令和5年11月放送分

11月28日(火曜日)放送内容

青森県立図書館は青森市にある青森県民と県内公共図書館・学校図書館をサービス対象とした図書館です。青森県民、県内に通勤・通学している方、県内に帰省先がある方はどなたでも利用することができます。今日はちょっと行くのは大変という方におすすめの、来館しなくても利用できる青森県立図書館のサービスについてお知らせします。

利用者登録をする

貸出などのサービスを利用するには、利用登録が必要です。利用登録は県立図書館カウンターのほかに、郵送でも申し込むことができます。更新の際も同様に来館することなく手続きができます。「青森県電子申請・届出システム」からの申込も可能ですが、新規登録・再発行・氏名変更の場合は「オンライン利用者登録セット」が必要です。「オンライン利用者登録セット」は当館にも置いています。

オンライン貸出サービス

県立図書館で所蔵している図書をホームページから検索・予約をし、県内のお好きな図書館で受け取り、返却することができるサービスです。用意ができると県立図書館からメールが送られるので指定した図書館・公民館図書室へ取りに行ってください。延長もホームページからできます。

遠隔地返却サービス

お買い物やお仕事のついでに県立図書館に寄ったけど、返しに行くのが大変なので借りられないということはありませんか。そんな時は遠隔地返却サービスが便利です。県立図書館カウンターで本を借りる際に「○○の図書館で返します」と伝えると専用の赤い袋にいれて貸してくれます。返却の際はその赤い袋に本を入れて借りる際に指定した図書館・公民館図書室に返却することができます。

レファレンスサービス

県立図書館の専門スタッフがみなさんの調べもののお手伝いをしてくれるサービスです。探している本があります。ある事柄や人物について調べたいのですが、どんな本がありますか?調べたいことがあるけれど、どうやって調べたらいいか分からない。どんなアクセス方法がありますか?などといったみなさんの「?」を解決するために県立図書館所蔵の資料や様々な情報を使って答えてくれます。電話、郵便、ファックス、メールからも申し込むことができます。

リクエストサービス(相互貸借)

オンライン貸出サービスなどは県立図書館の利用者登録が必要ですが、手続きが面倒、とりあえずこの本だけ読みたいという方も県立図書館の所蔵資料を利用する方法があります。リクエストをしていただくと、県立図書館の本を市立図書館に取り寄せることができます。リクエストサービスを利用できるのは市立図書館の貸出券をお持ちの市内にお住いの方、市内に在勤・在学中の方です。県立図書館の利用者登録は必要ありません。リクエスト申込用紙に読みたい本の情報を記入してカウンターへお持ちください。取り寄せには時間がかかる場合もありますので、ご了承ください。

電子書籍

電子書籍閲覧サービス「KinoDenキノデン」が提供する学術書・専門書を中心とした電子書籍を24時間利用することができます。2023年3月末時点で1,703点の図書が閲覧できます。県立図書館の利用登録をしていればどなたでも利用できます。

この他にもいろいろなサービスがあります。詳しいサービスの内容や、様式のダウンロード、県立図書館所蔵資料を調べたい方は青森県立図書館ホームページをご確認ください。

 

11月21日(火曜日)放送内容

11月23日は勤労感謝の日です。その年に収穫された穀物などを神様にお供えし、実りに感謝する「新嘗祭」という宮中行事が起源であり、働くことの大切さを知り、収穫に感謝をする国民の祝日のひとつです。

そこで今日は職業を知るきっかけにもなるお仕事小説を紹介します。

【書籍修復家】『菜の花工房の書籍修復家:大切な本と想い出、修復します』日野 祐希/著 宝島社 2019年発行

大切な本を、ただ修理するのではなく、思い出も含めて直す書籍修復家。高校3年生の三峰菜月は、子どもの頃に宝物の絵本を直してくれた書籍修復家の工房の門を叩きます。弟子入りを拒まれますが、菜月は期限付きを条件に書籍修復の基礎を学び始めます。小説投稿サイト『小説家になろう』等に掲載され、第6回ネット小説大賞にも選ばれました。

【校閲】『校閲ガール』宮木 あや子/著 KADOKAWA 2016年発行

文書や原稿などの内容の誤りや不備な点を直し、訂正するのが校閲の仕事です。ファッション誌の編集者を夢見て大手出版社に就職した主人公・悦子。しかし配属されたのは校閲部!しかも悦子は文芸書が苦手です。さらに担当する原稿や周囲ではたびたび、ちょっとした事件が起こります。シリーズは全部で3冊あります。2016年にはドラマ化され、石原さとみさんが悦子を演じられました。

