

1月1日から3月31日まで、どんなことがあった日か、何の日か、誕生日の有名人などを紹介しています。2月29日のページを見てみると、閏日について解説されていました。それによると、1年は地球が太陽を1周する日数で、実は365日ではなく、365.2422日であり、この0.2422日を調整するために4年に1度、2月29日があるそうです。ほかにも語呂合わせで「ニンニクの日」や「富士急の日」が紹介されています。東京スカイツリーが完成したのも2012年の2月29日だそうです!

谷川 健一:監修 日本図書センター:発行 「まるごとわかる365日ものしり百科 2月」

2月1日から2月29日まで、どんなことがあった日か、何の日か、誕生日の有名人、2月29日に行われている祭りや行事などを紹介しています。2月29日のページには日本が江戸時代のころに使っていた今とは違う「太陰太陽暦」のカレンダーについて解説されています。また、2月29日生まれの人の誕生日についても説明されており、4年に1度しか年を取らないわけではないようです。

いけがみ しゅんいち;文 せきぐち よしみ:絵 福音館書店:発行 「カエサルくんとカレンダー」

日常なにげなく使っているカレンダー。でも2月はどうして短いの? どうして30日の月と31日の月があるの? 不思議に思っているゆうかちゃんの前に、カレンダーのもとを作ったローマの将軍カエサルくんが現れました。ゆうかちゃんと一緒にカレンダーについて学びましょう!

赤川 次郎;著 角川書店:発行 「鼠、江戸を疾(はし)る」

江戸の町でうわさの盗賊「鼠」。その正体は「甘酒屋次郎吉」として知られる遊び人。妹で小太刀の達人・小袖とともに、次郎吉は江戸の町の様々な事件を解決していきます。ミステリー作家で有名な著者のはじめての時代小説は、庶民に人気の鼠小僧をモチーフにしており、2014年にはドラマ化もされました。2月29日とどんな関係が?と思われると思いますが、著者の赤川次郎さんは1948年の2月29日に生まれたそうです!

辻村 深月(みつき);著 新潮社:発行 「ツナグ」

突然死したアイドルが心の支えだったOL、年老いた母に癌告知出来なかった息子…。使者・ツナグが生者と死者の思いをつないでいきます。一夜の邂逅は、何をもたらすのでしょうか。2012年10月には映画化もされました。著者の辻村深月さんは1980年の2月29日生まれです。この作品で2011年に第32回吉川英治文学新人賞を受賞しました。

重信 初江(しげのぶはつえ);著 家の光協会:発行 「具材2つで!おいしい餃子」

用意する具材は2つだけ!簡単でおいしい餃子だけのレシピ本です。定番の焼き餃子、揚げ餃子、蒸し餃子にスープ餃子。具材も豚ひき肉、牛ひき肉、鶏ひき肉、海鮮と様々です。29日なのでおいしい「2(に)9(く)(肉)」と好きな野菜でお好みの餃子を作ってみませんか。

市立図書館児童室では2月29日についてのミニ展示を行っています。今紹介した本のほか、カレンダーにまつわるおはなしなども紹介しています。4年に1度の2月29日。何気ない日常として過ぎ去ってしまう日ですが、今年はちょっと意識して過ごしてみてはいかがでしょうか。

 

2月19日(水曜日)放送内容

今日は、「団体貸出」について紹介します。

図書館には、子どもたちへ本の読み聞かせをする方々、みなさんで読書を楽しんでいる読書会の方々、地域の方に本を提供するために借りていく方々なども本を借りに来ています。そのような活動をしている方々には、「団体」として登録してもらっています。個人の場合は、本は10冊まで15日間借りることができますが、「団体」で十分な活動をするために、団体の方には本を300冊まで2ヶ月間貸し出しています。活動に合わせて、100冊借りていく方もいれば、自分で厳選した本を10冊ほど借りていく方もいます。

