令和4年4月放送分

4月27日(水曜日)放送内容

今日は、本の紹介についてです。

もうすぐ、待ちに待ったゴールデンウィークがやってきます!そこで、ゴールデンウィークに向けて読んでほしい本、ゴールデンウィーク中に読んでほしい本をご紹介します。

「レジェンドアニメ!」 辻村 深月(つじむら みずき)/著 マガジンハウス 2022年3月発行

夢と希望。情熱とプライド。愛と敬意。「ハケンアニメ!」に隠された、心震えるさらなる物語です。2022年5月公開映画のスピンオフ作品集です。

「ふぃ~らあ倶楽部FEELER 2・3月号」 フィーラー倶楽部 2022年1月発行

3世代しあわせ家族のおトク・楽しい・使える青森の地元マガジン「ふぃ~らあ倶楽部」2・3月号は、津軽の楽しいコト、美味しいモノ、好きなコトを集めて1冊となっています。キャッチコピーは “ここは、よそどつがるし~なんとエンターテーメントなまちだデバ。” 内容も、音楽・アート・文学・マンガ・劇・グルメ…ふらっと体験してみるべし!つがるのエンタメを思う存分お楽しみください。

「妖怪横丁大運動会」 広瀬 克也(ひろせ かつや)/作 絵本館 2022年2月号

朝から花火がババーンとあがり、今日は妖怪大運動会です。火だるまころがし、デカパンツ競争、おおにゅうどうのぼりなど驚く競技がめじろ押し。ユーモアたっぷりの妖怪絵本第9弾です。

5月には運動会が待っています!この本を読んで今から体力づくりしておきましょう。

「じいさんばあさん若返る」 新挑 限(あらいど かぎり)/著 KADOKAWA

長年連れ添った老夫婦がいきなり若返った!?青森でリンゴ農家を営む老夫婦・正蔵とイネ。

ある日目覚めるとふたりは若い頃の姿になっていて…イケメンなじいさま&美人なばあさまが巻き起こす、お騒がせおしどり夫婦コメディです。現在、4巻まであります。

「地図でスッと頭に入る鎌倉・室町時代」 昭文社 2022年2月発行

現在放送中のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の歴史舞台ともなる、「鎌倉・室町時代」。源頼朝が鎌倉幕府を開いてから、室町幕府の15代将軍足利義昭が戦国大名織田信長に追われて幕府が滅ぶまでの「中世」のエポックを、地図や相関図を駆使してわかりやすく解説しています。大河ドラマをきっかけに、「鎌倉・室町時代」の実像と最新研究結果を知るのに最適な一冊です。

「スッと頭に入る」シリーズは、「 歴史」と「地理」に着目、複雑な歴史経緯や地理的な特徴をスッと頭に入るように整理された本となっています。このシリーズで当館にあるのは、「戦国時代」、「幕末・維新」、「古代史」、「昭和と近現代史」「平安時代」「縄文時代」「アメリカ50州」「ヨーロッパ47カ国」「アジア25の国と地域」「47都道府県」です。

「いまめがあったよね?」 おおた ゆみこ/文 にしかわ ともみ∥絵 ブロンズ新社 2022年1月発行

女の子が、遊びにでかけました。落ちている、葉っぱさん。いま、目が合ったよね?女の子は、葉っぱさんを拾いました。帽子をかぶった、どんぐりさん。いま、目が合ったよね?女の子は、どんぐりさんもひろいました。すると目の前に、大きなみずたまり。目が合ったよね!女の子は、みずたまりにとびこんで…。おでかけするのが楽しくなる絵本です。

絵を描いたにしかわさんは、青森県出身です。

天気がいい日は、外で本を読んでもいいですね。みなさん、楽しい休日をお過ごしください!

 

4月20日(水曜日)放送内容

今日は、学校図書館支援についてです。

当館では、定期的に市内小・中学校17校を訪問し、棚整理や展示などの環境整備、授業で使う資料の相談、図書室の運営についての話し合い等を行っています。平成29年度には、市内全ての小・中学校に図書をバーコードで管理するシステムを導入し終えました。システムが入ったことで、本の貸出、返却はもちろん、蔵書検索、蔵書管理や子どもたちの読書傾向、ランキングなどを出すことが出来ます。また、市の予算分の図書購入については、先生方に、購入する本の選書のみをお願いし、当館で、発注・検収・分類・データ入力・排架までを行っています。購入した本は、バーコードがつき、さらに本が傷まないようにカバー掛けがされて届くので、図書館の本と同じ状態で子どもたちに届けることができます。そのほかにも、「調べ学習の授業で使いたい!」「図書室の本だけでは足りない!」という時に、図書館で本を用意し、学校に貸出・配本をしています。