【給食調理員】『給食のおにいさん』遠藤 彩見/著 幻冬舎 2013年発行

給食調理員は学校で給食を作ります。コンクールで優勝するほどの腕をもちながら、給食調理員として働くことになった料理人の宗。子ども嫌いな彼を待っていたのは、保健室登校生や太ってしまった人気子役など問題を抱える生徒ばかりで…。同じ「調理」という仕事ではありますが、「学校給食」というこれまでとはまったく異なる環境に戸惑いながらも奮闘する男性給食調理員のおはなしです。シリーズは全部で5冊あります。

 

ほかにも業界あるあるに共感できるものや「こんなお仕事もあったんだ!」というメジャーではないお仕事を取り上げたものなどもあります。憧れた職業や気になる業界のものなど、お気に入りの1冊を探してみてください。

 

最後にイベントについてお知らせします。

「第2弾 大相撲よもやま話」

11月3日に読書週間のイベントとして相撲史研究家の今靖行さんを講師にお迎えし、相撲をテーマにした講演会を開催しましたが、来月、第2弾の開催が決定しました。第2弾は前回に引き続き、今さんと、NHK「アップルワイド」にて相撲コーナー「イッツ・ア・スモウ・ワールド」に今さんといっしょに出演されている能町みね子さんをお招きし、お二人の爆笑トークショーを開催します。

開催日時は12月9日(土曜日)午後1時から、場所は市立図書館2階閲覧室です。申し込みは市立図書館に来館または電話、メールで受付中です。定員は30名です。12月7日(木曜日)まで受け付けますが、定員になり次第、締め切らせていただきます。先着順となりますので、お早めにお申し込みください。

図書館では相撲関連資料、今さんの著作、能町さんの著作を所蔵しています。イベント前にどうぞお楽しみください。

 

11月14日(火曜日)放送内容

今日はイベントについてお知らせします。

「第2弾 大相撲よもやま話」

11月3日に読書週間のイベントとして相撲史研究家の今靖行さんを講師にお迎えし、相撲をテーマにした講演会を開催しましたが、来月、第2弾の開催が決定しました。第2弾は前回に引き続き、今さんと、NHK「アップルワイド」にて相撲コーナー「イッツ・ア・スモウ・ワールド」に今さんといっしょに出演されている能町みね子さんをお招きし、お二人の爆笑トークショーを開催します。どんなお話がでるやらお楽しみに!

開催日時は12月9日(土曜日)午後1時から、場所は市立図書館2階閲覧室です。申し込みは市立図書館に来館または電話、メールで受付中です。定員は30名です。12月7日(木曜日)まで受け付けますが、定員になり次第、締め切らせていただきます。先着順となりますので、お早めにお申し込みください。

図書館では相撲関連資料、今さんの著作、能町さんの著作を所蔵しています。イベント前にどうぞお楽しみください。

 

明日、11月15日は七五三です。「七五三」は3歳の男の子と女の子、5歳の男の子、7歳の女の子が神社に参拝して健やかな成長を祈る行事ですが、『和のしきたり:日本の暦と年中行事』(新谷尚紀(しんたに・たかのり)/監修 日本文芸社 2007年発行)によれば、現在のような行事になったのは明治以降のことで、全国的に広まったのは戦後になってからといわれているそうです。

「七五三」に関する本を紹介します。

『ようかいむらのめでたししちごさん』たかい よしかず/作・絵 国土社 2023年発行

餓鬼の妖怪のがっきーが、どう見てもお年寄なのに七五三のお参りといって、ようかい神社にやってきました。ようかいむらにも七五三の風習があるようですが、人間界とは少し違うようです。ようかいむらでは3歳、5歳、7歳、そして753歳の節目を千歳飴を食べながらみんなでお祝いします。神主の大天狗さまのお祓いを済ませたがっきーは、いったいどんな節目を迎えたのでしょうか。

『東北のしきたり』鈴木 士郎・岡島 慎二/著 マイクロマガジン社 2017年発行

結婚式の引き出物は布団が常識、お盆は墓の前で花火を上げる…。東北地方に残る、正月やお盆・結婚や葬式・七五三・日々の生活の中の珍しいしきたりを取り上げ、その由来や成り立ち、変化の過程を紹介します。

