平成28年5月放送分

5月25日(水)放送内容

今日は、太宰治の「走れメロス」についてお話します。
今週末の5月29日(日曜日)には、「第5回走れメロスマラソン」が開催されます。この大会は太宰治生誕100周年を記念して第1回が開催されました。第5回となる今回の大会はどんな記録が残るのでしょうか。
この大会の名前になっている「走れメロス」は、みなさんご存知のとおり金木町出身の作家「太宰治」の作品です。「走れメロス」は昭和15年5月、太宰治が31歳の時に「新潮」という雑誌に発表されました。「メロス」は主人公の名前です。妹の結婚式の準備のために買物に訪れた町で、町の様子がおかしいことに気付きました。そこで原因を探ってみると、「ディオニス」という王様が、自分の周りにいる人たちを信じられなくなり、次々に殺していったことが分かりました。王様に意見しようとお城に行きましたが、お城の兵隊に捕まり、メロスの持ち物から剣が出てきたため、王様の命を狙った疑いで処刑されることになりました。でも、メロスは妹の結婚式だけは挙げたかったので、親友の「セリヌンティウス」を人質にして3日間だけ処刑を待ってもらうことにしました。そしてメロスは走り出しました。
「メロスは激怒した。」から始まるこのお話は長いお話ではありません。中学校の国語の教科書に掲載されたことがあり、中学生から読めるお話です。文庫本、全集のような大人が読む本だけでなく、子ども向けの文庫本、絵本、紙芝居、耳で聞く「朗読CD」などもあります。読みやすいもので「メロス」のおはなしを読んでみてください。
また、金木の伊藤忠吉記念図書館では6月1日(水曜日)から30日(木曜日)まで、「太宰治特別展」を開催します。青森県近代文学館からパネルをお借りして、太宰治について学べる内容で開催する予定です。太宰治の作品の紹介や高校時代の太宰治についてなど写真入りの説明が入った大きなパネルを展示します。説明の中で紹介されている本は借りていけるように用意しておきますので、気になった本はどうぞ手に取ってみてください。伊藤忠吉記念図書館には、太宰治の様々な本があります。太宰治の作品を文庫本やマンガなどいろいろな形で紹介しています。太宰治ファンの方に嬉しい郷土の資料などもあります。先ほどの「走れメロス」のように、手に取りやすい作品から読んでみるのも、有名な「人間失格」から読んでみるのも、太宰治の目線で描かれた津軽を描く「津軽」を読んで足跡をたどってみるのも、お好きなところから太宰治の世界に触れてみてください。
伊藤忠吉記念図書館の6月のお休みは、毎週月曜日と、蔵書点検のため13日(月曜日)から16日(木曜日)の4日間も休みとなっています。開館時間は午前9時30分から午後5時までです。場所は金木小学校前の信号の角にある白い建物です。お問い合わせ先は伊藤忠吉記念図書館0173-53-3049か五所川原市立図書館0173-34-4334へお願いします。
最後に、本の寄贈についてお話します。図書館には、いろいろな方が本を寄贈してくださいます。その中で、伊藤忠吉記念図書館に匿名で毎週1冊、新品のようなきれいな本をくださる方がいます。匿名のためお礼を伝えることができていませんが、図書館の本として大切に使わせていただいています。この場を借りてお礼申し上げます。

 

