令和6年3月放送分

3月26日(火曜日)放送内容

今日は来週4月2日から行う展示・イベントと図書館だより、「広報しうら」についてです。

自閉症啓発デー発達障害啓発週間in五所川原

4月2日は国連が定めた世界自閉症啓発デーです。そして、4月2日から8日は発達障害啓発週間となっています。これに合わせて図書館では4月2日(火曜日)から7日(日曜日)まで、青森県発達障害者支援センター「わかば」(津軽地域)主催で、自閉症や発達障害に関する展示を行います。

内容は1階ロビーにて、発達障害の方たちが作った作品や発達障害に関する書籍、啓発パネルの展示をします。当館所蔵資料の展示・貸出もします。

また2階おはなしの部屋では、発達障害に関するDVDや動画の上映をします。自閉症啓発デーのシンボルカラーになっている青い色のペーパーフラワーを作ってフラワーボードを飾るコーナーもあります。DVD上映は2日から5日(金曜日)の10時から17時まで行います。詳しい上映内容は館内掲示物をご確認ください。

シンボルカラーの青色は「癒し」や「希望」を表すと言われ、4月2日は東京タワーや自由の女神、青森ではアスパムなど、世界中あちらこちらの建物が青い色でライトアップされたり、イベントなどが開催されています。自閉症や発達障害について知る機会になればと思いますので、ぜひ図書館へ足を運んでみてください。

関連資料をいくつかご紹介します。

『自閉くんのマニュアルがありません!:不思議な息子が教えてくれる楽しい暮らし方』 岡野ゆかり/著 はじめ/漫画 学研プラス 2018年発行

子育ての苦労のたびに工夫したら、自閉症の子どもとのつきあい方がわかってきた! 自閉症&知的障害で、強いこだわり、独特なコミュニケーション、感情爆発のある不思議な息子こうちゃんと家族らの日常を4コマ漫画とひと言解説で描きます。

『自閉症は津軽弁を話さない:自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解く』 松本敏治/著 福村出版2017年発行

自閉スペクトラム症(ASD)の方言使用について調査を実施し、「自閉症児者が方言を話さないわけ」「自閉症児者が共通語を話すわけ」についての解釈や、自閉症児者が示す言語やコミュニケーションの特徴など、著者の10年にわたる研究成果をまとめたものです。2020年には出版後に寄せられた情報などから調査を行い、続編が出版されています。

『ジヘーショーのバナやん』 成沢真介/文 森千夏/絵 少年写真新聞社 2018年発行

バナやんは小学校に通う、5年生。ジヘーショーの男の子です。ネギぼうずの校長先生に「あ、ハゲや!」というので、たこやきくんはびっくりして「そんなんいうたらあかん!」といったのですが…。各クラスに1人はいるといわれる発達障害の児童。中でも自閉症の子どもは、人とのコミュニケーションが苦手、独特のこだわりがあるなどの課題を抱えています。なぜ自閉症の人はそうした行動をとるのか、またどう対応すればよいかなどを絵本で伝えます。

 

図書館だより「本古知新」第16号発行

図書館だより「本古知新」の第16号を発行しました。今号の表紙はみどりの風こども園かなぎの園児のみなさんです。内容は令和5年度下半期に行われたイベントと図書館以外の他機関と連携して行った展示について報告しています。

配布場所は五所川原市内の3図書館のほか、市役所、中央公民館、五所川原エフエム、ELM、つがる市立図書館、中泊町図書館です。また図書館ホームページやFacebookでも公開中です。

 

「広報しうら」公開

図書館ホームページ内の五所川原市立図書館デジタルアーカイブに「広報しうら」が追加されました。「広報しうら」は旧市浦村の広報誌で昭和32年8月に創刊されました。平成13年12月第368号までは1982年と2002年に発行された『広報しうら縮刷版』をデジタル化しました。第1号から最終号の第399号まで公開しています。ホームページトップ画面のお知らせ欄にリンクがあります。市外の方、県外の方への宣伝もぜひお願いします!

