令和3年5月放送分

5月26日(水曜日)放送内容

5月最後の放送は、展示と公衆無線LANについてです。

6月1日(火曜日)まで 「伊藤忠吉記念図書館の本」

平成16年10月15日に金木地区の図書館として開館した「伊藤忠吉記念図書館」は、新金木庁舎建設に伴い令和3年5月2日に閉館し、5月6日から「五所川原市立図書館金木分館」と名称を変え、新金木庁舎1階に移転しました。伊藤忠吉記念図書館というと、映画、相撲、ミステリー、3000冊近い映画パンフレットなど、他の図書館ではみられないコレクションが数多くあります。それらの資料は、青森放送の社長をされた澁谷吉民(しぶたによしたみ)さんが、生前集めていた本を、遺族の方から寄贈していただいたものです。そのコレクションをより多くの皆さんに知ってもらおうと現在、市立図書館1階ロビーにて、展示を行っています。その中でもおすすめの本を紹介します。

「昭和の名横綱シリーズ」 ベースボール・マガジン社:発行

昭和の名横綱シリーズは12冊あります。シリーズ1巻目は「双葉山定次(ふたばやまさだじ)」です。ずっと相撲が大好きだという方から最近スー女(すーじょ)になったという方まで、ぜひ見てください。昭和のイケメンもたくさんいますよ。

デラックスカラーシネアルバム『トム・クルーズ』芳賀書店:発行

トム・クルーズの足跡を綴る写真集。「アウトサイダー」から「ザ・ファーム」までの映画作品アルバムや全作品のデータとストーリーも収められています。デラックスカラーシネアルバムは78冊あり、若かりし頃の名俳優たちを見ることができます。

立佞武多の館の元館長である菊池忠(きくち・ただし)氏が今月14日にお亡くなりになりました。

大型立佞武多の復活に尽力するなど、観光振興を中心に活躍した方でした。当館にも菊池忠さんの資料がありますのでここで紹介します。

『黄昏のねぷた囃子(たそがれのねぷたばやし)』2008年2月出版

こちらは、短編小説集になっています。

『七里長浜さめざめと』2007年6月出版

こちらはエッセイ集となっています。

公衆無線LANについて

市立図書館と金木分館では、スマートフォンやタブレットなど、Wi-Fi機能を搭載した端末をお持ちいただければ、無料でインターネット接続がご利用できます。図書館のほかに五所川原市役所本庁舎、金木庁舎、立佞武多の館でご利用いただけます。接続可能時間は、1回あたり最大60分間で、1日3回まで接続でき、ご利用にあたっては登録が必要となります。なお、技術的なご質問に関してお答えすることはできませんので、利用者ご自身でアクセスポイントまでの接続をお願いします。

最近だいぶあたたかくなってきました。図書館の周辺は菊ヶ丘運動公園の植物があるため、窓を開けていると昆虫が入って来ることがよくあります。クマバチやスズメバチも数回見かけました。見かけた場合は近寄らず、職員まで教えてください。ちなみに、ハチの毒針は、産卵管という卵を産むための器官が変化したもので、オスには毒針がなく、メスだけが刺すそうです。

 

5月19日(水曜日)放送内容

 

今日はイベントの実施報告と金木分館についてお話します。

新金木分館オープン!図書館の本でやってみたvol.10 「どくしょノート」をつくろう 実施報告

こどもの読書週間のイベントとして、5月8日(土曜日)に小学生を対象にした工作のワークショップを開催しました。今年は金木分館オープンを記念して、新金木庁舎2階会議室にて行い、3名の子どもたちが参加してくれました。今回作ったのはオリジナルの「読書ノート」です。「読書ノート」とは、図書館で借りた本を記録するノートです。自分たちで表紙と中身の記録ノートを糸やリボンで括り付け、表紙にシールなどを使って飾りをつけました。やってみての感想では、「楽しかった」「また参加したい」などの感想があったので、今後も利用につながるようなイベントを企画・実施していきたいと思います。作った読書ノートは200冊まで記入できるようになっています。ノートがいっぱいになったらプレゼントをもらえますよ。楽しみながら頑張ってね!

金木分館について

金木分館がオープンして約2週間が経ちます。多くの方から、「明るくなったね」「お~いいな~」という声もいただきました。その中で、いくつか質問も受けたので、この場で紹介したいと思います。

Q 土足で入ってもいいんだべが?

