令和3年9月放送分

9月29日(水曜日)放送内容

今日は、朗読CD、展示についてです。

皆さんは、朗読CDをご存知でしょうか。朗読CDとは、俳優やナレーターによって朗読されたものをCDに録音した資料のことで、一言で言うと「耳で聞く本」です。そのため、本とは一味違った味わいを楽しむことができます。当館では、市立図書館1階「バリアフリーコーナー」に置いています。利用は、視力が弱い方や高齢の方など印刷した文字(墨字)の読書が難しい方はもちろん、ラジオや音楽を聴くように耳で読書を楽しみたいという方ならどなたでも利用することができます。ここで当館で所蔵している朗読CDを紹介します。

山田洋次が選ぶ藤沢周平傑作選「約束」 藤沢 周平∥著 倍賞 千恵子∥朗読

幼馴染のお蝶が、仕事場に幸助を訪ねてきたが、奉公に出るからもう会えないといわれます。5年経ったら萬年橋の上でまた会おうと2人だけの約束を交わして別れます。心温まる結末に感涙を禁じえない藤沢短編の代表的秀作です。

朗読名作シリーズ「名作を聴く太宰治」 太宰 治∥著 市原悦子∥朗読

2019年亡くなった女優市原悦子さんの朗読で「走れメロス」と「待つ」が収録されています。

「雀こ」 太宰治∥著 長尾真紀子∥朗読

「雀こ」は、太宰治が全編津軽弁で書いた作品で、お話サークル「すずめっこ」代表の長尾真紀子さんがネイティブな津軽弁で朗読しています。

また、広報ごしょがわら・市議会だよりの音訳版もあります。こちらは、音訳ボランティアの方が原稿を読んで作成しています。利用に手続き等は不要ですので、ぜひお気軽にご利用ください。

次に、来月からの展示についてお知らせします。

10月20日(水曜日)まで 展示「自分らしく生きる」

10月1日(金曜日)から20日(水曜日)まで市立図書館1階ロビーにて展示「自分らしく生きる」を行います。周りと違ったっていい!自分らしく生き抜こう!前向きに生きていこう!と思えるような本を展示しています。展示している本を少し紹介します。

「友達ゼロで不登校だった僕が世界一ハッピーな高校生になれたわけ」 よしあき∥著 KADOKAWA 2019年12月発行

小4から中2まで不登校、フリースクールでの恩師との出会いを経て、「世界一ハッピーな高校生」となり、SNSを中心に同世代に圧倒的な支持を集めるようになった著者が、「自分らしく生きる」ことを伝えます。

「コーヒーはぼくの杖」 岩野 響(いわの ひびき)∥著 三才ブックス 2017年12月発行

学校に行けなくなったアスペルガー症候群の中学生が、優れた味覚・嗅覚を活かして焙煎士の道へ。高校進学をせず、通信販売でコーヒー豆を販売する岩野響くんと、彼に寄り添った両親の知られざるエピソードを紹介します。

「キッチン」吉本 ばなな∥著 福武書店 1988年発行

生きることは淋しい。でも美しい。

主人公、みかげに救いの手を差し伸べた雄一の家族、えり子は戸籍上の性別は男性ですが、妻との死別以来、女性として生きることを決めています。

 

9月22日(水曜日)放送内容

今日は、図書館だより「本古知新」、熱中症予防津軽弁標語コンテストについてです。

休館中に図書館だより「本古知新」11号が完成しました。「本古知新」というタイトルは、論語にある「温故知新」をもとにして、図書館といえば「本」、五所川原市立図書館といえば「古」くからの郷土資料が多く揃っている、という当館らしいタイトルを考えました。読み方は、津軽弁で「ほんっこちしん」と読んでください。

今回の表紙は、いつもお母さんと一緒に図書館に来て、色々なジャンルの本を借りているさやさんです。金木分館の窓飾りを作るイベントにも参加してくれました。紹介してくれた本は『みらいのえんそく』(青森県立図書館所蔵)です。

