令和元年8月放送分

8月28日(水曜日)放送内容

今日は時々問い合わせのある寄贈についてお知らせします。

本の寄贈について

図書館では多くの皆様のご好意により、本を寄贈いただいています。寄贈された本の取り扱いについては、「五所川原市立図書館資料収集方針」にもとづき、図書館の蔵書構成などの観点から寄贈された本を選別し、図書館資料とさせていただいています。寄贈後の扱いについては図書館に一任していただき、蔵書とならなかったものは、市民の方にさしあげるか、廃棄処分とさせていただきます。また、ビデオやDVDなどの映像資料は著作権法の制限があるため寄贈を受けることができません。

寄贈の方法ですが、図書館までお持ちいただくか、宅配便等で送ってください。送料は寄贈する方の負担となります。図書館から回収に伺うことはできません。

 また、市民の方の著作物(自費出版なども含みます)は、郷土資料として積極的に収集しています。郷土資料の収集対象は、

・五所川原市について書かれたもの

・五所川原市で出版された資料

・五所川原市出身者・在住者の著作

となっています。五所川原市以外の青森県内の資料も当館で所蔵していないものは積極的に収集しています。貴重な郷土資料を後世に伝えていくためにも、ご協力お願いいたします。

また、図書以外にも郷土に関わる雑誌、パンフレット、CD、電子資料等も収集しています。ご寄贈いただいた資料は、大切に保存し後世に伝えていくとともに、広く市民の皆様に利用していただきます。

ここで、最近図書館の蔵書となった郷土資料を何冊かご紹介します。

小瑶 史朗(こだま ふみあき)・篠塚 明彦(しのずか あきひこ):編著 弘前大学出版会:発行

「教科書と一緒に読む津軽の歴史」

教科書でならう歴史は近畿地方や東京など「都(みやこ)」が中心ですが、津軽にも古くから人々の営みがあり、個性的で豊かな文化が育まれてきました。津軽に軸足を置きながら教科書に描かれた中央中心の歴史像を相対化し、もう一つの日本の姿を浮きあがらせます。教科書の項目を意識して古代から現代までを扱っています。学校現場で歴史を教えている先生方をはじめ、地域の歴史や日本の姿を見つめ直してみたいと思っている多くの方々におすすめする一冊です。十三湊についても載っています。

「金木庭球會(かなぎていきゅうかい)」

明治のころ、金木には「金木庭球會」というテニスクラブがあったようです。その「金木庭球會」の規則などをまとめたものが先日寄贈されました。古い資料のため貸出はできませんが、閲覧はできますので、カウンターの職員にお声がけください。詳しいことは図書館ではまだ何もわかっていないため、「金木庭球會」について何か資料や情報を持っている方がいらっしゃいましたら、ぜひ、図書館へご連絡ください。

地域の歴史を後世に遺し、伝えていくことは「今」暮らしている私たちの大事な使命だと思います。皆様のご協力、どうぞよろしくお願いいたします。

 

8月21日(水曜日)放送内容

今日は展示についてお知らせします。

8月25日(日曜日)まで 夏休みミニ展示「昔の道具を知って未来の道具を発明しよう」

市立図書館1階ロビーにて、社会教育課からお借りした五所川原市歴史民俗資料館所蔵の民具の展示を行っています。期間中、3回に分けて全部で6つの民具を展示します。第1弾では水をいれて使用するガラス製の虫取り器と木製のところてんつきを展示しました。第2弾では炭火アイロン、手回し式ミシンを展示しました。現在は第3弾を実施中です。昔の人たちがどのように暮らしていたのか知るきっかけとして、昔の思い出を懐かしむために、どうぞ親子3代で足をお運びください。

8月20日(火曜日)から9月8日(日)まで 展示「防災週間」

9月1日の防災の日、8月30日から9月5日の防災週間に合わせて、市立図書館1階ロビーにて災害や防災について展示します。台風や雷、大雨、竜巻、暴風などの気象災害、地震、噴火など災害といっても様々な種類がある上に、災害はいつ起きるかわかりません。過去の災害を振り返り、災害・防災、日ごろの備えについて考えてみましょう。

一部ですが、関連する図書をご紹介します。

日本地質学会:編著 ベレ出版:発行 「はじめての地質学:日本の地層と岩石を調べる」

地質学の発展や普及を目指して1983年に創立され、地球・生命の進化、環境の時代的変遷、自然災害、資源などの分野を勉強している、研究している学生や研究者、技術者などが所属する、日本の地球諸科学関連学協会の中で最大規模の学会が、地質学という学問についてや地質学発展の歴史、地球の構造、日本列島誕生の経緯などについて解説する1冊です。自然災害の章では地震と火山噴火、土砂災害について、そのしくみと予知や防災・減災について解説があります。