 

3月19日(火曜日)放送内容

明日、3月20日は春分の日です。1948年に公布された国民の祝日に関する法律により、「自然をたたえ、生物をいつくしむ」ことを趣旨とした国民の祝日として制定されています。そこで今日は春の自然や生物に関する本を紹介します。

『生き物たちの冬ごし図鑑 植物:探して発見!観察しよう』 亀田龍吉/写真・文 汐文社 2017年発行

秋から冬にかけて枯れて、また春になると芽吹く植物たち。植物がどのように寒い冬をこし、命をつないでいくか、1年のライフサイクルとともに紹介する図鑑です。ソメイヨシノ、セイヨウタンポポ、フクジュソウなどの冬ごしの様子を、写真で解説します。

『ふきのとう(かがくのとも絵本)』 甲斐信枝/さく 森田竜義/監修 福音館書店 2004年発行

春の訪れを知らせるふきのとうは、真っ先に雪の下から姿を現します。よく見ると、ふきのとうには黄色い花と白い花があります。黄色い花は雄ふきの花、白い花は雌ふきの花で、それぞれ別の地下茎から生えているのです。ふきのとうはどのように命をつないでいるのでしょうか。春の味覚、天ぷらやふきのとう味噌がおいしいふきのとうについて、つぼみが開いたあとや土の下でくりひろげられる地下茎の仕事を絵本でわかりやすく伝えます。

『津軽伝承料理:発酵、うまみ、プラントベースを駆使した食の知恵』 津軽あかつきの会/著 柴田書店2021年発行

地域の伝承料理を受け継ぎ、次の世代に伝えていくために活動している津軽あかつきの会が、津軽地方の食の知恵を調査しレシピ化しました。春の山菜料理も掲載されています。

『はるがきた!いいものいくつ?(ちいさなかがくのとも228号)』 おおたぐろまり/さく 福音館書店 2021年発行

公園がだんだん春になっていく。少しずつ増えていく“春”を絵の中に見つけていく絵本です。春を告げるつくしが「1」、花の周りを歩くてんとうむしが「2」、卵を産むかえるが「3」…。春のしるし、いくつ見つかるかな?他にも様々な生き物が絵の中に隠れています。数のお勉強もできる1冊です。

『はるだはるだよ!10ぴきのかえる』 間所ひさこ/さく 仲川道子/え PHP研究所 1997年発行

冬の間、地面の下で眠っていた10ぴきのかえるが目を覚ましました。ちょうちょうさんやかたつむりさんたちに元気よく挨拶をします。野原へ行くと、たんぽぽやつくしんぼを見つけ、目を覚ましたほかのかえるたちも出てきました。まだ寝ているかえるを起こそうと崖の下までいくと、穴の中から、おおいびきが聞こえてきました。「はるだよ、はるだよ、おきなさい!」と声をかけますが、いくら呼んでも返事がありません。すると、ぬうっとこちらを向いてきたのは!?

『くまくらべ:世界のくまをくらべてみよう!』 ケイティ・ヴィガーズ/作 マシマインターナショナル株式会社/訳 東京書店 2019年発行

春には冬眠していたくまも目覚めます。世界中のくまたちの生態をかわいいイラストとともに、食事や泳ぎ、足の速さなど様々な視点からくらべた楽しい一冊です。誰もが知っているパンダや、ツキノワグマだけでなく、『ジャングルブック』に登場するナマケグマや、『くまのパディントン』のモデルになったメガネグマなどの日本ではなじみのうすいくまも紹介します。世界8ヶ国で販売された人気作です。

『はるであそぼう(じゅんびのいらないしぜんあそび)』 高橋京子/監修 国土社 2022年発行

自然いっぱいの野原や公園に出かけ、そこらへんの草木や花で遊んでみませんか。手ぶらで出かけてもじゅうぶんに楽しめる遊びから、あまり準備がなくても少し工夫すればもっと楽しめる遊びまで、子どもたちが遊び方をわかるように、やさしく解説します。

