令和5年4月放送分

4月25日(火曜日)放送内容

今日は図書館が行っている学校図書館支援や連携についてお話しします。

市立図書館では子どもたちの読書活動を推進するために学校図書館支援などを行っています。子どもたちの学びを豊かにするサポートができるような学校図書館を目指して、当館司書が定期的に市内の全小中学校を訪問して蔵書の更新・整理のお手伝いや授業に使用する本の配本、図書館の利用指導などを行っています。また学校で子どもたちが制作したおすすめ本のポップなどをお借りして図書館で展示したり、図書館の所蔵資料を紹介する展示を学校でしたりと、相互に協力し合っています。

先週、4月21日には、今年度最初となる「小学校第一学年貸出促進事業『図書館1年生』」を栄小学校で行いました。「小学校第一学年貸出促進事業『図書館1年生』」は昨年度からはじめたもので、授業の時間を1時間ちょうだいし、小学校1年生に図書館の使い方や本の並び方などを教えるというものです。小学校に入ってはじめて図書館という場所に出会い、お家での読書のほかに、はじめて読書をする場所ができるため、少しでも最初の段階で基本をしっかりと知っておいてほしいという思いで1年生を対象に行っています。

指導内容は、図書室や図書館の本の背にある3段のシールは、「本のおうち」を表していること、そのシールの1段目にある3桁の数字は、本の内容を表していること、本棚の本の並び方には、きまりがあることを教えています。まだ入学して2週間で、はじめてのことだらけな学校生活に慣れるためにがんばっている最中だと思われますが、栄小学校の1年生のみなさんは授業をよく聞き、本の仲間分けクイズでは正解者続出でした!授業の内容を思い出し、好きな「折り紙」や「昆虫」、「なわとび」などについての本が図書室・図書館のどこにあるのかぜひ探してみてほしいです。

おはなしの本を読むことだけが読書ではありません。昆虫や料理、ゲーム、スポーツについての本などもあります。これらの本を読むことも素敵な「読書」です。この授業をとおして自分の好きな本がどこにあるのか自分で見つけられるようになったら読書もより楽しくなると思っています!今後、ほかの学校でも実施する予定ですので、楽しみにしていてください!

「図書館1年生」以外にも今年度は、図書委員への利用指導や市立図書館の本を借りる体験ができる移動図書館を学校からの希望で実施する予定です。また、今年で8年目を迎える五所川原市子ども司書養成講座も夏休みに開催することが決まっていますし、イベントも企画中です。図書館の活動の様子やイベントの案内などはこの「図書館インフォメーション」のほかに広報やホームページ、Facebookなどで随時発信しています。ぜひチェックしてみてください。

 

最後に現在開催中の展示を紹介します。

展示「旅を楽しむ」

ゴールデンウィーク中、旅行を計画している方もいらっしゃるのではないでしょうか?旅のついでに各地の図書館を巡ってみてはいかがでしょうか。地域の図書館にはその地域の特色が反映されています。県内各地の観光スポットなどを紹介し、観光ガイド、「旅」がテーマの本等の関連資料の貸出も行っています。展示期間は5月14日(日曜日)まで、展示場所は市立図書館1階ロビーです。

 

4月18日(火曜日)放送内容

4月23日から5月12日はこどもの読書週間です。今年のテーマは「ひらいてとじた 笑顔がふえた」です。このテーマには読み聞かせや自発的に本を読みだすころ、このようになってほしいという娘さんへの想いが込められています。今日は、児童室で行っている展示「こんなのあるよ!~司書のおすすめ23~」の中からいくつかご紹介します。

「もっかい!」 エミリー・グラヴェット/さく フレーベル館 2021年発行

そろそろ、お休みの時間です。ドラゴンのセドリックは、真っ赤なドラゴンが出てくる、お気に入りの絵本をママに読んでもらいます。「もっかい!」とセドリックは何度もせがみますが、ママが先に寝てしまいました。腹を立てたセドリックは…。何度でも読んでもらいたいくらい大好きな本があるお子さんにも、「もっかい!」攻撃にがんばっているパパさんやママさんたちにもおすすめしたい1冊です。