恒文社新潟支社:編 恒文社:発行 「雪国を襲った大地震:新潟県中越地震に学ぶ」

2004年10月23日に発生し、最大震度7を観測した新潟県中越地震。その後地震による復興を進める中で積雪期が到来し、19年ぶりの大雪でさらなる被害がありました。高齢化が進む中山間地の豪雪地帯で発生した大地震を検証し、地震をはじめとする自然災害の特徴と今後の対策について述べています。2005年に出版された本なので対策については現在、より研究や技術が進んでいると思いますが、高齢化が進む雪国で発生した災害ということで参考になる点がたくさんあると思います。

マガジンハウス:編・発行 「自衛隊防災BOOK」

危機管理のプロ・自衛隊に伝わる、人命救助、食料の確保や給水など災害時のトラブルに対処するノウハウを、多数の写真でわかりやすく紹介しています。ケガをした時、ハチに刺された時、崩れにくいダンボールの積み方、ロープの結び方など日常生活に役立つテクニックも満載です。

ワールドフォトプレス:発行 「モノ・マガジンの防災ぶくろ」

「非常用持出袋」はウチにあるし、定期的に点検もしているから大丈夫!というあなた。「非常用持出袋」は外出中には持ち出せませんよ!外出中の被災に備えて防災アイテムを入れる小さな袋「防災ぶくろ」の中身を検討するほか、折りたたみ式のヘルメット、役立つコンパクトツール、ペットの安全確保のポイントなどを紹介しています。

この他にも過去の災害に関する本や災害時に役立つサバイバル術・食事の本、災害のメカニズムに関する本等を多数展示・貸出します。また五所川原市のハザードマップや避難所の一覧など持ち帰りいただけるパンフレット等もありますので、「もしも」に備えて家族で考えてみませんか。

 

8月14日(水曜日)放送内容

今日は子ども司書について報告します。

2019年度(第4期)五所川原市子ども司書養成講座実施報告

7月23日から8月1日にかけて行われ、市内小学校4年生から6年生11名が受講しました。11名の児童は図書館の歴史や司書の仕事、NDC(エヌ・ディー・シー)について、カウンターのお仕事、レファレンス、本の修理、読み聞かせなどについて学びました。7月24日には青森県立図書館、青森市民図書館、青森県立保健大学附属図書館の見学にも出かけました。そして最終課題に取り組み、8月1日に教育長から11名全員が認定証を渡され、「五所川原子ども司書」の4期生として認定されました。今後は長期休みのカウンターのお仕事や本の紹介、展示など図書館での活動、学校や家庭、地域で本のおもしろさを伝える活動を頑張ってくれる予定です。

認定された翌日の8月2日から、昨年度までに認定された五所川原子ども司書といっしょにカウンターのお仕事が始まりました。カウンターでの貸出・返却や新しく図書館に入った本の登録、やぶれた本の修理などを行いました。そして8月11日には「五所川原子ども司書が読むこわい話のおはなし会」が開催されました。

今後の五所川原子ども司書の活躍もどうぞご期待ください。

つづいて、現在行われている展示についてお知らせします。

8月1日(木曜日)から18日(日曜日)まで 展示「五所川原市の今を知る」

市立図書館1階と2階のロビーにて「立佞武多」「津鉄ア・モーレ」等について展示しています。「立佞武多」は過去のポスターを掲示するほか、今年のパンフレットや関連資料を紹介しています。他にも五所川原を楽しむ情報・資料をご用意しています。また、立佞武多クイズも行っています。過去の立佞武多の名前、あなたはすべて書けますか?また、津鉄ア・モーレが行っているフォトコンテストで入賞した写真の展示、津軽鉄道サイクリングガイドなどの配布、津軽鉄道に関する資料の展示・貸出も行っています。五所川原の短い夏を満喫しましょう。

