令和5年5月放送分

5月30日(火曜日)放送内容

今日は現在行っている展示をご紹介します。

展示「おすすめします!わたしのすきな本」

市立図書館1階児童室にて、認定絵本士を目指す柴田学園大学短期大学部保育科の学生さんが選んだおすすめの絵本を紹介する展示を行っています。「認定絵本士」とは絵本に関する様々なことを学んだ絵本のエキスパートです。絵本の定義や絵本を紹介する技術、絵本が持つ可能性についてなど30科目を学び、子どもから大人まで、絵本の魅力や可能性を伝え地域の読書活動を充実させるために活動します。柴田学園大学短期大学部保育科では今年度からその養成講座を開講しており、市立図書館司書もいくつかの科目で講師をしています。そんな絵本の専門家を目指す学生さんたちに子どもの時に好きだった絵本やおすすめしたい楽しい絵本などを紹介してもらいました。いくつかご紹介します。

[コミカルでユーモアで賞]『ノラネコぐんだんカレーライス』工藤 ノリコ/著 白泉社 2019年発行

ワンワンちゃんのカレーやさんをノラネコぐんだんが見ています。おいしそう、食べたいね。ニャー。その夜こっそり忍び込んだノラネコぐんだんはおいしそうなカレーを作ります。愛らしいネコたちと遊び心満載のストーリーに夢中になれる!

[空想力が広がるで賞]『きょだいなきょだいな』長谷川 摂子/作 降矢 なな/絵 福音館書店 1994年発行

「こんなものがあったら…」「あんな遊びがあったら…」巨大なピアノやせっけん、トイレットペーパー、桃…さぁ、自由な遊びの世界に出かけよう!

[勇気をもらえるで賞]『はじめてのおつかい』筒井 頼子/さく 林 明子/え 福音館書店 1977年発行

大人にとってふつうの日常も子どもにとっては大冒険。主人公のみいちゃんは5歳の女の子。生まれたばかりの赤ちゃんのために坂の上のお店まで牛乳を買いに行きます。はじめてママの手をはなれて1人でおつかい。読んだらきっと勇気をもらえます。

 

たくさんの絵本を紹介していただいたので、少しずつ展示していきます。かわいいイラスト入りのものや、折り紙や画用紙で作った力作もあります。来館してぜひご覧ください。

 

最後におはなし会のご案内です。

6月4日(日曜日) すてっぷ広場ブックトーク

市立図書館2階「対面朗読&おはなしのへや」でNPO法人子どもネットワーク・すてっぷさんによる「すてっぷ広場」が毎週火曜日の10時から12時、毎週水曜日・毎月第1日曜日の10時から15時まで開催されています。

「すてっぷ広場」は市の地域子育て支援拠点事業の一環として、子育て中のお父さん・お母さんと主に乳幼児などの子どもたちが、いつでも気軽に参加でき、うち解けた雰囲気の中で交流する場を提供することを目的として開催されています。利用料金はかかりません。第1日曜日には、図書館司書によるブックトーク(本の紹介)を行います。どんな本を読んだらいいの?こんな本はある?などの相談も受け付けています。ぜひお気軽にご参加ください。

 

5月23日(火曜日)放送内容

今日は現在行っている展示をご紹介します。

展示「tupera tupera(ツペラツペラ)展」

6月25日(日曜日)まで、市立図書館1階ロビーにて、「パンダ銭湯」や「しろくまのパンツ」など子どもから大人まで楽しめる絵本で有名な絵本作家「tupera tupera」に関する展示を行っています。tupera tuperaは亀山達矢(かめやま たつや)さんと中川敦子(なかがわ あつこ)さんによるユニットです。絵本やイラストレーションをはじめ、工作、ワークショップ、アートディレクションなど、様々な分野で幅広く活動しています。展示している資料をいくつかご紹介します。

『ABCパーティ』tupera tupera/著 白泉社 2019年発行

AからZまでのアルファベットが集まって、さあパーティーがはじまるよ!ページ毎に、そのアルファベットの頭文字をもつ動物や人物などが登場して、パーティーはどんどん盛り上がっていきます。

リズミカルな言葉で、楽しくアルファベットを覚えられるABCブックです。

『魚がすいすい』tupera tupera/著 ブロンズ新社 2011年発行

屏風のように広げて、読んで飾れるジャバラ絵本。すいすい、ぱしゃぱしゃ、ぐいぐい……と、海の世界がオノマトペで展開されていきます。読み進めるたびに、ハラハラドキドキ。裏面では巨大な魚が現れ、広げると実は?!

