令和4年1月放送分

1月26日(水曜日)放送内容


今日は、臨時休館と本の紹介についてです。
まず最初に臨時休館についてです。青森県内において、新型コロナウイルス感染症患者の増加が続いていることから、新型コロナウイルス対策本部の決定により臨時休館することとなりました。利用者の皆さまにはたいへんご迷惑をおかけしますが、ご理解・ご協力をお願いいたします。
○期間:令和4年1月31日(月曜日)まで
○対象図書館:五所川原市立図書館、金木分館、市浦分館

資料の返却は休館明け、または返却ポストへお願いします。他館から取りよせた資料は期限までに返却ポストへお願いします。今後の新型コロナウイルス感染状況により対応の変更等があった場合は、改めてご案内いたします。
さて次は、学ぶ楽しさを実感できる、調べ学習に最適な百科事典「総合百科事典ポプラディア」について紹介します。「総合百科事典ポプラディア」は、小中高校生向けの総合百科事典で、「総合的な学習の時間」がはじまった2002年に初版が発売されました。世界的にも類をみない、改訂され続けている書籍版の総合百科事典として、全国の学校、公共図書館で「調べ学習」「探究学習」の最初の一歩として活用され、2011年には「新訂版」、2021年11月に「第三版」と全面改訂を重ねています。今回の改訂では総ページ数5,600ページ、収録項目数は31,000項目と改訂前から大幅増加され、「新型コロナウイルス感染症」など最新の情報の追加はもちろん、既存項目の解説もさらにわかりやすい内容に更新!すべての漢字にふりがなをふり、さまざまな学習レベルの読者に対応しています。また、百科事典と言えば、重く、子どもたちにはとても扱いにくいイメージでしたが、今回の改訂で1巻あたりの重さは約1,000gと改訂前の約3分の2に!さらに、ユニバーサルデザインフォントの採用など、あらゆる面から使いやすさを追求されています。
~ポプラディアは情報の海を渡るための必需品です~
【引用:ポプラ社ホームページ「Hello! ポプラディア」活用指導:鎌田 和宏(帝京大学教育学部教授)】
「何でもネットで調べられる時代に、百科事典が必要?」
学校の先生方から、時々こんな声が聞かれます。ネット検索はもちろん便利ですが、そこに出てくる「こたえ」は、玉石混淆の情報の海の一断片が、検索エンジンのアルゴリズムに応じて示されたものに過ぎません。その質の吟味は、利用者が自らの力で信頼できる基本情報と比較しなければできません。こうした基本情報を得るには、百科事典が役に立ちます。多くの専門家の目と手によって紡ぎ出され、読者が理解できるように磨きぬかれた解説が書かれた『総合百科事典ポプラディア』は、全国の小・中・高等学校および公共図書館において、まさに情報の海を渡るための必需品ともいえます。そればかりではありません。五十音順の百科事典であるポプラディアには、調べる目的の項目以外にも、同じページに他の分野のたくさんの項目が散りばめられており、思わずこれも読みたくなるという、「魅力的な寄り道」が用意されています。この知的な寄り道が、AIには真似できない好奇心や探究心を養うのに、役立ちます。何でもネットで調べられると思われる社会だからこそ、百科事典は必要なのです。
 

1月19日(水曜日)放送内容

今日は、本の紹介とリクエストについてです。

最初は、最近出た郷土資料の紹介についてです。

「アオモリ文藝 創刊号」 青森文芸 2021年12月発行

青森文芸出版(五所川原市)のPR誌として「アオモリ文藝」が発行されました。編著者は、千空生誕100年記念会代表齋藤美穂さんと文筆家の世良啓さんです。創刊号は、太宰治のエッセイ「五所川原」とその解説を中心としたページを表面から、出版者と著者の紹介を中心としたページを裏面から読み進めるリバーシブル装丁となっていて、遊び心が感じられます。当館ベテラン司書も寄稿しています!お手元におきたい本は青森文芸出版さんへどうぞお問い合わせください。

(以下青森文芸出版ホームページより引用)