5月18日(水)放送内容

今日は5月1日(日曜日)、3日(火曜日)に開催したイベントについて報告します。
4月23日(土)から行っている「こどもの読書週間」のイベントの一つである「オリジナルのこいのぼりをつくろう《図書館の本でやってみたvol.4》」を5月1日に伊藤忠吉記念図書館で、3日には五所川原市立図書館で行いました。今回は午前の部で3~6歳を対象に、午後の部で小学1・2年生を対象にして実施しました。参加者は、伊藤忠吉記念図書館の午後の部が子ども1人と保護者1人、五所川原市立図書館の午前の部が子ども6人と保護者5人、午後の部が子ども4人と保護者3人の計20人となりました。
午前の部では、3歳から6歳を対象にトイレットペーパーの芯を使ったこいのぼりを作りました。たまたま図書館に来ていた4組の親子が、飛び入りで参加してくれました。作ったこいのぼりは、好きな色の折り紙を選んで切り、それを芯に貼って、最後に目とひげを描くというものでした。小さな子どもでも保護者の方に手伝ってもらいながら立派なこいのぼりを完成させていました。少し大きい子は1人で、はさみとのりを上手に使い素敵な模様のうろこを作っていました。うろこの貼り方をみると、小さいながらも子どもたちの性格が現れているようで見ていてとても楽しかったです。そして、もう一つこどもの日に欠かせない「かぶと」を新聞紙で作りました。昔から作られていたかぶとですが、最近ではあまり作る機会もなくなっているようで、保護者の方からは「懐かしい」「やっぱりいいよね」などの声があがっていました。子どもたちも気に入ってくれ、被って帰っていく子もいました。
午後の部は、6歳から8歳を対象に半紙を折って色のついた水につける「染め紙」をうろこにするこいのぼりを作りました。同じ色を選んでも半紙の折り方や色のついた水のつけ方によって一つひとつ違う模様のうろこが出来上がり、回数を重ねるごとに工夫もみられました。どんな模様になるのかと楽しみにして作っている子どもたちの笑顔はとても輝いていて、「綺麗だ!」「不思議な模様だ!」など感想をあげていました。次に、こいのぼりを画用紙で作っていったのですが、こいのぼりのひげを思い出せないという子がいたため、こいのぼりの絵本や制作の本を参考にして作っていました。そして、ここでも新聞紙の「かぶと」を作りました。簡単に作れて被ることも出来るので、とても喜んでいました。
今回は、チラシを見て参加してくれた人、図書館にたまたま来て参加してくれたという人がいて、とても嬉しかったです。今後もこのようなイベントを実施していきますので、チラシや図書館のホームページ、広報などをぜひご覧ください。
ここで、少しだけ先取りの情報を皆さんに教えたいと思います。毎年夏休みの時期に行っている「夏休み子どものつどい」を今年も実施したいと考えています。皆さんは、青森県に有名な遺跡があるのは知っていると思いますが、五所川原にも遺跡があるのを知っていたでしょうか。そこで、今年は「遺跡」をテーマにしてやっていこうとひそかに職員の間で話し合っています。このイベントを機に図書館出身の遺跡博士を目指してみませんか?
最後に、今週土曜日のおはなし会をご案内します。5月21日(土曜日)午後1時30分から1時間くらい、図書館2階「おはなしの部屋」で「五所川原おはなしぽぽんた」さんのおはなし会があります。月ごとにテーマを決めて、そのテーマについてのお話をしたり、クイズをしたりします。5月のテーマは「きりん」です。首が長くて背が高い「きりん」のおはなしです。みなさんは「きりん」のことをどのくらい知っていますか?「きりん」のおはなしを聞いて「きりん」のことにもっと詳しくなりましょう。

 

5月11日(水)放送内容

今日は、5月1日(日曜日)に開催したイベントについて報告します。
4月23日から始まった「こどもの読書週間」のイベントのひとつとして、5月1日の10時から市立図書館で「バリアフリーってなあに?」というイベントを開催しました。
参加者は、小学1年生とお母さん、小学4年生とご両親、小学6年生とお母さんの7名でした。また、講師として「五所川原点訳奉仕会」の方2人がサポートしてくださいました。
まずは「点字」について勉強しました。点字は目の不自由な人が使う文字です。私たちが使う「ひらがな」や「漢字」の代わりに、手で読んだり書いたりするのに使います。6つの点で一つの文字を表しています。さっそく、点字を書くための「点字器(てんじき)」を使って自分の名前を点字で書いてみました。小学1年生の子には難しいかな、と思ったのですが、大人たちよりも早く自分の名前を書いていました。何回か練習をしたら、自分の名前を「しおり」に点字で書き、自分の名前やお家の人の名前が点字で入った「しおり」ができました。
次に、身の回りにあるものにも点字が書いていることを確認しました。ビールの缶に書いてある「おさけ」という点字、ソースのボトルに書いてある「ソース」という点字など、実物を見ながら読んでみました。点字で書かれた絵本もあります。絵の上にでこぼこが付いていて、どんな形をしているのかを触って楽しめる絵本です。他にも、タイプライターのように点字を打つ機械「ライトブレーラー」やパソコンで印刷する点字プリンターを試してみました。
実は、目の不自由な人がみんな点字を使えるわけではありません。そういう人たちは「耳」で読書をします。「朗読CD」という、本の内容を朗読して録音されたCDを使います。販売されていたり、ボランティアの人たちが作ったりしています。どうやって「朗読CD」を作っているのか、実際に絵本を朗読してもらいました。朗読したものを聞いてみたら、みなさんとても上手でいい声でした。
耳で情報を得るための他の機械も使ってみました。文字を認識するのが難しい人が文章を読むのを助ける「マルチメディアデイジー」というものがあります。絵と文章が一緒に表示され、文章を読み上げるのに合わせて、読み上げているところの文章の色が変わっていきます。他にも、手紙や説明書など紙に印刷された文章を読み上げてくれる「よむべえスマイル」という機械も試してみました。
この後、図書館の中にある「バリアフリー」を探しに行きました。目の不自由な人が歩くときに目印にする「点字ブロック」、トイレの「流す」ボタンなどに付いている「点字」、新聞などを拡大して表示できる「拡大読書器」などを見つけました。玄関の外では「車いす」体験をしました。車いすの開き方・しまい方、車いすの乗り方、スロープの移動の仕方などについて講師の方から説明を受けて挑戦しました。大人が乗ると、移動がとても大変そうでした。
最後は、点字の広報などに使われた紙を再利用してオリジナルの封筒を作りました。
この体験が、「バリアフリー」を考えるきっかけになればとてもうれしいです。
最後に、今週土曜日のおはなし会のご案内をします。
5月14日(土曜日)「だっこでいっしょおはなし会」
10時30分から30分くらい、図書館2階「おはなしの部屋」であります。3歳くらいまでのお子さん向けのおはなし会で、絵本の読み聞かせ、わらべうた、手あそびなどを一緒に楽しめる内容です。おはなし会の会場では、泣いても笑ってもいいし、途中で抜け出しても大丈夫です。申し込みはいりません。どうぞ気軽に来てみてください。