 

つづいて、今週の休館日のお知らせです。

16日(木曜日)は11月の3回目の木曜日なので、本館と金木分館が館内整理のため休館日です。市浦分館は通常通り開館します。休館日に本館と金木分館で本を返却したい方は返却ポストをご利用ください。ほかの図書館から借りた本や壊れやすいCDなどは直接、カウンターに返却をお願いします。

 

最後に今週末のおはなし会についてご案内します。

11月18日(土曜日)「五所川原おはなし“ぽぽんた”のおはなし会」

午後1時30分から1時間くらい、市立図書館2階おはなしの部屋で「五所川原おはなし“ぽぽんた”」のおはなし会があります。年長さんから小学生向けのおはなし会で、月ごとにテーマを決めて、そのテーマについてのお話をしたり、クイズをしたりします。今月のテーマは「りんご」です。ぜひお友達やお家の方と一緒に聞きにきてください。申し込みは必要ありません。

 

11月7日(火曜日)放送内容

今日は今月の展示、イベントについてお知らせします。

10月27日から11月9日は読書週間です

今年のテーマは「私のペースで しおりは進む」です。

読書週間企画展

11月15日(水曜日)まで、市立図書館1階ロビーにて読書週間の企画展を行っています。青森放送の社長をされた澁谷吉民さんの遺族の方から寄贈され、伊藤忠吉記念図書館に「渋谷文庫」として所蔵していた資料の中から、数ある相撲関連資料を展示・貸出しています。ふだんは書庫で保管している資料たちをお手に取ってご覧いただけます。

展示「アニバーサリー展」

11月17日(金曜日)から12月28日(木曜日)まで、市立図書館1階ロビーにて、2023年にアニバーサリーを迎えた作家や作品たちを一挙に紹介する展示を行います。作家デビュー100周年を迎えた江戸川乱歩さんや生誕150周年を迎えた泉鏡花さんなど、今年もいろいろな「アニバーサリー」がありました。1年を振り返りながらお楽しみください。

11月18日(土曜日)「五所川原おはなし“ぽぽんた”のおはなし会」

午後1時30分から1時間くらい、市立図書館2階おはなしの部屋で「五所川原おはなし“ぽぽんた”」のおはなし会があります。年長さんから小学生向けのおはなし会で、月ごとにテーマを決めて、そのテーマについてのお話をしたり、クイズをしたりします。今月のテーマは「りんご」です。ぜひお友達やお家の方と一緒に聞きにきてください。申し込みは必要ありません。

「りんご」に関する本をいくつかご紹介します。

『りんごだんめん図鑑』わたなべまこ@豊洲市場ドットコム/著 小学館 2019発行

ふじ、陸奥、紅玉はもちろん、ご当地りんごのような珍しい品種など、いま日本で入手することができる42品種を断面写真で紹介します。ちょっと懐かしい品種から、これからを担う新品種まで勢ぞろい。各品種の食感と甘味酸味比較もあり、日本のりんごの魅力を一覧&堪能できる一冊です。

『リンゴを食べる教科書:健康果実のひみつ』丹野 清志/著 池田 友子/料理制作 ナツメ社 2017年発行

健康効果が高いとされている「リンゴの栄養」や、美味しいリンゴが出荷されるまでの「リンゴ畑の1年」、地元の食材を生かした「リンゴ料理」などを、カラー写真で紹介した一冊です。

『りんごのお菓子:かんたん焼き菓子から冷たいお菓子まで、まるごとりんごの本』齋藤 真紀/著 枻出版社 2013年発行

そのままがいちばんおいしいりんごですが、お菓子にしてもおいしいですよね。焼きりんごやりんごとシナモンのケーキ、りんごとヨーグルトのミルクプリンなど、かんたんな焼き菓子から冷たいお菓子まで、りんごを使ったお菓子のレシピを紹介します。

『りんごだんだん』小川 忠博/写真と文 あすなろ書房 2020年発行

おいしそうなりんごを食器棚に1年ほどしまっておいたら、どうなると思いますか。すべての生き物は、最後は土にかえります。だれも見たことのない、変わりゆくりんごの姿を追った346日を写真で記録した絵本です。

ほかにも「りんご」について学べるものや楽しい絵本もあるので、図書館で探してみてください。