「ひみつのカレーライス」 井上荒野(いのうえ あれの)/作 田中清代(たなか きよ)/絵 アリス館 2009年発行

カレーライスを食べていると、口の中から種が出てきました。庭に埋めると、やがて芽が出て、お皿の葉っぱに、福神漬けの花が咲き、ライスの実とカレーの実がなって…。はてさて、そのあとは? カレーライスが食べたくなること間違いなしな、愉快な絵本です。

「ビーカーくんと放課後の理科室」 うえたに夫婦/絵・文 仮説社 2017年発行

放課後の理科室で、授業の計画書を見て実験の練習を始める実験器具たち。でも、明日の実験にビーカーくんの出番はないようです。どうしても実験に参加したいビーカーくんは、みんなに実験のコツを教えてもらうことに…。理科の授業で使用する実験器具たちをキャラクターで紹介する「ビーカーくんとそのなかまたち」の絵本版で、小学校低学年から楽しむことができます。

「しょうぼうじどうしゃじぷた」 渡辺茂男(わたなべ しげお)/さく 山本忠敬(やまもと ただよし)/え 福音館書店 1966年発行

ここは街の真ん中にある消防署。高いビルにはしごをのばして火を消すことのできる、はしご車ののっぽくん。たくさんの水で激しい炎も消すことのできる高圧車のばんぷくん。けが人を運んで助ける救急車のいちもくさん。大きくて立派な働きをするみんなは子どもたちにも大人気です。他にも消防署にはジープを改良した消防自動車じぷたもいますが、だれも気にかけません。でも、ある日、じぷたが大活躍する時がやってきます。50年以上前の絵本ですが、色褪せない魅力がある1冊です。

「もりのおふとん」 西村敏雄(にしむら としお)/さく 福音館書店 2020年発行

森の中に大きな布団がありました。ライオンがやってきて、「だれのかな……?」。ライオンは布団に入ってみました。「ふかふか おふとん いいきもち!」。動物たちが次々やってきて、布団に入ります。「ふかふか おふとん いいきもち!」。みんなが気持ちよく寝ていると、誰かが、ずるずる~っ! と布団を引っ張ります……。みんなで洗いっこが楽しい『もりのおふろ』の続編です。

 

気になる本がありましたら、図書館ホームページから予約することもできます。みなさんも笑顔になれる本を探したり、お友達やご家族と共有したりして、楽しい読書ライフをお過ごしください。

 

4月11日(火曜日)放送内容

ラジオで紹介されていたあの本が気になるの!でも図書館にあるかしら?そんな時は図書館の蔵書検索を使ってみてください。今日は図書館の蔵書検索と予約の方法についてご案内します。

 

図書館のホームページで、読みたい本を図書館が所蔵しているか、借りられるか調べることができます。すべてひらがなまたはカタカナで検索すると読みで検索しますが、漢字で検索すると完全に一致するもののみヒットします。たとえば「わたなべ」とひらがなで検索すると「辺(へん)」の渡辺さんも「部(ぶ)」の渡部さんもヒットします。
検索窓の下にある「県内図書館で探す」を使うと県内の図書館の所蔵を一度に検索することができます。
読みたい本があればホームページから本の「予約」をすることができます。検索結果から読みたいものをクリックします。気になるものがあれば【予約かごに追加】ボタンをクリックします。ログイン画面になるので貸出券番号とパスワードを入力してログインします。パスワードの初期設定は生年月日8ケタです。ログイン後に変更することができます。予約かごへは最大1,000冊登録することができます。この時点ではまだ予約は完了していません。予約を完了するにはページ下部の【予約かご】をクリックし、本当に予約したい本にチェックをいれて【予約】ボタンをクリック、連絡方法と受取館を選択して【予約】ボタンをクリック、内容に間違いがないか確認をし【送信】をクリックします。「予約申込を受け付けました。」と表示されると予約完了です。予約は図書5冊までできます。
本の用意ができましたら、選択した方法で連絡をいたします。連絡がきましたら、5開館日以内にご来館ください。取り置き期限を過ぎますと、予約が取り消されてしまいます。ご注意ください。

蔵書検索をして図書館に所蔵がなかった場合はリクエストをすることもできます。ほかの図書館から取り寄せたり購入したりして提供します。お時間を要する場合や提供できない場合もありますのでご了承ください。リクエストサービスを利用できるのは市内にお住いの方、市内に通勤・通学されている方です。図書のみ、予約と合わせて5冊までリクエストできます。雑誌や視聴覚資料などはリクエストできません。