『しましまじま』tupera tupera/さく ブロンズ新社 2006年発行

しましまじまは、きょうもしましま。しまおくんは、しましまじんの男の子です。年に一度のしましまじまん大会が開かれる11月11日は、とっておきのしましまを、しまじゅうのみんながじまんしあう特別な日。さあ、どうなるのかな?文章も絵も、しまだらけの絵本です。

『へびのみこんだなにのみこんだ?』tupera tupera/さく えほんの杜 2011年発行

やみとひかりとへびのはなし。暗闇からやってきたへびは、腹がへったからと食べ物をのみ込み、うるさかったからとニワトリをのみ込み、欲望のままに、あらゆるものをのみこんでいく。へびが行き着く先は……?

 

6月18日(日曜日)にはイベントがあります。

「tupera tupera絵本の世界 絵本ライブinごしょがわら」

6月18日(日曜日)、ELM2階 ELMホールにて、「tupera tupera絵本の世界 絵本ライブinごしょがわら」が開催されます。全国各地で開催されているtupera tuperaさんの絵本ライブが、青森県に初上陸!tupera tuperaの亀山さんご本人が読み聞かせをしてくださいます。絵本ライブ後は絵本の販売、サイン会もあります。午後1時開場、1時30分開演で、整理券をお持ちの方400名までとなります。このイベントはNPO法人子どもネットワーク・すてっぷさんが主催で、五所川原市子育て利用者支援事業の一環で行われます。「利用者支援事業」とは子どもおよびその保護者、または妊娠している方が教育・保育施設や地域の子育て支援事業を円滑に利用できるよう情報の提供を行ったり、必要に応じて子育ての相談に応じ助言等を行うというものです。イベントの詳しい情報につきましては子育てステーション“すてっぷ”さん(080-9254-4342)にお問い合わせください。

 

5月16日(火曜日)放送内容

今日は現在行っている展示をご紹介します。
展示「tupera tupera(ツペラツペラ)展」
6月25日(日曜日)まで、市立図書館1階ロビーにて、「パンダ銭湯」や「しろくまのパンツ」など子どもから大人まで楽しめる絵本で有名な絵本作家「tupera tupera」に関する展示を行います。当館で所蔵しているtupera tuperaさんに関する資料は、図書館ホームページの蔵書検索システムから「tupera tupera」で検索して、読んでみたい本を予約してみましょう。
展示「若い人に贈る読書のすすめ2022」
6月末頃まで、市立図書館1階ロビーにて、「若い人に贈る読書のすすめ2022」に選ばれた図書を紹介する展示を行っています。「若い人に贈る読書のすすめ」は、成人式・卒業式など新たな人生の一歩を踏み出す若い人にぜひ読んでもらいたい本を紹介する、読書推進運動協議会が行っている運動です。毎年、この1年に出版され、全国から推薦された「若い人にぜひ読んでもらいたい本」の中から読書推進運動協議会の事業委員会が24冊を選定、リーフレットが制作されています。県立図書館から2022年のセットをお借りして展示・貸出しているので、市立図書館の蔵書にはないものもあります。この機会にぜひお楽しみください。セットの中からいくつかご紹介します。
『お探し物は図書室まで』青山美智子/著 ポプラ社 2020年発行
仕事や人生に行き詰まりを感じている5人が訪れた、町の小さな図書室。彼らの背中を、不愛想だけど聞き上手な司書さんが、思いもよらない本のセレクトと可愛い付録で、後押しします。自分が本当に「探している物」に気がつき、明日への活力が満ちていくハートウォーミング小説。2021年本屋大賞で第2位を獲得した作品です。図書館のラベルで見えづらいですが、背表紙のデザインにも注目していただきたいです。
『学校では教えてくれない自分を休ませる方法』井上祐紀/著 KADOKAWA 2021年発行
コロナで目標がなくなった、無性にイライラする、ゲームがやめられない…。休むことは悪でも負けでもありません。つらさを感じたときには休もう!精神科医が、自分を助けるために役立つ3つのステップと、問題解決の手段としての「休みかた」を紹介します。
『少女と少年と海の物語』クリス・ヴィック/著 東京創元社 2021年発行
そのヨットには七人の少年が乗っていた。だが、激しい嵐で転覆。救命ボートに乗り損ない、小さな手漕ぎボートで漂流していたビルは、他の船で難破したらしく同じく漂流している一人の少女アーヤを救出します。ビルは乏しい食料を彼女と分け合い、アーヤはビルに物語を語って聞かせます。極限状況下、物語の力が二人の心を救い、互いに心を通わせます。だが二人に刻々と死の危険が迫っていた…。イギリスの権威ある児童文学賞であるカーネギー賞の最終候補作にもなった作品です。

