令和2年11月放送分

11月25日(水曜日)放送内容

皆さんは日頃、小さい文字を読むのはたいへん、字は読めるのにうまく意味を理解できないなど、「読み」についてお悩みのことはありませんか。今日は通常の読書が難しい方でも読書を楽しめる図書館のバリアフリーサービスの中から、様々な資料についてお知らせします。

図書館のバリアフリーサービス(様々な資料編)

大活字本(だいかつじぼん)

「大活字本」は大きい文字を使った本のことです。ゴシック体という字体で書かれたものもあり、明朝体は苦手だという方にもおすすめです。小さな文字が読みにくい高齢の方にも好評です。大活字本はどなたでもご利用できます。現在1,300冊以上の大活字本を所蔵しており、市立図書館1階一般室の中にあります。

音楽CD・朗読CD

耳から楽しみたい方にはCDがあります。文学作品の朗読、落語、音楽などのCDがあります。どなたでもご利用できます。1人2本まで借りることができます。音楽CDは一般室内、朗読CDはロビーのバリアフリーコーナーにあります。

録音図書(デイジー図書)

「録音図書(デイジー図書)」は活字を読むのが難しい方のための資料で、専用機器、パソコン、携帯音楽プレーヤーで聞くことができます。バリアフリーサービス利用登録が必要です。

マルチメディアデイジー図書

「マルチメディアデイジー図書」はパソコン等で音声を聞きながら、絵や文字を見ることができる資料です。文字の大きさや背景の色、文字を読み上げるスピードなどが変えられます。視覚障害や学習障害、知的障害、精神障害の方に有効であることが国際的に広く認められています。再生するには、専用のソフトが必要な場合もあります。バリアフリーサービス利用登録者のみ利用できます。使ってみたい方のために体験できるパソコンを用意しています。体験はどなたでもご自由にできます。

布の絵本

「布の絵本」は様々な障害のある子どものために作られています。ボタン等のしかけもあり、指先の訓練になるという効果もあります。ご利用いただけるのは、市内在住・在学の障害のあるお子さんや、障害のあるお子さんのいる市内の団体、特別支援学級などです。

その他、点字付きの資料や点字や手話についての本もバリアフリーコーナーにあり、それらはどなたでもご利用できます。館内には資料以外にも読書をサポートする拡大鏡等の機器もあります。バリアフリーサービスの利用案内や関連するチラシなども置いているので、興味のある方はお持ち帰りください。利用案内は図書館ホームページからも確認できます。

読書を楽しみたいけど、「読み」に悩みがあってなかなか楽しめないという方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度バリアフリーコーナーにお立ち寄りください。

 

11月18日(水曜日)放送内容

今日はまず読書週間のイベントについて報告します。

11月9日(月曜日) 講演「五所川原街なか歴史散歩」

講師に五所川原街なか文化研究会を主宰されている 半澤紀(はんざわ おさむ)さんをお迎えして、平成27年に発行した「五所川原市の地名」をテキストに、街なかの歴史を中心にお話しを伺いました。少しご紹介します。はじめは、ハイカラ町の歴史散歩です。みちのく銀行から旧ロータリーの角までの通りを「ハイカラ町」と呼んでいます。もとは、明治末期に誕生した清志町(せいしちょう)という通称で呼ばれていましたが、大正初期にはハイカラ町と呼ばれていたことが当時の東奥日報記事や五所川原市史などからわかるそうです。また、五所川原商工会議所の『大町二丁目地区市街地商業活性化推進事業報告書』には、「ハイカラ町通りは、明治時代とも言われる古くから理髪店などの店舗があり、髪を切っておしゃれをする場所という意味からハイカラと称されるようになったと言われている」とハイカラ町の由来が書かれているそうです。昭和になると清志町(せいしちょう)の呼び名はほぼ消滅し、本当の意味での「ハイカラ町」へと変貌を遂げていったそうです。次は、成田山の沼の歴史散歩、街なかの災害史散歩とおはなしは続きました。半澤さんは、たくさんの資料を調べていって、新しいことがわかったときの感動がたまらなくて調査・研究を続けているのだとおっしゃっていました。講演のあとは、コーディネーターとして半澤さん、そして教育委員会社会教育課 主幹・文化係長の榊原滋高(さかきばら しげたか)さんもお迎えして、みんなで一緒に昔を懐かしむ座談会を行いました。アンケートの中には、「何十年もかけてお調べになったことを聞かせてくださり、資料としても残してくださりありがとうございました。1、2時間で昔に戻れたような気がして、貴重な体験をさせていただきました。」、「過去を知ることが未来のあり方に連なっていくんだなあ・・・なるほど。」というメッセージがありました。図書館の郷土資料もたくさんご紹介いただきました。これからも郷土資料の収集・整理・提供を着実に行わなければと気が引き締まりました。半澤さん、榊原さん、どうもありがとうございました。