実際に要望のあった例として、児童向けの太宰治の本、こぎん刺しの本、むかしばなし、環境問題に関する本、野菜の育て方についての本、神話の本などがありました。

また、調べ学習で大活躍する「ポプラディア」もセットにして貸出を行っています。この貸出は今年度からスタートしました。学校への貸出期間については、原則2か月以内となっています。使用する期間が決まっている場合には、その期間に合わせた貸出をしますのでご相談ください。大型絵本や大型紙芝居も貸出ができ、15日間利用できます。貸出冊数については原則300冊まで、大型絵本や大型紙芝居は5冊までとなっています。予約が入っていない場合は延長もできます。

また、活字による読書が苦手な子どもたちにも読書を楽しんでもらえるよう、特別支援学級などへ資料の貸出もしています。貸出している資料についてご紹介します。

〇録音図書(デイジー図書):デイジー図書とは、デジタル化された録音図書です。音声で聞くことができる資料で、専用機器やパソコン、携帯音楽プレーヤーで聞くことができます。

〇マルチメディアデイジー図書:パソコンで音声を聞きながら、絵や文字を見ることができる資料です。文字の大きさや背景の色、文字を読み上げるスピードなどが変えられるので、文字が苦手なお子さんや印刷された文字が読みにくい方におすすめです。視覚障害のほかに学習障害、知的障害、精神障害の方に有効であることが国際的に広く認められてきています。プレクストークでは音声再生ができます。

〇布の絵本:すべて布で製本されています。ボタン、スナップボタン、マジックテープなどを使って、はずす、はめる、取る、つける、ほどく、結ぶなど手や指を動かしながら、言葉も楽しく学習できる絵本です。

〇点字付き絵本:点字だけでなく、絵の部分も触れるようになっている隆起印刷を施してある絵本です。

〇LLブック:Lattlast(レッテースト:スウェーデン語で「やさしく読める」)の略語で、誰もが読書を楽しめるようにふりがなや絵文字、写真などを使用した「やさしく読みやすい本」のことです。

これらの資料一覧は、図書館ホームページ「学校支援」にも掲載されています。

このような内容で、今年度も、学校と連携をして市内の全ての児童・生徒に本を届けられるよう支援をしていきます。

 

4月13日(水曜日)放送内容

今日は、郷土資料の新刊紹介と図書館だよりについてです。

最近出た郷土資料をご紹介します。

「福士加代子」 福士 加代子/著 いろは出版 2022年3月発行

全日本実業団対抗女子駅伝で怒涛の16人抜き。3000m、5000m、ハーフマラソンで8本記録を樹立。

オリンピック4大会連続出場。日本を代表するアスリートとして20年以上にわたって活躍してきた福士加代子さん。ソフトボールが大好きだった少女がどのように陸上と出会い、「トラックの女王」と呼ばれるようになり、後輩ランナーが「レジェンド」と憧れる存在にまでなったのでしょうか。 本人が語る本音、そして家族や親友、恩師、監督、コーチらが語る素顔。かつて共に闘った渋井陽子さんをはじめ、小林祐梨子さん、新谷仁美さん、一山麻緒さん、田中希実さんなど、オリンピック選手のみなさんにも徹底取材!日本陸上界のレジェンド、福士加代子のとことん走り続けた本音を語る、ノンフィクションの一冊です。

「弘前歴史街歩き」 広瀬 寿秀(ひろせ としひで)/著 北方新社 2022年2月発行

「旅するように、散歩しよう!」長年郷土史を研究してきた広瀬医師による歴史お散歩案内です。

代官町、土手町、禅林街など江戸時代の町並みが残る弘前を6つの街歩きルートで紹介しています。

イラストマップや写真・絵図も充実しています。

「日本の食文化を伝える みそを作ろう!」 青森中央短期大学 2022年2月発行

日本の伝統食「みそ」について、子どもと一緒に、楽しく学ぶための食育教材です。

青森中央短期大学のホームページからもダウンロードすることができます。このほかにも、幼児を対象とした大豆の栽培と味噌づくりをテーマとした食育ソングも掲載されていますので、ぜひ聴いてみてください!

「八甲田雪中行軍120年目の真実」間山 元喜(まやま もとき)/著、川嶋 康男(かわしま やすお)/著 冨山房インターナショナル 2022年1月発行

明治35(1902)年1月、極寒の八甲田山系を踏破する「雪中行軍」に挑んだ2つの陸軍歩兵部隊。

一方は全員帰還し、他方は199名の凍死者を出しました。残された証言・記録を渉猟し、その成功と失敗の本質から、現代の企業・組織にも通じる教訓を提起しています。作者の間山さんは、弘前市生まれ。弘前市在で、弘前歩兵第31連隊の雪中行軍に参加した間山仁助伍長の孫だそうです。55歳で弘前隊行軍コースの再現に挑み、青森テレビ・ドキュメント番組「熟年男の大ロマン・八甲田雪中行軍始末」で放映されました。

図書館だより「本古知新」12号を発行しました!