団体で利用する方が個人で利用する時と違うことが、もう1つあります。図書館には、「大型絵本」や「大型紙芝居」という、ふつうの絵本・紙芝居を大きいサイズにした本もあります。たとえば、「はらぺこあおむし」という絵本は、ふつうのサイズはタテ27×ヨコ34cmですが、大型絵本だとタテ42×ヨコ58cmです。この「大型絵本」と「大型紙芝居」は、団体の方にだけ貸出をしています。保育園や学校、読み聞かせ団体の方が、何人かの子どもたちに本を読んであげるときに利用しています。大型絵本は、ふつうサイズの絵本が置いてあるところとは別の場所にあります。「大型絵本を借りたい」とカウンターに話していただければ、ご案内します。団体の方は、本を2ヶ月間借りることができると話しましたが、大型絵本だけは原則として15日間だけになっています。使いたい本が図書館にあるかどうか、使いたい日に合わせて借りられるのかなど、気軽に聞いていただければと思います。大型絵本・大型紙芝居の所蔵状況や貸出状況は図書館ホームページからも確認できます。トップページの左上、<資料をさがす>をクリックすると五所川原市立図書館OPAC(オパック)のページに飛びます。左側のメニューの<テーマ別検索>→<大型絵本・大型紙芝居>と選んでいくと現在当館で所蔵している大型絵本・大型紙芝居の一覧を見ることができます。一覧では「貸出不可」となっていますが、利用したい本を選んで詳細画面を見ていただき、「資料の状況」の「状態」が「利用可」となっているものは借りることができます。使う日が決まっていれば、取り置きしておいたり、期間を延ばしたりすることもできますので、ご相談ください。また、紙芝居の舞台も借りることができます。舞台を使用することでおはなし会もより盛り上がるかもしれません。ぜひご利用ください。

団体で本を借りるためには、団体の方の代表者名などを登録していただきます。市外の団体の方でも登録ができます。子どもたちや地域の方、施設の方と一緒に本を利用したい、そういう活動をしたい、という方は、ぜひ図書館へご相談ください。

最後に現在開催中の展示について紹介します。

ひなまつりが終わるまで 「ひなまつりの本」

3月3日は桃の節句、ひなまつりです。市立図書館児童室にて、ひなまつりに関する本を展示しています。由来がわかる絵本やひなまつりを楽しむおはなしの絵本、ひなまつりの定番ともいえるちらし寿司の本などを展示しています。また、金木の伊藤忠吉記念図書館には今年もひな人形を飾っています。7段の豪華なお雛様です。ご自宅ではもう飾っていないという方も図書館でひなまつりの雰囲気をお楽しみください。

 

2月12日(水曜日)放送内容

今日は現在ロビーで展示をしている本をいくつか紹介します。

2月29日(土曜日)まで 展示「文学賞あれこれ」

市立図書館1階ロビーにてさまざまな文学賞を受賞した作品を集めて展示しています。芥川賞や直木賞、本屋大賞、太宰治賞など文学作品の賞はたくさんあります。新人作家対象のものや公募、読者が選ぶものなど、賞の内容もさまざまです。賞創設の経緯などとともにたくさんの作品を展示・貸出しています。その中からいくつかおすすめを紹介します。

髙森 美由紀:著 産業編集センター:発行 「ジャパン・ディグニティ」

第1回「暮らしの小説大賞」大賞受賞作です。「暮らしの小説大賞」は2013年に創設されたばかりの、暮らしの基本を構成する「衣・食・住」のうち1つ以上のものをテーマかモチーフにした小説の文学賞で、産業編集センター出版部が主催する公募の新人文学賞です。選考委員は“暮らしのスペシャリスト”が務めています。第7回は2019年10月末に応募が締め切られ、現在、1次選考まで終了しました。大賞受賞作は産業編集センターから単行本として出版されます。髙森さんは青森県出身の作家です。

堀川 アサコ:著 新潮社:発行 「闇鏡(やみかがみ)」

第18回「日本ファンタジーノベル大賞」優秀賞受賞作です。「日本ファンタジーノベル大賞」は1989年に読売新聞東京本社と三井不動産販売が、三井不動産販売創業20周年を記念して始めた文学賞で、未発表の創作ファンタジー小説を対象とした公募型の文学賞です。受賞作品は新潮社から刊行されていますが、受賞作品だけでなく候補には選ばれたが、惜しくも入賞しなかった作品も刊行されています。堀川さんは青森県出身で、他にも第3回では青森県生まれの恩田陸さんの「六番目の小夜子」が最終候補作に選ばれました。