青森文芸出版は、もとの青森県文芸協会出版部です。青森県文芸協会が45周年をもって解散するので、出版事業を引き継ぎました。本の生命は長いものです。何十年も前に出した本を求めて来られる方がおられます。「捜していた本に出会えた」という声を聞くと、本を出していてよかったと思います。青森文芸出版は、青森県文芸協会の精神を引き継いで、出版という小さなともし火を点し続けたいと願っています。

「女性失格」 小手鞠(こでまり) るい/著 文藝春秋 2021年12月発行

人はどうやって女になっていくのか? 女という性をやめられず、女という性から逃れられない「生」の先には何が見えるのか? 太宰治の「人間失格」を下敷きに、「女性が女性であることで覗きこむ深淵」を照らし出す作品となっています。

連日の雪かきで大人のみなさんは大変疲れているかと思いますが、大人から子どもまで楽しめる冬のあそび・スポーツに関する本を紹介します。

「ゆきだるまのあたま」 黒田 かおる/作 金の星社 2008年10月発行

あたまを作ってもらえなかった、雪だるま。いぬや、やっこだこ、いし、まーるいパンなどをあたまにしてみるけれど、なんだかしっくりこない。暖かい貼り絵とリズミカルな文章が楽しい、ゆかいな絵本です。

「もったいないことしてないかい?」 真珠 まりこ/作・絵 講談社 2007年9月発行

もったいないことをしていると、すぐに見つけてやってくるもったいないばあさん。まだ使えるものをすぐにすてようとすると、その使い道を教えてくれます。本書は、くらしに役立つヒントがいっぱいのエピソードをまとめたシリーズの秋冬編で、雪遊びについても収録されています。もったいないばあさんがいつも見ていると思うと、きみももったいないことができなくなるよ、きっと。

「冬のスポーツを楽しむ本 1巻」 国土社 2021年3月発行

冬季オリンピック・パラリンピックで行われる競技の基本ルールや見どころ、歴史などを、写真やイラストとともに紹介されています。1巻は、アルペンスキー、クロスカントリースキー、スキージャンプ、スノーボードなどを取り上げています。五所川原市にも嘉瀬スキー場があり、五所川原市学童スキー大会、北奥羽学童ジャンプ大会が2月に行われるそうです。

最後に、リクエストについてお知らせがあります。現在、青森県立図書館はシステムの更新に伴い、2月21日(月曜日)まで休館しております。そのため、相互貸借サービスも停止していることから、当館でもリクエストの受付を中止しております。リクエストの再開については、青森県立図書館の開館に合わせて行う予定です。ご不便をおかけしますが、ご理解ご協力をお願いいたします。

 

1月12日(水曜日)放送内容

今日は、イベントと本の紹介についてです。
あおもり冬の読書週間×五所川原市役所防災管理課共同イベント「親子で防災~TEAM BOSAI~」
災害はいつどこで起こるかわかりません。家族と離れていても全員が無事でいられるよう、このイベントを機に災害時の行動について話し合い、親子で備えましょう。
イベントでは、五所川原市役所防災管理課職員を講師に迎え、ハザードマップに関するおはなしと防災工作を行います。また、図書館で災害が起きたことを想定して避難訓練も行います。
イベントの日時や場所についてお知らせします。
日時:令和4年1月15日(土曜日)9時30分から12時
場所:五所川原市立図書館2階閲覧室
講師:五所川原市役所防災管理課職員
対象:小学生とその保護者 10組(先着順)
申込:1月12日(水曜日)まで ※申込は来館または電話でお願いします。
市立図書館1階ロビーにて、防災に関する本のほかに、過去の災害の様子がわかる新聞も展示しています。展示資料の中からおすすめの本を紹介します。
「スマホで防災」 宮下 由多加(みやした ゆたか)/著 ジャムハウス 2021年7月発行
地震速報の受信、家族の安否確認…。スマホを防災ツールとして活用するテクニックを、詳しい利用手順とともに紹介されています。iPhone/Androidに対応しています。コピーして使える切り取り式の「わが家の防災カード」なども収録しています。
「おまもりリュック」すなやま えみこ/え なかむら かつら/文 ニコモ 2021年4月発行
みおちゃんとはるとくんは、地震などの災害に備え、いつでも持って逃げられる「おまもりリュック」をつくりました。リュックの中には、食べ物・飲み物や着替え、毎日必ず使う物、そして笑顔に必要な物も入れて…。絵を描いた砂山さんは、青森市出身です!
「つくって役立つ!防災工作」 学研プラス 2021年2月発行
地震、台風、大雪など、災害が多い日本。水・電気・ガスが止まってしまったら??身近にある材料と道具で、災害などのときに役立つ工作を紹介します。被災時は、生活がどう変わり何が必要になるかにも触れています。
「防災クエスト」 辻 直美(つじ なおみ)/著 小学館クリエイティブ 2021年3月発行
家の防御力を上げる、防災リュックを装備する、節水ミッションに挑戦する…。防災をロールプレイングゲームに見立て、子育て家族がみんなで防災スキルを身につけられるよう、マンガを交えて解説されています。
「クックパッド防災レシピBOOK」 扶桑社 2019年9月発行
覚えておきたいポリ袋調理、火を使わないお助け調理、賢い食材ストック術…。『クックパッド』掲載のさまざまな調理アイデアと防災レシピを紹介しています。さらに在宅避難経験者の声をもとに、在宅避難で役立つ備え方や知恵も紹介しています。