 

最後に、今週末のおはなし会のご案内です。
5月20日(土曜日)「五所川原おはなし“ぽぽんた”のおはなし会」
午後1時30分から1時間くらい、市立図書館2階おはなしの部屋で「五所川原おはなし“ぽぽんた”」のおはなし会があります。年長さんから小学生向けのおはなし会で、月ごとにテーマを決めて、そのテーマについてのお話をしたり、クイズをしたりします。今月のテーマは「ともだち」です。ぜひお友達やお家の方といっしょに聞きにきてください。申し込みは必要ありません。

 

5月9日(火曜日)放送内容

皆さんは日頃、小さい文字を読むのはたいへん、字は読めるのにうまく意味を理解できないなど、「読み」についてお悩みのことはありませんか。今日は図書館のバリアフリーサービスの中から、通常の図書での読書が難しい方も楽しめる様々な資料についてご案内します。

図書館のバリアフリーサービス 様々な資料編

大活字本(だいかつじぼん)

「大活字本」は大きい文字を使った本のことです。ゴシック体という字体で書かれたものもあり、明朝体は苦手だという方にもおすすめです。小さな文字が読みにくい高齢の方にも好評です。大活字本はどなたでもご利用できます。現在1,500冊以上の大活字本を所蔵しており、市立図書館1階一般室の中にあります。一覧は図書館ホームページの資料を探す〉資料検索〉テーマ別検索〉大活字本から見ることができます。

音楽CD・朗読CD

耳から楽しみたい方にはCDがあります。文学作品の朗読、落語、音楽などのCDがあります。どなたでもご利用できます。1人2本まで借りることができます。ロビーの青森県立図書館の本がある棚のとなりにあります。

点字つき絵本、さわる絵本

「点字つき絵本」は点字だけでなく、絵の部分も触れるようになっている隆起印刷を施してある絵本です。「さわる絵本」はふわふわやザラザラ、デコボコなど、触覚で楽しめる加工がされた絵本です。障害の有無に関わらずいっしょに楽しめるようにという思いで作られています。どなたでも借りることができます。

録音図書(デイジー図書)

「録音図書(デイジー図書)」は活字を読むのが難しい方のための資料で、専用機器、パソコン、携帯音楽プレーヤーで聞くことができます。バリアフリーサービス利用登録が必要です。

マルチメディアデイジー図書

「マルチメディアデイジー図書」はパソコン等で音声を聞きながら、絵や文字を見ることができる資料です。文字の大きさや背景の色、文字を読み上げるスピードなどが変えられます。視覚障害や学習障害、知的障害、精神障害の方に有効であることが国際的に広く認められています。再生するには、専用のソフトが必要な場合もあります。バリアフリーサービス利用登録者のみ利用できます。使ってみたい方のために体験できるパソコンを用意しています。体験はどなたでもご自由にできます。