A はい、そのままお入りください。図書館内では、自由に閲覧することができます。

Q 前まで使っていた貸出券は、またここでも使えるんだべが?

A はい、引き続きご利用いただけます。ずいぶん昔に図書館を利用したきりで、貸出券を見えなくしてしまったという方でも、再度貸出券の申し込みを行うことで貸出券を作ることができます。

また、住所等の変更があった場合もお知らせください。その場合も変更届を記入するだけで貸出券はそのままご利用いただけます。

Q 前の伊藤忠吉記念図書館と変わったところはあるんだべが?

A 図書館の基本的な利用については、変わったところはありません。新たなサービスとして、館内でWi-Fiが利用できるようになったことや400誌以上の雑誌をタブレット端末で閲覧ができる「電子雑誌閲覧サービス」と陸奥新報が閲覧できるようになりました。来館された際にはぜひ利用してみてください。一番大きく変わったところは所蔵冊数です。伊藤忠吉記念図書館のときは約32,000冊でしたが、金木分館では約6,000冊になりました。冊数はぐっと減ってしまいましたが、金木分館オープンにあたり新たに約800冊購入しました。津軽三味線や太宰治に関する郷土資料もありますので、津軽三味線会館や斜陽館などに立ち寄ったついでに図書館のほうにも寄ってみてくださいね。また、伊藤忠吉記念図書館のときに置いていた映画関係の資料は、現在市立図書館にあります。資料一覧が金木分館にありますので、見たい資料を市立図書館から取り寄せて貸出することができます。

Q ここで借りた本は、イオンモールつがる柏にも返却はできるんだべが?

A はい、できます。五所川原市内の図書館とつがる市立図書館、中泊町図書館(中泊町日本海漁火センターも含む)に返却することができます。3館以外から借りた本などは返却することができませんので、借りた図書館に返却をお願いします。また、貸出期限が過ぎてしまった場合は、貸出延長の連絡をするか直接借りた図書館へ返却をお願いします。

図書館も新しくなったので私たち職員も気持ちを新たにし、皆さんが利用したくなる図書館になるよう知恵を出しあいながら頑張っていきます。

 

5月12日(水曜日)放送内容

今日は本の紹介、電子雑誌、おはなし会についてです。

最初は、5月生まれの作家のおすすめ本を紹介します。

5月8日生まれ さくらももこ『あのころ』

夏休みの宿題、遠足、マラソン大会他学校でのできごとや家の中のこと…「ちびまるこちゃん」のこぼれ話も読める爆笑と郷愁のエッセイシリーズ第1弾です。

5月12日生まれ 振分 精彦(ふりわけ せいけん)『「もう一日がんばる」勇気』

板柳町出身元力士。人は自分のできることしかできない。だから、「もう一日」、「もう一日」と目の前のことに必死に取り組んできた…。元小結高見盛・振分精彦が、自身の遠回りの生き方、相撲人生を綴っています。

5月15日生まれ 瀬戸内 寂聴(せとうち じゃくちょう)『97歳の悩み相談』

人間関係、恋愛、家族、将来のこと…。97歳の瀬戸内寂聴が若い世代のリアルな悩みに答え、幸福に生きるための知恵を伝えてくれます。

5月20日生まれ 王 貞治(おう さだはる)『野球にときめいて』

人生、いい時ばかりではなかった。でも、不満だったことはない…。プロ野球界に飛び込んで50年以上。不思議な力に導かれ、ひたすら歩んだ一本道を王貞治が振り返ります。

5月25日生まれ 伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)『逆ソクラテス』

敵は、先入観。世界をひっくり返せ! デビュー20年目の著者が描く少年たちの物語です。『オール讀物』掲載の「スロウではない」など、書き下ろし3編を含む短編全5編が収録されています。

電子雑誌について

5月6日(木曜日)から金木分館で、7日(金曜日)から市立図書館でスタートした電子雑誌の閲覧サービスですが、早速利用してみたという方はいるでしょうか。「電子雑誌」とは館内にある専用タブレット端末を使って400誌以上の雑誌を自由に読むことができるサービスです。当館でも雑誌は所蔵していますが、数はそれほど多くなく、皆さんの読みたいというお声に答えられずにいました。しかし、今年度は館内に念願のWi-Fiが整備され、さらに電子雑誌の閲覧サービスが提供できることになりました。ファッションや趣味、芸能、経済、旅行など幅広く読むことができますので、楽しみながらご利用ください。