『先生と保護者のための子どもアレルギー大百科』 渡邊美砂/著 少年写真新聞社 2023年発行

今年は暖かくなるのが早く、すでに反応し始めている方もいらっしゃるのではないでしょうか。春といえばスギ花粉症の季節です。毎年、例年の何倍!と飛散予測が報道されています。花粉症をはじめ、アレルギー性鼻炎、食物アレルギーやアトピー性皮膚炎、気管支ぜんそく、アレルギー性結膜炎の基礎知識や症状、療法、日常生活での注意点などについて紹介します。

 

3月12日(火曜日)放送内容

今日は電子申請についてです。

暮らしに必要な水道の届けや子育て、介護などの届けなど、市役所に行かなくてもオンラインで手続きができることをご存じですか。図書館で本を借りる際に必要な貸出券もオンラインで申し込むことができます。

オンラインでできる手続きは、持っていない方の新規申込、昔作ったことがあるが、失くしてしまった方の再交付申込、申し込んだ時と住所や連絡方法などが変わった方の変更届です。新規申込・再交付申込をオンラインでできるのは五所川原市内に在住・在勤・在学している方、五所川原圏域定住自立圏内(つがる市、中泊町、鶴田町、鰺ヶ沢町、深浦町)に在住の方です。

 

新規・再交付の場合の手続き方法についてご案内します。

まず、図書館ホームページを開きます。[利用案内]をクリックすると「貸出券をつくる」というページが開きます。下にスクロールすると「インターネット(五所川原市電子申請・届出システム)から申請することができます。」という項目があります。「図書館貸出券交付申込」というリンクをクリックしてください。「五所川原市電子申請・届出システム」のページが開きます。

1.電子申請サービスの利用登録

過去に電子申請・届出システムを利用し、すでに利用登録をしている方は利用者IDとパスワードを入力してください。利用登録をすると手続きの際に住所などの初期情報の入力を省略できるようになります。利用登録をせずに利用することも可能です。その場合は[利用登録せずに申し込む方はこちら]をクリックしてください。

2.連絡先メールアドレスの登録

手続き説明、利用規約を読んでいただき、ご理解いただけましたら[同意する]をクリックします。連絡が取れるメールアドレスを入力してください。

3.貸出券交付申込に必要な情報を入力

登録したメールアドレスに申込画面へのURLが送信されます。送信されたURLをクリックし、名前や生年月日、住所などを入力してください。

4.申込完了

「申込完了通知メール」が届いたら、申込は完了です。免許証など生年月日や住所などが確認できる証明書をもって図書館にご来館ください。貸出券をお渡しいたします。貸出券は金木分館、市浦分館で受け取ることも可能です。

「申込完了通知メール」には貸出券番号とパスワードが記載されているので、来館前に読みたい本の予約をすることもできます。予約方法については図書館ホームページ〉利用案内〉予約・リクエストについて〉Web予約で紹介しています。予約した本が用意できたら、申請時に登録した方法でご連絡しますので、取り置き期限までにご来館ください。

 

電子申請で申し込み、ホームページから事前に予約しておくとこで、時間がない方もスムーズに利用できます。ぜひ活用してみてください。

 

最後に今週末のおはなし会のお知らせです。

3月16日(土曜日)「五所川原おはなし“ぽぽんた”のおはなし会」

午後1時30分から1時間くらい、市立図書館2階おはなしの部屋で「五所川原おはなし“ぽぽんた”」のおはなし会があります。年長さんから小学生向けのおはなし会で、月ごとにテーマを決めて、そのテーマについてのお話をしたり、クイズをしたりします。今月のテーマは「肉」です。どんなお話が聞けるかはお楽しみに!ぜひお友達やお家の方と一緒に聞きにきてください。申し込みは必要ありません。

 