横溝 正史:著 講談社:発行 「現代推理小説大系」第4巻

「日本推理作家協会賞」(当時は「探偵作家クラブ賞」)の記念すべき第1回で長編賞を受賞した横溝正史さんの「本陣殺人事件」が収録されています。この賞は日本推理作家協会が1948年から授与している文学賞で、その年に発表された推理小説の中からもっとも優れていたものに与えられます。現在は長編および連作短編集部門、短編部門、評論その他の部門にわけられています。人気の推理小説作家の多くが受賞しており、青森県生まれの高木彬光(たかぎあきみつ)さんや恩田陸さんも過去に受賞しています。

展示コーナーには展示している本のリストも掲示しているので、何の賞を受賞したのかも見てみてください。また、ふだんは書庫や金木の伊藤忠吉記念図書館にある本も多数展示しています。今月末までの展示なのでたくさんの作品をお楽しみください。

最後に今週末のおはなし会についてお知らせします。

2月15日(土曜日) 「五所川原おはなし“ぽぽんた”のおはなし会」

午後1時30分から1時間くらい、市立図書館2階「おはなしの部屋」で「五所川原おはなし“ぽぽんた”」のおはなし会があります。年長さんから小学生向けのおはなし会で、月ごとにテーマを決めて、そのテーマについてのお話をしたり、クイズをしたりします。2月のテーマは「オーストラリア」です。お友達やお家の方と一緒にどうぞ聞きに来てください。申し込みは要りません。

 

2月5日(水曜日)放送内容

今月の展示とおはなし会についてお知らせします。

2月29日(土曜日)まで 展示「文学賞あれこれ」

市立図書館1階ロビーにてさまざまな文学賞を受賞した作品を集めて展示しています。芥川賞や直木賞、本屋大賞、太宰治賞など文学作品の賞はたくさんあります。新人作家対象のものや公募、読者が選ぶものなど、賞の内容もさまざまです。賞創設の経緯などとともにたくさんの作品を展示・貸出しています。

2月8日(土曜日) 「だっこでいっしょおはなし会」

10時30分から30分くらい、市立図書館2階「おはなしの部屋」で「だっこでいっしょおはなし会」があります。3歳くらいまでのお子さん向けのおはなし会で、絵本の読み聞かせ、手遊びなどを楽しめる内容です。会場では、泣いても、途中で抜け出しても大丈夫です。申込は要りません。おはなし会の後、午後1時まで会場をそのまま開放します。お子さんや保護者の方同士の交流の場として、どうぞご利用ください。

2月15日(土曜日) 「五所川原おはなし“ぽぽんた”のおはなし会」

午後1時30分から1時間くらい、市立図書館2階「おはなしの部屋」で「五所川原おはなし“ぽぽんた”」のおはなし会があります。年長さんから小学生向けのおはなし会で、月ごとにテーマを決めて、そのテーマについてのお話をしたり、クイズをしたりします。2月のテーマは「オーストラリア」です。お友達やお家の方と一緒にどうぞ聞きに来てください。申し込みは要りません。

続いて、先週に引き続き、2019年4月から12月までにたくさん借りられた本を紹介します。今週は一般向けの実用書のランキングです。

実用書ベストリーダ 第1位 「収納&整理のきほん事典」すはら ひろこ:監修 西東社

第1位は片づけの本でした。部屋をきれいにしたい、より便利にしたい、スペースを広くしたい。片づけへの思いや悩みは尽きることがありません。片づけのプロが収納にまつわる様々な疑問に応えます。

実用書ベストリーダ 第2位 「「ちゃんとしなきゃ!」をやめたら二度と散らからない部屋になりました」

なぎまゆ:著 KADOKAWA

第2位は6冊ありますが、片づけの本もランクイン!第1位は2010年に出版されたものですが、こちらは2018年12月に出版され、図書館には2019年の7月にやってきました。片づけられない人だった著者が、整理整頓できない理由やきれいな部屋を持続させる方法をマンガで教えてくれます。

そのほか、2018年に亡くなられた女優・樹木希林さんの言葉をまとめた「一切なりゆき」やドラマ化もされ話題となった、保健師さんもおすすめの「コウノドリ」の1巻と3巻、「からだのしくみ事典」、「アロマセラピー・ケアガイド」、ふだんの暮らしで実践できる健康と若返りのコツを紹介した「見た目とカラダとココロがまいにち若返る人の習慣」が2位にランクインしました。

まだ読んだことがないという方は、ぜひ借りてみてください。