12号の表紙を飾ってくださったのは、「五所川原おはなし“ぽぽんた”」のみなさんです。ぽぽんたのおはなし会は、今月16日の開催で225回目となります。おはなし会のテーマは、「1年生」です。ぜひ、皆さん聞きに来てください!12号の内容は、五所川原市立図書館デジタルアーカイブに「ふるさとのかたりべ」第1集から17集(最終巻)が追加されたこと、国立国会図書館のデジタルコレクションで当館のデジタルアーカイブと「本古知新」が検索できることについて紹介しています。さらに、教えて!市職員イベント編では、「あおもり冬の読書週間×五所川原市役所防災管理課共同イベント『親子で防災~TEAM BOUSAI~』」を紹介しています。本古知新は、図書館ホームページ、Facebookでご覧になることができます。配布場所は、五所川原市内の3図書館、五所川原市役所、中央公民館、中泊町図書館、つがる市立図書館、ELM、五所川原エフエムです。

 

4月6日(水曜日)放送内容

今日は、市立図書館開館45周年と、おはなし会についてです。

市立図書館開館45周年!

市立図書館は2022年7月で開館45周年を迎えます。そこで今年1年間で様々な記念イベントを実施していきますので、ぜひ楽しみにしてください!

◯展示「子どもの読書週間×市立図書館開館45周年記念イベント 第1弾『未来に伝えたい45冊』」

市立図書館が開館した1977年から2021年までに発行された児童書の中から、当館司書が未来に伝えたい本を年ごとに1冊ずつ選びました。45冊の中には、お父さん・お母さん、おじいちゃん・おばあちゃんの思い出の本があるかもしれません。ぜひ、ご家族でお楽しみください。

展示場所:市立図書館1階ロビー

展示期間:4月23日(土曜日)から5月15日(日曜日)まで

45冊に選ばれた本の中から、開館当時の1977年の本と、開館から20年となる1997年の本、最新の2021年の本をご紹介します。

・1977年 「津軽新田物語」 五所川原市立南小学校第17回卒業生∥編

この本は、五所川原市立南小学校第17回卒業生が卒業記念として制作したものです。劣悪な環境にある津軽新田を開拓しつづけた人たちのお話に加え、卒業生たちが彫った版画の絵が、読んだ人の心を揺さぶります。最後の方には、津軽新田物語年表も掲載されています。

・1997年 「魔法使いハウルと火の悪魔」 ダイアナ ウィン ジョーンズ∥作

魔法が本当に存在する国、インガリーに生まれた18歳のソフィーは、魔女に呪いをかけられ、90歳の老婆の姿になってしまいます。うぬぼれ屋で移り気な若い魔法使いハウルの城に移り住んだソフィーは、ハウルに魔力を提供している火の悪魔とある取引をするが…。スタジオジブリ宮崎駿監督アニメーション映画「ハウルの動く城」の原作です。

・2021年 「リアスのうみべ  さんてつがゆく」 宇部 京子(うべ きょうこ)∥作

ガッタン、ゴットン、ポッポー! 東日本大震災で大きな被害を受けた5日後、三陸鉄道・北リアス線「さんてつ」は、絶望のなかで動き出しました。みんなを励まし、走り続ける「さんてつ」の姿を描いた本です。作者は、詩人の宇部京子さんです。岩手県久慈市出身で震災当時、自宅近くで「さんてつ」が運行している音を聞いて勇気をもらったそうです。絵を描いた、さいとう ゆきこさんは青森県出身です。

また、図書館ホームページ「五所川原市立図書館デジタルアーカイブ」では、1954年からの広報がご覧になることができます。もちろん、市立図書館オープン当時の記事(1977年8月1日発行)もあります。

4月16日(土曜日)「五所川原おはなし“ぽぽんた”のおはなし会」

午後1時30分から1時間くらい、市立図書館2階おはなしの部屋で「五所川原おはなし“ぽぽんた”」のおはなし会があります。年長さんから小学生向けのおはなし会で、月ごとにテーマを決めて、そのテーマについてのお話をしたり、クイズをしたりします。今年度最初のテーマは「一年生」です。児童室にてテーマに関する本を展示していますので、ぜひそちらもご覧ください。ぽぽんたのおはなし会は、4月で225回目の開催となります!ぜひお友達やお家の方と一緒に聞きにきてください。申し込みは必要ありません。