つづいて、現在開催中のイベントと今週末のおはなし会についてお知らせします。

五所川原市立図書館・つがる市立図書館・中泊町図書館 3館共催企画「らいぶラリー」

地域の皆さんに図書館のサービスを知ってもらうために、スタンプラリーを開催しています。五所川原市・つがる市・中泊町3館それぞれの図書館でできる色々なことを体験するとスタンプがもらえます。3館で3つずつ、全部で9つ体験してスタンプを集めると、記念品がもらえます。どこから始めてもいいです。令和3年1月31日(日曜日)まで約3ヵ月間開催します。

11月21日(土曜日)「五所川原おはなし“ぽぽんた”のおはなし会」

午後1時30分から1時間くらい、市立図書館で「五所川原おはなし“ぽぽんた”」のおはなし会があります。年長さんから小学生向けのおはなし会で、月ごとにテーマを決めて、そのテーマについてのお話をしたり、クイズをしたりします。11月のテーマは「クリスマス」です。今月も楽しいおはなしがみなさんを待っています。ぜひお友達やお家の方と一緒に聞きにきてください。申し込みは要りません。

 

11月11日(水曜日)放送内容

今日はまず現在行われている展示についてお知らせします。

11月29日(日曜日)まで 展示「本で楽しむ日本と世界の美術」

市立図書館1階ロビーにて、美術に関する本を展示・貸出しています。有名画家の作品やその解説、画家の伝記、美術史がわかる本などがあります。「芸術の秋」を手軽に楽しみましょう。

12月5日(土曜日)まで 展示「若い人に贈る読書のすすめ2020」

伊藤忠吉記念図書館にて読書推進運動協議会が行っている新たな人生の一歩を踏み出す若い人にぜひ読んでもらいたい本の展示・貸出を行っています。小説はもちろん、心の支えになる本や社会について知る本などさまざまあります。昨年度までのリーフレットもあるので、どんな本を読もうか迷っている方は参考にしてみてください。

12月29日(日曜日)まで 展示「第12回絵本屋さん大賞」

市立図書館1階児童室にて、第12回絵本屋さん大賞で選ばれた絵本を展示・貸出しています。「絵本屋さん大賞」は、白泉社の雑誌『MOE』で全国の絵本専門店・書店の児童書売り場担当者3000人にアンケートを実施し、絵本屋さんが売りたい、注目している絵本をランキングにしたものです。第12回は2019年12月20日に発表になりました。過去にはヨシタケシンスケさんの「りんごかもしれない」「もうぬげない」や島田ゆかさんの「バムとケロのもりのこや」などが大賞に選ばれています。どのような本が展示されているか、一部ご紹介します。

かこ さとし:作 鈴木 まもる:絵 小峰書店:発行 「みずとは なんじゃ?」

朝起きて、顔を洗う「みず」。うがいをしたり、飲んだりする「みず」。花や植木の根本に注いでやる「みず」。水のいろいろなすがたや、人や動物の体の中の水の働きなど、地球の生きものの命を守る水について学ぶことができる絵本です。