気になった本がありましたら、ぜひご覧ください。

 

1月5日(水曜日)放送内容

今日は、イベントと本の紹介についてです。

あおもり冬の読書週間×五所川原市役所防災管理課共同イベント「親子で防災~TEAM BOSAI~」

災害はいつどこで起こるかわかりません。家族と離れていても全員が無事でいられるよう、このイベントを機に災害時の行動について話し合い、親子で備えましょう。

イベントでは、五所川原市役所防災管理課職員を講師に迎え、ハザードマップに関するおはなしと防災工作を行います。また、図書館で災害が起きたことを想定して避難訓練も行います。

イベントの日時や場所についてお知らせします。

日時:令和4年1月15日(土曜日)9時30分から12時

場所:五所川原市立図書館2階閲覧室

講師:五所川原市役所防災管理課職員

対象:小学生とその保護者 10組(先着順)

申込:1月12日(水曜日)まで ※申込は来館または電話でお願いします。

市立図書館1階ロビーにて、防災に関する本のほかに、過去の災害の様子がわかる新聞も展示しています。ぜひご覧ください。

1月10日は「成人の日」

成人の日とは、大人になったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年を祝いはげます日のことだそうです。そこで、図書館からは、成人の日を迎える青年たちにおすすめしたい本を紹介します。

「ぼく モグラ キツネ 馬」 チャーリー マッケジー/著 飛鳥新社 2021年3月発行

自分に優しくすることが、一番の優しさなんだ。やさしくされるのを待つのじゃなくて、自分に優しくなればいいのさ…。子どもから大人まで、誰の心にも入り込み、力をくれる人生寓話をイラストとともに綴られています。

「青森のトリセツ」 昭文社 2021年10月発行

津軽富士と称される美しい岩木山、霊場・恐山の象徴的存在の霊媒師イタコ…。青森県の地形・地質、歴史、産業・文化など多彩な特徴と魅力を地図で紹介されています。知られているようで知られていない青森県のことが盛りだくさんです。20歳を機に、自分の故郷青森県についてぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

「刀と日本語」 調所 一郎(ずしょ いちろう)/著 里文出版 2020年4月発行

「切羽詰まる」「土壇場」「うっとり」「とんちんかん」など、刀に由来した日本語の意味を楽しくわかりやすく解説されています。カラー写真やイラストを掲げながら日本刀の知識や剣術、合戦の知識も紹介し、日常、何気なく使っている言葉にこめられた深い日本文化の意味を再認識できる、思わず納得の内容です。巻末に各語の英訳も付いています。

「見えないからこそ見えた光 」 岩本 光弘(いわもと みつひろ)/著 ユサブル 2019年2月発行

16歳のときに全盲となるも現在はヨットマンとして活躍する著者が、大きな壁の乗り越え方、障がい者に本当に必要なサポート、行動すれば不安が消えること、上手くいかないときの思考法、チャンスの掴み方などについて語ります。