令和2年3月放送分

3月25日(水曜日)放送内容

今日は図書館だよりについてお知らせします。

図書館だより「本古知新」8号が発行されました。

今回は今年度の五所川原子ども司書についての特集号です。表紙と裏表紙、中でも紹介している方々は全員、今年度五所川原子ども司書として認定された五所川原市の読書推進リーダーたちです。おすすめの本とそのおすすめポイントをうかがいました。

教えて市職員part8

今回は、8月にいっしょに企画展を行った社会教育課の江戸さんに展示内容についてお話を聞きました。これまでも何度か協力していただいて企画展を実施してきましたが、内容は五所川原の遺跡など古代についてでした。しかし、今回は五所川原市歴史民俗資料館所蔵の「民具」をテーマに企画。夏休み期間ということで、調べ学習もできるように図書館でも工夫して開催しました。

図書館情報 11名の五所川原子ども司書誕生!

4年目を迎えた五所川原市子ども司書養成講座ですが、今年度は7月23日から8月1日にかけて開催され、市内の小学4~6年生11名が、図書館のことや図書館の仕事について学び、読書推進リーダーである五所川原子ども司書として認定されました。どのようなことを学んだのか、第1回から第9回までの講座の内容を簡単に紹介しています。

五所川原子ども司書活動報告

認定された五所川原子ども司書のみなさんが長期休みに行った活動を報告します。夏休み・冬休みはカウンターのお仕事、8月11日にはおはなし会を開催しました。

五所川原子ども司書おすすめの本

第8回「本を紹介してみよう!」で作成したおすすめの本のPOPを紹介しています。あんびるやすこさんの「魔法の庭ものがたり」シリーズや斎藤隆介さんの「花さき山」、「羽生善治の1手・3手詰め将棋」など、おはなしや絵本、将棋の本などバラエティ豊かです。

五所川原市子ども司書養成講座は来年度も開催する予定です。詳細が決まりましたらみなさんにお知らせします。興味のある小学生のみなさんは、お楽しみに!市立図書館にはこれまでの講座の内容をまとめた資料もあります。どんな様子か知りたい!という方は見てみてください。

「本古知新」を配布している場所をお知らせします。五所川原市立図書館、伊藤忠吉記念図書館、市浦分館、五所川原市役所、中央公民館、つがる市立図書館、中泊町図書館、エルム、五所川原エフエムとなっております!どうぞ手にとって、ご自由にお持ち帰りください。

また、図書館だより「本古知新」はこれからも発行する予定です。ぜひおすすめの本を持って表紙を飾りたい!という方がいらっしゃいましたら、ぜひ職員へお声がけください。

 

3月18日(水曜日)放送内容

今日は図書館の本の修理についておはなしします。

本の修理

図書館の本は、どなたでも利用できます。しかし本は紙でできているため、とても傷みやすく壊れやすいものです。人気の本などは特に利用回数も多いため、すぐに傷んでしまいます。そのため、図書館職員がその都度本を修理し、またみなさんに利用してもらえるようにしています。図書館で修理をするのには決まりがあります。それは絶対「セロハンテープ」で直さないということ。セロハンテープは時間が経つと剥がれたり、粘着剤が変質して紙を汚したりするからです。そのため、ページがやぶれたり、はずれたりした際にはページ補修用のテープまたは、専用のボンドを使って修理をしています。図書館にあるたくさんの本を、可能な限り長く、より多くのみなさまに提供できるように管理するのが私たちの仕事です。汚したり壊したりしてしまった、または傷んだ本を見つけた際には自分で直したりせず、どうぞお知らせください。

紙なので水も大敵です。図書館の本は本屋さんの本と違い、表面に透明のフィルムを貼って保護しているものもあります。そういった本の表面に少し水滴が垂れてしまった程度であれば、すぐに拭けば大丈夫です。でも飲み物をこぼしてしまったり、水たまりに落としてしまったりすると、もう、もとに戻すことはできません。本を借りに来るときは袋を持参して、濡れない対策をお願いします。カウンターには雨の日用のビニール袋をご用意しています。もし突然雨が降ってきたときや袋を忘れてしまったときはお声がけください。

修理ができないほど傷んでいる本も中にはあります。その場合は、除籍をすることになります。そうならないためにも、皆さん一人ひとりが大切に扱い後世の利用者のために残していく必要があります。汚れや破損の程度によっては弁償していただくこともあります。図書館の資料はみんなのものです。ていねいに扱っていただきますよう、お願いいたします。

つづいて、現在開催中の展示についてお知らせします。

3月末まで 展示「すずきの本棚」

金木の伊藤忠吉記念図書館にてある職員がおすすめする、読んでおもしろかった本を紹介する展示を行っています。読書傾向を知られてしまうのは少し照れくさいですが、みなさんにもぜひ読んでいただきたいです。面白かったら感想を共有しませんか。

5月31日(金曜日)まで 展示「敬老の日読書のすすめ」

「敬老の日読書のすすめ」は、「心ゆたかに生涯読書」を目標に、読書推進運動協議会が中・高年の方々に読書を楽しんでいただくために進めている運動です。毎年各都道府県の読書推進運動協議会より、「敬老の日に薦める本」を3点推薦してもらい、それをもとに事業委員会で24点を選定しています。伊藤忠吉記念図書館にて2019年の24冊に選ばれた本の展示・貸出を行っています。展示期間が長めになっているので、たくさんの本をお楽しみください。

 

3月11日(水曜日)放送内容

今日は新型コロナウイルス感染拡大防止のための利用制限についてお知らせします。

現在、日本国内で新型コロナウイルスの感染が拡大しており、五所川原市におきましても市内小中学校の臨時休業措置を実施しているところです。これに伴い、児童、生徒の図書館の利用を制限いたします。