 

5月4日(水)放送内容

今日は、5月のイベントについてご案内します。
5月14日(土曜日)「だっこでいっしょおはなし会」
10時30分から30分くらい、図書館2階「おはなしの部屋」で「だっこでいっしょおはなし会」があります。3歳くらいまでのお子さん向けのおはなし会で、絵本の読み聞かせ、わらべうた、手あそびなどを一緒に楽しめる内容です。おはなし会の会場では、泣いても笑ってもいいし、途中で抜け出しても大丈夫です。申し込みはいりません。どうぞ気軽に来てみてください。
5月21日(土曜日)「五所川原おはなしぽぽんたさんのおはなし会」
午後1時30分から1時間くらい、図書館2階「おはなしの部屋」で「五所川原おはなしぽぽんた」さんのおはなし会があります。月ごとにテーマを決めて、そのテーマについてのお話をしたり、クイズをしたりします。5月のテーマは「きりん」です。首が長くて背が高い「きりん」のおはなしです。みなさんは「きりん」のことをどのくらい知っていますか?「きりん」のおはなしを聞いて「きりん」のことにもっと詳しくなりましょう。
現在開催中の「こどもの読書週間」のイベントについてご案内します。
(1)企画展「あの人も読んだ!《五所川原のこどもたちへ》」
5月31日(火曜日)まで、市立図書館ロビーで開催しています。今回は特別に、五所川原市の「平山」市長、「三上」副市長、「長尾」教育長から、子どもの頃読んだ本の紹介と五所川原の子どもたちへ向けてのメッセージをいただきました。
(2)企画展「ロングセラー絵本展」
5月8日(日曜日)まで、市立図書館の児童室と伊藤忠吉記念図書館で、出版されて20年以上たっても愛されている絵本を紹介します。お父さんお母さん、さらにはおじいさんおばあさんも読んだという絵本があるかもしれません。家族みんなで絵本を読んでみませんか?
(3)企画展「しかけ絵本展」
5月6日(金曜日)まで、市浦総合支所の中にある市浦分館で展示しています。いつもの絵本とは何かが違う「しかけ絵本」。絵本を開けばすてきな世界が待っているはずです。複雑なしかけがついているため借りていくことはできませんが、いろいろな本を開いて「しかけ」を楽しみましょう。市浦分館に行ったことがないという方も、是非この機会に足を運んでみてください。
最後に、図書館と学校のおはなしを少しします。五所川原の図書館では、年2回5月と10月に希望する小学校・中学校へ本の貸出をしています。学校の規模に合わせて100冊から300冊ずつ学校へ本を持っていき図書室や教室に置かせてもらっています。学校の図書室に十分な本がそろっているという学校は借りません。また、十分な本はあるけれど、もっと子どもたちが使える本を用意したいという学校が借りるということもあります。学校の先生の協力をいただいて、子供たちへ本が届く環境を整えられればと思っています。今月の後半には各学校へ届けられます。子どもたちが好きな本が入っていればうれしいです。この他にも、学校の図書室へお邪魔して図書室整備のお手伝いをしたり、授業で使う本を用意して学校へ持っていったり、子供たちが図書館の見学や貸出体験をしたりもします。図書館どんどん利用してもらえればと思います。