工藤 ノリコ:作 白泉社:発行 「ノラネコぐんだん おばけのやま」

ワンワンちゃんのだんごやさんをのぞいて、おだんごの作り方を見ていたノラネコぐんだん。夜になると、お店に忍び込み、勝手におだんごを作って食べようとしました。すると、おだんごが風に巻かれて飛ばされてしまい…!?大人気「ノラネコぐんだん」シリーズがランクインしています。

最後に、現在開催中のイベントについてお知らせします。

五所川原市立図書館・つがる市立図書館・中泊町図書館 3館共催企画「らいぶラリー」

地域の皆さんに図書館のサービスを知ってもらうために、スタンプラリーを開催しています。ただのスタンプラリーではありません。五所川原市・つがる市・中泊町3館それぞれの図書館で本を借りたり、タブレットを使ってみたり、新聞を読んだり、図書館でできる色々なことを体験するとスタンプがもらえます。3館で3つずつ、全部で9つ体験してスタンプを集めると、記念品がもらえます。どこから始めてもいいです。令和3年1月31日(日曜日)まで約3ヵ月間開催します。ぜひ挑戦してみてください。なお、中泊町図書館は11月14日(土曜日)まで、蔵書点検のため休館中です。ご注意ください。

 

11月4日(水曜日)放送内容

今日は今月の展示とおはなし会、読書週間のイベント・展示についてお知らせします。

11月29日(日曜日)まで 展示「本で楽しむ日本と世界の美術」

市立図書館1階ロビーにて、美術に関する本を展示・貸出しています。有名画家の作品やその解説、画家の伝記、美術史がわかる本などがあります。「芸術の秋」を手軽に楽しみましょう。

11月21日(土曜日)「五所川原おはなし“ぽぽんた”のおはなし会」

午後1時30分から1時間くらい、市立図書館で「五所川原おはなし“ぽぽんた”」のおはなし会があります。年長さんから小学生向けのおはなし会で、月ごとにテーマを決めて、そのテーマについてのお話をしたり、クイズをしたりします。11月のテーマは「クリスマス」です。今月も楽しいおはなしがみなさんを待っています。ぜひお友達やお家の方と一緒に聞きにきてください。申し込みは要りません。

つづいて、読書週間のイベント・展示についてです。

10月27日から11月9日は読書週間です。今年のテーマは「ラストページまで駆け抜けて」です。図書館では、みなさんにより豊かな読書ライフをおくっていただけるよう、展示・イベントを開催しています。

11月9日(月曜日) 講演「五所川原街なか歴史散歩」

13時から市立図書館2階閲覧室にて、平成27年に発行した「五所川原市の地名」をテキストに、街なかの歴史を中心にお話しを伺いましょう。講師は五所川原街なか文化研究会を主宰されている 半澤紀(はんざわ おさむ)さんです。講演のあとは参加者とコーディネーターとして半澤さん、教育委員会社会教育課 主幹・文化係長の榊原滋高(さかきばら しげたか)さんも一緒に昔を懐かしむ座談会を行います。関連する郷土資料の展示・貸出もします。申込は市立図書館に来館してカウンターでお申込みいただくか、電話、ファクス、メールでも受け付けています。ファクス、メールでお申し込みの際はお名前、電話番号、居住している市町村名を明記してください。当日は休館日のため、お申し込みいただいた方のみ入館できます。

11月29日(日曜日)まで 展示「文学賞あれこれ」

伊藤忠吉記念図書館にて有名な文学賞や、最近創設された文学賞など、さまざまな文学賞を受賞した作品・ノミネートされた作品を、県内出身の作家を中心に展示・貸出しています。

五所川原市立図書館・つがる市立図書館・中泊町図書館 3館共催企画「らいぶラリー」

地域の皆さんに図書館のサービスを知ってもらうために、スタンプラリーを開催します。ただのスタンプラリーではありません。3館それぞれの図書館で本を借りたり、タブレットを使ってみたり、新聞を読んだり、図書館でできる色々なことを体験するとスタンプがもらえます。3館で3つずつ、全部で9つ体験してスタンプを集めると、記念品がもらえます。どこから始めてもいいです。11月7日(土曜日)から令和3年1月31日(日曜日)まで約3カ月間開催します。ぜひ挑戦してみてください。