また、青森県立図書館の利用者登録をすると県立図書館の本を市内3館で受け取れるオンライン貸出サービスや電子書籍を利用することもできます。郵送や電子申請でも利用者登録をすることができますので、よりたくさんの資料を利用したい方は館内の広報物や県立図書館ホームページをご確認ください。

 

最後に今週末のおはなし会のご案内です。
4月15日(土曜日)「五所川原おはなし“ぽぽんた”のおはなし会」
午後1時30分から1時間くらい、市立図書館2階おはなしの部屋で「五所川原おはなし“ぽぽんた”」のおはなし会があります。年長さんから小学生向けのおはなし会で、月ごとにテーマを決めて、そのテーマについてのお話をしたり、クイズをしたりします。今年度最初のテーマは「春、スタート!」です。ぜひお友達やお家の方と一緒に聞きにきてください。申し込みは必要ありません。

 

4月4日(火曜日)放送内容

火曜日、9時30分からの放送では、はじめまして!図書館インフォメーションでは図書館の展示やイベントのご案内、おすすめの本の紹介などをしています。今日は、図書館のご案内と今月の展示、おはなし会についてです。

 

まずは図書館についてご紹介します。市内には3ヶ所の図書館があります。菊ヶ丘運動公園の中にある「五所川原市立図書館」、金木総合支所の中にある「金木分館」、市浦総合支所の中にある「市浦分館」です。休みの日は、市立図書館が月曜日と毎月第3木曜日、金木分館が月曜日と祝日と毎月第3木曜日、市浦分館が土日と祝日です。市立図書館は祝日も開いているため、月曜日が祝日のときは次の平日に休みます。開いている時間は、市立図書館は平日:午前9時30分から午後6時まで、土日・祝日:午後5時までです。金木分館と市浦分館は午前9時30分から午後5時までです。

図書館の中では自由に本を持ち歩いて利用できます。図書館の外へ借りていきたいときは「貸出券」で貸出の手続きをします。図書館で本を借りるのにお金はかかりません。はじめて借りるときは、高校生以上の方は学生証や免許証など名前・誕生日・住所を確認できるものが必要ですので、はじめて図書館に行くときは念のため持っていきましょう。貸出券は市内3館共通で使えます。電子申請で作ることもできます。

本を返すときは、借りたところでなくても、市内3館ならどこでも返せます。また、つがる市立図書館と中泊町図書館に返したり、2館で借りた本を市内3館に返すこともできます。

借りられる冊数は、本が10冊まで、雑誌が3冊まで、CD・DVDが2本まで、デジタル資料が5本までで、15日間借りられます。予約が入って次に待っている人がいなければ、さらに1週間延長することができます。

春、なにか新しいことを始めたくなる季節です。これまで図書館を利用したことがない方や最近ご無沙汰だなという方も、お花見などのついでに気軽に足を運んでみてください。

展示「旅を楽しむ」

ゴールデンウィーク中、旅行を計画している方もいらっしゃるのではないでしょうか?旅のついでに各地の図書館を巡ってみてはいかがでしょうか。地域の図書館にはその地域の特色が反映されています。県内各地の図書館情報や観光スポットなどを紹介し、関連資料の貸出を行います。展示期間は5月14日(日曜日)まで、展示場所は市立図書館1階ロビーにて行います。

児童室展示「司書のおすすめ本」

当館司書が児童書の中から皆さんにおすすめしたい本を20冊選びました。児童室にて展示・貸出を行っています。皆さんのお気に入りの本も紹介されているかもしれません。ぜひご家族でご覧ください。

4月15日(土曜日)「五所川原おはなし“ぽぽんた”のおはなし会」

午後1時30分から1時間くらい、市立図書館2階おはなしの部屋で「五所川原おはなし“ぽぽんた”」のおはなし会があります。年長さんから小学生向けのおはなし会で、月ごとにテーマを決めて、そのテーマについてのお話をしたり、クイズをしたりします。今年度最初のテーマは「春、スタート!」です。ぜひお友達やお家の方と一緒に聞きにきてください。申し込みは必要ありません。