まず、小学生、中学生および高校生の図書館内での閲覧等を制限いたします。ただし、図書の貸出、返却につきましては対応いたします。先週もお伝えしましたが、おはなし会等の集会行事は当面の間、中止いたします。咳などの風邪症状や発熱等、体調がすぐれない方の利用はご遠慮ください。

感染予防対策としまして、一般の利用者の皆様につきましても、館内での飛沫接触感染を防ぐため、近距離とならないよう閲覧室や閲覧席の椅子等を間引くなどの対応をいたします。館内にアルコール消毒液を配置しますのでご利用ください。

期間は令和2年3月6日(金曜日)から26日(木曜日)までです。今後の新型コロナウイルス感染状況により対応の変更等があった場合は、改めてご案内いたします。

感染拡大防止と市民の皆さまの健康と安全を守るため、ご理解とご協力をお願いいたします。

つづいて、「五所川原市立図書館デジタルアーカイブ」についてお知らせします。

図書館では貴重な郷土資料の保存とみなさんに活用していただくために、デジタル化に取り組んでいます。館内で閲覧できる資料や原本はお貸しすることができませんが、デジタル化したものを貸出している資料もあります。また、図書館のホームページからだれでも閲覧できるものもあります。

一例としては過去に発行されていた「五所川原新報」や「青森民友」などの新聞や相内村や脇元村の村勢要覧などがあります。これらはデジタル化したものをDVDにしてお貸ししています。5枚まで、15日間借りることができます。

館内で閲覧できる資料には「五所川原市市浦地区航空写真」や「五所川原市市浦地区分限図」、「相内小学校閉校記念誌 がっこ山」などがあります。貸出していない郷土誌もあります。

ホームページで公開している資料は五所川原町時代の広報誌「五所川原町報」の創刊号から昭和29年9月発行の第30号まで、10月以降、市になってからの広報誌です。現在は昭和54年(1979年)の広報ごしょがわらまで公開しており、それ以降は順次公開していきます。

公開されている広報誌を見たいときの方法をお知らせします。図書館ホームページを開いていただき、「資料案内」をクリックします。パソコンの画面であれば左側、スマートフォンであればページの下部にサブメニューがあるので、その中から「五所川原市立図書館デジタルアーカイブ」をクリックします。それぞれのリンクをクリックしていただき、見たい号のファイルを開いて閲覧してください。ファイルが重く、開くまでに時間がかかる場合もありますのでご注意ください。

五所川原の過去を知ることができる貴重な資料です。みなさんの調査研究等にお役立てください。

 

3月4日(水曜日)放送内容

今日はまず、今月の展示についてお知らせします。

3月29日(日曜日)まで 展示「自殺対策強化月間~かけがえのない貴重ないのち~」

自殺対策基本法では、例年、月別自殺者数のもっとも多い3月を「自殺対策強化月間」と定めています。「誰も自殺に追い込まれることのない社会」の実現に向け、健康推進課よりパネルやパンフレットなどの提供もいただき、市立図書館1階ロビーにて関連資料の展示・貸出を行います。

いつもであれば今月のおはなし会のご案内をするのですが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、3月14日のだっこでいっしょおはなし会と3月21日の五所川原“おはなしぽぽんた”のおはなし会は中止することとなりました。楽しみにしてくださっていた方は申し訳ございません。そこで今日は特別に、最近わたしが読んでおもしろかった本を2つご紹介します。

日向夏(ひゅうが なつ):著 小学館:発行 「なぞとき遺跡発掘部」

大学で考古学を専攻している主人公・灯里は、妙に運がよく、発掘現場でたびたび貴重なものを掘りあてていました。しかし、掘りあてるのは貴重なものばかりではありません。時には謎の白骨、時には厄介な事件の種。発掘現場で巻き起こる事件を主人公が解き明かしていきます。シリーズで3巻まで出ていて、すべて図書館にあります。

齋藤勝裕(さいとう かつひろ):著 シーアンドアール研究所:発行 「亜澄錬太郎の事件簿」

工学部物質工学科の博士1年・山田安息香(あすか)は社交家で学内外に幅広い人脈をもっており、助教の亜澄錬太郎のもとには彼女から様々な事件がもたらされます。どれも化学的な知識を悪用したトリックを用いた事件で、警察でも解明できなかった、気づかなかったことを化学の力で解明していきます。毒薬の王道・青酸カリや浴室用洗剤を使った毒殺などを化学的に解説しており、ミステリーとしても化学を学ぶ本としても楽しむことができます。シリーズで5巻まで出ていて、すべて図書館にあります。

気になる方はどうぞお手に取ってみてください!

最後に図書館内での飲食についてお知らせします。

3月になりました。気分はすっかり春に向かっていますね。今年の冬は例年に比べ雪も少なく、楽でしたが、「春」といわれるとおでかけやお散歩も楽しくなります。市立図書館がある菊ヶ丘運動公園や金木の伊藤忠吉記念図書館のすぐそばにある芦野公園も散歩には最適です。お散歩等の休憩に屋内でちょっと一息つきたいというときはぜひ、図書館をご利用ください。図書館の中での飲食は基本的にご遠慮いただいておりますが、飲食が可能なスペースもあります。市立図書館の場合は2階ロビーで飲食が可能です。2階閲覧室ではペットボトルや水筒などふたのついた飲み物のみ可能です。そして1階の階段の脇、バリアフリーコーナーの向かいで飲み物を飲むことができます。また、金木の伊藤忠吉記念図書館には飲食コーナーがあります。もちろん、資料を守るために、閲覧しながらの飲食はご遠慮ください。

本は心を豊かにします。図書館で疲れた体を休ませて、心にも栄養をたくさん与えてあげてください。