ここで簡単に電子雑誌閲覧サービスの利用方法についてお知らせします。まずカウンターで電子雑誌の利用申し込みをします。1人30分まで、館内で利用することができます。時間になりましたら、カウンターまでタブレット端末をお持ちください。電子雑誌閲覧以外のご利用はできませんので、ご了承ください。また、当館の貸出券をお持ちでない方は貸出券の申し込みをしてからご利用ください。

5月15日(土曜日)「五所川原おはなし“ぽぽんた”のおはなし会」

午後1時30分から1時間くらい、市立図書館2階おはなしの部屋で「五所川原おはなし“ぽぽんた”」のおはなし会があります。年長さんから小学生向けのおはなし会で、月ごとにテーマを決めて、そのテーマについてのお話をしたり、クイズをしたりします。5月のテーマは「のりもの」です。児童室でテーマに関する本を展示していますので、ぜひそちらもご覧ください。今月も楽しいおはなしがみなさんを待っています。ぜひお友達やお家の方と一緒に聞きにきてください。申し込みは必要ありません。

 

5月5日(水曜日)放送内容

ゴールデンウイーク最終日の今日は本の紹介とおはなし会、金木分館についてです。

今日はこどもの日ですね。ということでこどもたちが元気いっぱいになれる本を紹介します。

『マスクをとったら』いりやま さとし∥作

マスクをとったら、なにしたい? およぎたーい! さけびたーい!わらいたーい! おもいきりあくびしたーい! 動物たちといっしょに、子どもたちがおもいっきりあそべる絵本です。

『ありえない!』エリック・カール∥作

カンガルーのおなかのポケットから人間の男の子が出てきた?鳥が水の中で生活し、魚が鳥籠の中にいる?奇妙な組み合わせや、立場が逆転したものが登場します。でも、これってほんとにありえない?

『じぶんでよめるでんしゃずかん』成美堂出版編集部∥編著

新幹線や特急列車など、子どもたちの大好きな鉄道201種類を、写真やクイズとともに紹介しています。

『レッド あかくてあおいクレヨンのはなし』マイケル・ホール∥作

レッドは、赤いクレヨンですが赤いものが上手く描けません。その理由は、ラベルの色と実際の色が違うクレヨンだったからです。ありのままで輝くために、子どもにも大人にも読んで欲しい絵本となっています。

『こまった時はわらべうた うれしい時もわらべうた 』わらべうたネットワークうたぼっこの森∥編著

「いないいないばぁ」「上がり目下がり目」「泣き虫けむし」など、赤ちゃんから2歳くらいまでの子どもが大好きなわらべうた全150曲を紹介しています。それぞれのうたの歌詞、楽譜、あそび方のほか、うた声がきけるQRコードも掲載されています。

5月15日(土曜日)「五所川原おはなし“ぽぽんた”のおはなし会」

午後1時30分から1時間くらい、市立図書館2階おはなしの部屋で「五所川原おはなし“ぽぽんた”」のおはなし会があります。年長さんから小学生向けのおはなし会で、月ごとにテーマを決めて、そのテーマについてのお話をしたり、クイズをしたりします。5月のテーマは「のりもの」です。児童室でテーマに関する本を展示していますので、ぜひそちらもご覧ください。今月も楽しいおはなしがみなさんを待っています。ぜひお友達やお家の方と一緒に聞きにきてください。申し込みは要りません。

そして明日は金木分館の開館日です。8時15分から新金木庁舎の開庁式があります。そのため、金木分館も8時30分から開館します。5月7日(金曜日)以降はこれまで通り9時30分開館です。金木分館は、正面玄関を入って左にいくとラウンジの向かい側にあります。ラウンジは、ちょっとした休憩や飲食、学生のみなさんの学習等にご利用いただけます。また、授乳室は、2階の会議室向かい側にあります。金木分館は、木製の統一感のある書架になり、800冊以上の新しい図書、郷土の作家・太宰治や津軽三味線の特集コーナー、そして可愛らしい雰囲気の児童書コーナーがあります。新しく生まれ変わった金木分館にぜひ足を運んでみてください!お待ちしています。