11号の内容は、5月に移転リニューアルオープンした金木分館の館内図や、利用者の方からの質問を紹介しています。また、子ども司書の夏休みの活動についても紹介しています。

本古知新は、図書館ホームページ、Facebookでご覧になることができます。配布場所は五所川原市内の図書館3館、五所川原市役所、中央公民館、中泊町図書館、つがる市立図書館、ELM、五所川原エフエムです。現在五所川原市内の図書館、中央公民館、中泊町図書館においては、9月30日まで休館となっておりますので、ご了承ください。

熱中症予防津軽弁標語コンテスト優秀賞10作品発表!

大塚製薬株式会社と当市との間で、市民の健康増進、熱中症対策、災害対策等の分野に関して包括連携協定を締結したことを記念して、7月22日から8月22日の期間中に「熱中症予防津軽弁標語コンテスト」を行い、57作品の応募がありました。応募いただいた作品の中から優秀賞10作品が決定しましたので、ご紹介します。

・かがるだど 家(え)の中さいでも 熱中症

・汗かいで 痩へだつもりも なもなねよ

・わらはんど 帽子かぶって 遊びへの

・むがしどや あっつみ違うね 青森も

・なもなねね クーラーしぶって たおいれば

・まだいいじゃ わだっきゃおったんねね そぃが命とり

・氷だの 食んだばとっちゃさも 食(か)へるべし

・気ぃつけへ 家(え)の中だばって 水分補給

・汗かいで のどする前に ポカリ飲め

・ハグランを 予防するため クビタ冷やす

優秀賞に選ばれた方には、ポカリスエットアイススラリー1ケース36本入りを差し上げます。

9月24日(金曜日)に電話にてご連絡いたしますので、10月1日(金曜日)から17日(日曜日)の開館中にご来館をお願いいたします。

この標語は、熱中症対策啓発活動時に活用していきたいと思っております。たくさんのご応募ありがとうございました。

最後に、現在、五所川原市内の図書館が休館となっており、利用者の皆さまには大変ご迷惑をおかけしております。今後の新型コロナウイルス感染状況により対応の変更等があった場合は、改めてご案内いたしますので、ご理解ご協力をよろしくお願いいたします。

 

9月15日(水曜日)放送内容

今日は、新刊本についてです。

現在、青森県内で新型コロナウィルス感染者が増加していることから市内の図書館が9月30日(木曜日)まで臨時休館となっております。ですが、新刊本が続々と納品されておりますので、ご紹介します。

「北海道・北東北の縄文遺跡群を旅するガイド」昭文社 2021年8月発行

7月に北海道・北東北の縄文遺跡群が世界文化遺産として登録されました。そんんな縄文遺跡群を旅しませんか?北海道・青森・岩手・秋田にある17の遺跡を、現地の学芸員や地元応援団と一緒に紹介します。周辺の見どころ&グルメなども掲載しています。

「今日からはじめる蓄音機生活」 梅田 英喜(うめだ ひでき)∥著 デコ 2021年3月発行

蓄音機は過去へ旅する魔法の扉。あなたも、蓄音機といっしょに時間旅行に出かけてみませんか?入手方法、操作の仕方、手入れなど、実用的な要素を中心に解説します。有名なモデルや珍しい蓄音機も紹介します。

「農家が教えるゆずづくし」 農山漁村文化協会 2021年8月発行

一年中ゆずを楽しもう! 定番のゆずこしょう、マーマレード・ジャムなどの作り方から、皮や果汁の加工・保存のワザ、庭先や鉢で栽培するコツまでを写真やイラストで紹介します。

「こどもオレンジページ」 オレンジページ 2021年7月発行

「こどもの食」にとことん向き合う一冊です。親子で作れるレシピ、野菜をおいしく食べるレシピを紹介するほか、なぜなぜキッチン実験室なども収録されています。この本は3巻まであります。

「カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!」 てぃ先生∥著 ダイヤモンド社 2020年11月発行

育児に行き詰まってしまうのはママも子どもも悪くない。子ども特有の体や心の動きを知れば変わります。カリスマ保育士てぃ先生が、子育てがラクになる135の言葉とコツ&ハウツーを、4コママンガとともに紹介します。

紙芝居「ウイルスにまけないぞ!」 津田 真一(つだ しんいち)∥脚本 童心社 2021年7月発行

手を洗わずに、おかしを食べようとするカンちゃん。そこに、マモリンマンがあらわれた! 見せてくれたのはウイルスたちで…。手洗い・換気・咳エチケットなど、感染症の予防を学べる紙芝居です。

図書館は休館中ですが、当館ホームページから検索や予約は可能ですので、気になる本がある方はぜひ見てみてください。ただし、本の提供は10月以降となりますのでご了承ください。

最後に返却についてです。借りている資料がある方は、休館明けに返却されるか、返却ポストをご利用ください。他の自治体から取り寄せた資料についても今回のみ返却ポストをご利用いただけます。また、青森県立図書館のオンライン貸出サービス(青い袋)や遠隔地返却サービス(赤い袋)で借りた本に関しても今回のみ返却ポストをご利用できます。

今後の新型コロナウイルス感染状況により対応の変更等があった場合は、改めてご案内いたします。

利用者の皆さまには大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解・ご協力をお願いいたします。

 

9月8日(水曜日)放送内容

今日は、臨時休館についてです。

青森県内の新型コロナウィルスの新規感染者が急速に増加し、このままでは医療崩壊につながりかねない状況であり、県の危機対策本部会議において全県をあげて人の流れを抑制し、人同士の接触の機会を減らす対策を集中的に実施する方針が示されたことから、市内の図書館は9月1日(水曜日)から30日(木曜日)まで臨時休館をしております。

そのため、現在貸出や返却は行っておりません。借りている資料がある方は、休館明けに返却されるか、返却ポストをご利用ください。他の自治体から取り寄せた資料についても今回だけは返却ポストをご利用いただけます。

今回の休館に伴い、図書館で行われているさまざまなイベントが中止となってしまいました。

毎月第3土曜日に行われている年長さんから小学生向けのおはなし会の「五所川原おはなし“ぽぽんた”のおはなし会」、毎週水曜日と毎月第1日曜日にNPO法人子育てステーション“すてっぷ”さんによる子育て中のお父さん・お母さんと主に乳幼児などの子どもたちが交流する場を提供することを目的として開催されている「すてっぷ広場」が中止となっています。また、この時期に多くの学校からインターンシップ(職場体験実習)の申し込みがあるのですが、こちらもすべて中止になりました。悲しい気持ちでいっぱいですが、コロナウイルスの感染拡大が収まれば、またみんなで集まって楽しいイベントもたくさん行うことができるので、ここはぐっとこらえて乗り切りましょう!

さて、図書館ではこの休館を有効に活用しようと、職員にとって年に一度の大イベントである「蔵書点検」を職員総出で行っております。そのため、12月に行う予定の蔵書点検はなしになり、休館日も変わります。蔵書点検は、市内の図書館にある約13万冊の資料を一冊ずつ手作業で点検していきます。

本の登録は1冊ずつ手作業で行っているため、本の住所となる請求記号(本の背についている3段のシール)と登録されているデータと違うことがあったり、本を棚に返す排架も間違って戻してしまうことがあります。そのため、蔵書点検を行い、本が正しい場所にあるかを確認しています。また、行方不明になっていた本もこの作業をすることで見つかることがあります。さらには、登録されていないという本も何冊かあったりします。一見単純そうな作業でも、とても重要なのが蔵書点検なのです。