8月25日(日曜日)まで 夏休みミニ展示「昔の道具を知って未来の道具を発明しよう」

市立図書館1階ロビーにて、社会教育課からお借りした五所川原市歴史民俗資料館所蔵の民具の展示を行っています。期間中、3回に分けて全部で6つの民具を展示します。第1弾では水をいれて使用するガラス製の虫取り器と木製のところてんつきを展示しました。第2弾では炭火アイロン、手回し式ミシンを展示しました。現在は第3弾を実施中です。昔の人たちがどのように暮らしていたのか知るきっかけとして、昔の思い出を懐かしむために、どうぞ親子3代で足をお運びください。また、自由研究の宿題に悩んでいる皆さんは、使い方を想像し、調べ、さらに便利な未来の道具を発明してみましょう!調べたこと、発明したものをまとめるだけで自由研究が完成します。他にも自由研究、工作、読書感想文の助けになるような本を児童室入り口に展示しています。まだ宿題が終わっていない!と焦っている君をお待ちしています。

10月14日(月曜日)まで 展示「若い人に贈る読書のすすめ2019」

市立図書館1階ティーンズコーナーにて読書推進運動協議会が行っている新たな人生の一歩を踏み出す若い人にぜひ読んでもらいたい本24冊の展示、貸出を行っています。昨年度までのリーフレットも置いていますので、どんな本を読もうか迷っている方は参考にしてみてください。

 

8月7日(水曜日)放送内容

今日は今月の展示とイベントについてお知らせします。

8月1日(木曜日)から18日(日曜日)まで 展示「五所川原市の今を知る」

市立図書館1階ロビーにて当市の夏を楽しむ「立佞武多」「津鉄アモーレ」等について展示します。「立佞武多」は過去のポスターを掲示するほか、今年のパンフレットや関連資料を紹介します。他にも五所川原を楽しむ情報・資料をご用意します。熱い夏を過ごしましょう。

8月20日(火曜日)から9月8日(日曜日)まで 展示「防災週間」

9月1日の防災の日、8月30日から9月5日の防災週間に合わせて、災害や防災について展示します。台風の発生しやすい季節になりました。また、他の地域では大雨による災害もありました。災害はいつ起きるかわかりません。過去の災害を振り返り、災害・防災、日ごろの備えについて改めて考えてみましょう。

8月25日(日曜日)まで 夏休みミニ展示「昔の道具を知って未来の道具を発明しよう」

市立図書館1階ロビーにて、社会教育課からお借りした五所川原市歴史民俗資料館所蔵の民具の展示を行っています。期間中、3回に分けて全部で6つの民具を展示します。昔の人たちがどのように暮らしていたのか知るきっかけとして、また、昔の思い出を懐かしむために、どうぞ親子3代で足をお運びください。また、自由研究の宿題に悩んでいる皆さんは、使い方を想像し、調べ、さらに便利な未来の道具を発明してみましょう!調べたこと、発明したものをまとめるだけで自由研究が完成します。他にも自由研究、工作、読書感想文の助けになるような本を児童室入り口に展示しています。宿題に困っている君をお待ちしています。

8月11日(日曜日) 夏休み子ども司書おはなし会「五所川原子ども司書が読む こわいはなしのおはなし会」

午後3時から30分くらい、市立図書館2階「おはなしの部屋」で、五所川原子ども司書が講座で学んだことをいかして、おはなし会を開催します。今回は、こわい話の絵本の読み聞かせをします。どんなおはなしが聞けるのか、お楽しみに!幼児から小学校低学年向けの内容となっていますが、どなたでもご参加いただけます。申込は要りません。子ども司書の活躍を見に来てください。

8月10日(土曜日) 「だっこでいっしょおはなし会」

10時30分から30分くらい、市立図書館2階「おはなしの部屋」で「だっこでいっしょおはなし会」があります。3歳くらいまでのお子さん向けのおはなし会で、絵本の読み聞かせ、手遊びなどを楽しめる内容です。会場では、泣いても、途中で抜け出しても大丈夫です。申込は要りません。おはなし会の後、午後1時まで会場をそのまま開放します。お子さんや保護者の方同士の交流の場として、どうぞご利用ください。

太宰治生誕110年記念「DAZAIスタンプラリー」

今年は太宰治生誕110年の記念イヤーです。図書館でも特別イベントを実施中です。

8月25日(日曜日)まで、金木観光物産館マディニーさんと伊藤忠吉記念図書館がコラボし、スタンプラリーを開催しています。マディニーと伊藤忠吉記念図書館にある太宰治四字熟語クイズに挑戦しましょう。クイズは太宰作品に登場する四字熟語です。クイズに答えるとスタンプがもらえます。2か所のスタンプを集めた方にすてきな記念品を差し上げます。たくさんの方の挑戦をお待ちしています。