布の絵本

「布の絵本」は様々な障害のある子どものために作られています。ボタン等のしかけもあり、指先の訓練になるという効果もあります。ご利用いただけるのは、市内在住・在学の障害のあるお子さんや、障害のあるお子さんのいる市内の団体、特別支援学級などです。

そのほか、点字や手話についての本もバリアフリーコーナーにあり、それらはどなたでもご利用できます。館内には資料以外にも読書をサポートする機器類もあります。バリアフリーサービスの利用案内や関連するチラシなども置いているので、興味のある方はお持ち帰りください。

 

5月2日(火曜日)放送内容

今日は、今月の展示、おはなし会についてと季節の本の紹介です。

展示「旅を楽しむ」

ゴールデンウィーク中、旅行を計画している方もいらっしゃるのではないでしょうか?旅のついでに各地の図書館を巡ってみてはいかがでしょうか。地域の図書館にはその地域の特色が反映されています。県内各地の図書館情報や観光スポットなどを紹介し、関連資料の貸出を行います。展示期間は5月14日(日曜日)まで、展示場所は市立図書館1階ロビーにて行っています。

展示「tupera tupera展」

5月16日(火曜日)から6月25日(日曜日)まで、市立図書館1階ロビーにて、「パンダ銭湯」や「しろくまのパンツ」など子どもから大人まで楽しめる絵本で有名な絵本作家「tupera tupera」に関する展示を行います。当館で所蔵しているtupera tuperaさんに関する資料は、図書館ホームページの蔵書検索システムから「tupera tupera」で検索して、読んでみたい本を予約してみましょう。

5月7日(日曜日) すてっぷ広場ブックトーク

市立図書館2階「対面朗読&おはなしのへや」でNPO法人子どもネットワーク・すてっぷさんによる「すてっぷ広場」が毎週火曜日の10時から12時、毎週水曜日・毎月第1日曜日の10時から15時まで開催されています。

「すてっぷ広場」は市の地域子育て支援拠点事業の一環として、子育て中のお父さん・お母さんと主に乳幼児などの子どもたちが、いつでも気軽に参加でき、うち解けた雰囲気の中で交流する場を提供することを目的として開催されています。利用料金はかかりません。第1日曜日には、図書館司書によるブックトーク(本の紹介)を行います。どんな本を読んだらいいの?こんな本はある?などの相談も受け付けています。ぜひお気軽にご参加ください。

5月20日(土曜日)「五所川原おはなし“ぽぽんた”のおはなし会」

午後1時30分から1時間くらい、市立図書館2階おはなしの部屋で「五所川原おはなし“ぽぽんた”」のおはなし会があります。年長さんから小学生向けのおはなし会で、月ごとにテーマを決めて、そのテーマについてのお話をしたり、クイズをしたりします。今月のテーマは「ともだち」です。ぜひお友達やお家の方と一緒に聞きにきてください。申し込みは必要ありません。

 

5月5日はこどもの日です。行事の由来やこどもの日に楽しみたい本を紹介します。

「こいのぼりパーティーぐんぐんすくすく(おいしい行事のえほん)」 すとう あさえ/文 山田 花菜/絵 ほるぷ出版 2021年発行

ままこさんは本屋さん。お料理するのが大好きです。今日はこどもの日。あっくんと、かよちゃんといっしょに、こいのぼりパーティーをします。柏餅やこいのぼりフルーツパイ、矢車春巻きなど、おいしいこどもの日ごはんを作りましょう!こどもの日がより楽しくなる1冊です。

紙芝居「ちまきまきまき」 土田 義春/脚本・絵 童心社 2019年発行

クンクンとキキは、おばあちゃんといっしょに、笹の葉を取りに行きました。ふたりは笹の葉をきれいに洗い、粉をこねておだんごを作りました。子どもたちの成長をねがう伝統行事の食べ物の紙芝居のシリーズから端午の節句に食べる「ちまき」のおはなしです。