蔵書点検のほかにロビーや児童室などの展示の入れ替えを行ったり、書庫の本の整理・除籍・棚の拭き掃除も行います。さらには書架の見出しで足りないところはないかを確認したり、図書館前の身体障害者用駐車スペースのペンキ塗りなどなど…毎月の整理休館日ではできない作業も行っています。休館明けには、プチリニューアルした五所川原市立図書館が利用者のみなさまをお待ちしておりますのでもうしばらくお待ちください。

今後の新型コロナウイルス感染状況により対応の変更等があった場合は、改めてご案内いたします。

利用者の皆さまには大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解・ご協力をお願いいたします。

 

9月1日(水曜日)放送内容

今日は、本の紹介についてです。

外を歩いていたり、お家のなかで過ごしていると、どこからか鳥や虫などの声が聞こえてきますが、その鳴き声は調べてみたことはありますか?今日は鳴き声についての本を紹介します。

「鳴く虫『音声』図鑑」 奥山 風太郎おくやま ふうたろう、上田 秀雄うえだ ひでお∥著 DU BOOKS 2020年4月発行

この本は、ネイチャーサウンドでいつでもどこでも虫を特定できる本で、スズムシ、キリギリスから、カネタタキ、オケラまで、全52種類の虫の鳴き声の特徴と聞き分け方を紹介しています。いた場所や声のタイプなど、視覚以外の情報であたりをつけて、調べられる図鑑となっています。

鳴き声は本についているQRコードを読み取ると聴くことができます。この他にも音声データと動画を収めたパソコン用CDがついている「鳴き声から調べる昆虫図鑑」(高嶋 清明たかしま きよあき∥著 文一総合出版 2018年9月発行)という本もありますので、ぜひ聞いてみてください。

「鳥はなぜ鳴く?ホーホケキョの科学」松田 道生∥著 理論社 2019年5月発行

ウグイスの鳴き声「ホーホケキョ」を、自然科学や生物学、音響学、歴史や民俗にかかわる人文科学など、いろいろな分野から解き明かします。鳥たちの暮らしがわかるマンガも収録しています。

「生きもの鳴き声ひみつずかん」学研教育出版 2013年11月発行

ゾウ、ライオン、パンダ、イルカ、ダチョウ、ハクチョウ、カッコウ…。動物たちの鳴き声を言葉で紹介しています。実際の鳴き声をCDやiPhoneで聞いて、比べてみよう!どんな時に鳴くか、などの「鳴き声のひみつ」も満載です。

何年か前には、菊ヶ丘運動公園にもふくろうが棲んでいたようで、夜になると鳴き声が聞こえていました。最に初聞いたときは、犬の鳴き声かと思っていましたが、物知り司書Nさんが「フクロウの鳴き声だよ。 モッホ モロスケ モッホ って鳴いてるでしょう。」と教えてくれました。このこと聞いてからもう一度フクロウの鳴き声を聞くと、「モッホ モロスケ モッホ」と聞こえてきました。

「青森の野鳥」(東奥日報社 2001年4月発行)をみてみると、フクロウの鳴き声のところに「オッホゥ ゴロスケ オッホゥ」と書かれていました。また、菊ヶ丘運動公園に遊びに来てくれるといいな~

最後に重要なお知らせがあります。

現在青森県内において、新型コロナウイルス感染症患者の増加が続いていることから、新型コロナウイルス対策本部の決定により下記のとおり利用を制限いたします。利用者の皆さまには大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解・ご協力をお願いいたします。

1.期間

令和3年9月1日(水)から9月30日(木)

2.制限内容

・資料の貸出・返却のみとします。また、短時間でのご利用をお願いいたします。

・館内での図書・雑誌・新聞の閲覧、コピー、インターネット利用、学習等での利用を休止いたします。

・おはなし会等のイベントは休止いたします。

今後の新型コロナウイルス感染状況により対応の変更等があった場合は、改めてご案内いたします。