3月5日(火曜日)放送内容

今日は今月の展示、おはなし会についてです。

市立図書館×弘前大学文芸部連携企画展示「その気持ち書いてみよう!三文小説・短歌・詩・俳句」

3月31日(日曜日)まで、市立図書館1階ロビーにて、弘前大学文芸部の皆さんによる、三文小説や短歌、詩、俳句の書き方の解説と作品例を展示しています。皆さんもその気持ちを作品にしてみましょう!完成した作品は、弘前大学文芸部にメールでお送りください。アドレスは展示コーナーにてお知らせしています。また、文章を書く際の手助けとなる図書を展示・貸出しています。そちらも参考にしてみてください。

 

企画展「まもろうよ こころ」

3月22日(金曜日)まで、市立図書館1階一般室の「五所川原の今を知る」コーナーと金木分館にて行っています。厚生労働省は「自殺総合対策大綱~誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現を目指して~」を指針として定め、様々な自殺対策の取り組みを行っています。図書館では市健康推進課と連携し、つらい時に寄り添ってくれるような本の展示・貸出や関連パンフレット等の配布をしています。

また、3月7日(木曜日)10時から14時まで市立図書館2階対面朗読&おはなしの部屋にて「小さな相談室~図書館で少しお話していきませんか~」が開催されます。小さな相談室とは、メンタルケアスペシャリスト(精神対話士)の方が、みなさんの心配ごとや、悩みに寄り添ってお話をがうかがうというものです。どなたでも無料で利用することができます。予約は不要ですが、予約希望の方は、市健康推進課健康推進係まで申し込みください。

 

展示「若い人に贈る読書のすすめ2023」

4月21日まで、市立図書館1階ロビーにて、「若い人に贈る読書のすすめ2023」に選ばれた図書を紹介する展示を行っています。「若い人に贈る読書のすすめ」は、成人式・卒業式など新たな人生の一歩を踏み出す若い人にぜひ読んでもらいたい本を紹介する、読書推進運動協議会が行っている運動です。毎年、この1年に出版され、全国から推薦された「若い人にぜひ読んでもらいたい本」の中から読書推進運動協議会の事業委員会が24冊を選定、リーフレットが制作されています。県立図書館から2023年のセットをお借りして展示・貸出しているので、市立図書館の蔵書にはないものもあります。この機会にぜひお楽しみください。

セットの本をいくつかご紹介します。

『香君 上・下』 上橋菜穂子/著 文藝春秋 2022年発行

遥か昔、神郷からもたらされたという奇跡の稲、オアレ稲。ウマール人はこの稲をもちいて帝国を作り上げました。この奇跡の稲をもたらし、香りで万象を知るという活神〈香君〉の庇護のもと、帝国は発展を続けてきましたが、あるとき、オアレ稲に虫害が発生してしまいます。人並外れた嗅覚をもつ少女アイシャはオアレ稲に秘められた謎と向き合っていくことに…。「精霊の守り人」シリーズや「鹿の王」などが有名な著者による、「香り」や植物・昆虫の生態をテーマにしたファンタジー小説です。

『誰にも嫌われずに同調圧力をサラリとかわす方法』 大嶋信頼/著 祥伝社 2022年発行

少数意見を有する者に対して、暗黙のうちに多数意見に合わせるように誘導することをさす「同調圧力」。「同調圧力」に弱い人でも、人間関係の景色を変えられる! 臨床数9万件超の人気カウンセラーが、心理学に基づき、「同調圧力から抜け出せる自分」のつくり方を紹介します。

 

3月16日(土曜日)「五所川原おはなし“ぽぽんた”のおはなし会」

午後1時30分から1時間くらい、市立図書館2階おはなしの部屋で「五所川原おはなし“ぽぽんた”」のおはなし会があります。年長さんから小学生向けのおはなし会で、月ごとにテーマを決めて、そのテーマについてのお話をしたり、クイズをしたりします。今月のテーマは「肉」です。どんなお話が聞けるかはお楽しみに!ぜひお友達やお家の方と一緒に聞きにきてください。申し込みは必要ありません。