令和3年2月放送分

2月24日(水曜日)放送内容

今日はどんな日か調べてみると、ほとんど毎日が何かの記念日です。先週に引き続き、今日も記念日と一緒に、関連するおすすめの本を紹介します。

2月25日 道眞忌(みちざねき)

903年2月25日に平安時代の学者・廷臣の菅原道真が亡くなりました。謀反の罪で左遷され亡くなったことから怨霊伝説もあり、様々な文学作品にもなっています。現在は学問の神様として有名です。

吉田 愛:文・絵 講談社:発行 「菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)」

菅原道真を題材にした歌舞伎の三大名作のひとつ、「菅原伝授手習鑑」をねこづくしで紹介する1冊です。大恩ある菅原道真が流罪となり、数奇な運命をたどる3つ子、梅王丸(うめおうまる)・松王丸(まつおうまる)・桜丸(さくらまる)の忠義、親子の別れを描きます。

2月28日 ビスケットの日

1980年に、全国ビスケット協会が制定しました。1855年2月28日に、パンの製法を学ぶために長崎に留学していた水戸藩の柴田方庵(しばた ほうあん)が、同藩の萩信之助(はぎ しんのすけ)に、パン・ビスケットの製法を書いた「パン・ビスコイト製法書」を送ったことに由来しています。この「パン・ビスコイト製法書」はビスケットの製法を記した日本初の文書とされています。また、ビスケットの語源である「2度焼かれたもの」という意味から、「に(2)どや(8)かれたもの」の語呂合わせの意味も含まれています。

なかしま しほ:著 主婦と生活社:発行 「まいにち食べたい“ごはんのような”クッキーとビスケットの本:バターも生クリームも使わない、からだにやさしいお菓子レシピ」

ナッツやドライフルーツ、全粒粉、オートミールなど、滋養のあるものを詰め込んだ、バターも生クリームも使わない、からだにやさしいクッキー、クラッカー、メレンゲなどのお菓子レシピを紹介します。

3月1日 防災用品点検の日

防災システム研究所の防災アドバイザーが制定した記念日で、関東大震災が起きた9月1日のほか、季節の変わり目となる3月1日・6月1日・12月1日の年4回あります。非常用の飲料水・食料・消火器・避難ロープなどの防災用品の点検を実施する日です。

今泉 マユ子:著 理論社:発行 「こどものための防災教室:災害食がわかる本」

災害の種類や身の守り方を説明するとともに、災害食を中心としたそなえについて詳しく解説します。日常備蓄やサバイバルレシピを伝え、防災マップの作成や非常持出袋などについても紹介しているので、点検の参考にしてみてください。

今日はどんな本を読もうかな?と迷ったら、「今日」にちなんだ本を読んでみてはいかがでしょうか。図書館には記念日に関する本もあります。

 

2月17日(水曜日)放送内容

今日はどんな日か調べてみると、ほとんど毎日が何かの記念日です。今日は記念日と一緒に、関連するおすすめの本を紹介します。
2月17日 天使の囁き記念日
1978年2月17日に北海道幌加内町で日本最寒記録の-41.2℃を観測したことを記念し、1994年にダイヤモンドを観測する会の「天使の囁きを聴く会」によって制定された記念日です。
片平 孝(かたひら たかし):著 PHP研究所:発行 「雪と氷:水の惑星からの贈り物」
ひとつとして同じ形のない雪の結晶、ふしぎな模様の氷紋、水蒸気が凍りつくダイヤモンドダストなど、自然がもたらす雪と氷のさまざまな造形・現象を美しい写真で紹介し、そのしくみをわかりやすく解説する1冊です。
2月18日 冥王星の日
1930年2月18日に天文学者クライド・トンボーによって9番目の惑星として冥王星が発見されたことに由来した記念日です。2006年に惑星の定義が変わったため、冥王星は準惑星となりました。
マーカス・チャウン:著 オライリー・ジャパン:発行 「マーカス・チャウンの太陽系図鑑」
太陽系の中心である太陽から、もっとも外側に位置するオールトの雲まで、太陽系のあらゆる天体を、惑星や衛星の球体画像や断面図、各種データ、軌道図、サイズ比較図等とともに紹介します。
2月20日 歌舞伎の日
1607年2月20日に歌舞伎の創始者といわれる出雲阿国が、徳川家康らの前で歌舞伎踊りをはじめて披露したことに由来した記念日です。
辻 和子(つじ かずこ):絵・文 エクスナレッジ:発行
「歌舞伎の101演目解剖図鑑:イラストで知る見るわかる歌舞伎名場面」

 知っておきたい歌舞伎のイロハや、助六、忠臣蔵、義経千本桜などの名作・名場面のあらすじ・人間関係もわかる1冊です。押さえておきたい歌舞伎用語事典や歌舞伎役者家系図なども掲載されています。一度は生で観劇してみたい歌舞伎。いつかに備えて基本知識を押さえておきましょう。

今日はどんな本を読もうかな?と迷ったら、「今日」にちなんだ本を読んでみてはいかがでしょうか。図書館には記念日に関する本もあります。

最後に今週末のおはなし会のお知らせです。
2月20日(土曜日)「五所川原おはなし“ぽぽんた”のおはなし会」
午後1時30分から1時間くらい、市立図書館で「五所川原おはなし“ぽぽんた”」のおはなし会があります。年長さんから小学生向けのおはなし会で、月ごとにテーマを決めて、そのテーマについてのお話をしたり、クイズをしたりします。2月のテーマは「北欧(ノルウェー・スウェーデン・フィンランド)」です。今月も楽しいおはなしがみなさんを待っています。ぜひお友達やお家の方と一緒に聞きにきてください。申し込みは要りません。

 

2月10日(水曜日)放送内容

2月14日はバレンタインデーです。バレンタインは元はキリスト教に関連したお祝いの日ですが、日本では愛や感謝の気持ちを伝える日、チョコレートの祭典として定着しています。今日は「バレンタインデー」に関連した本を紹介します。

主婦の友社:発行

「かわいく作れるチョコ&お菓子:はじめてでも簡単!ほめられる!!」

ホットケーキミックスで作る簡単デコクッキーから、あげる数で作りたいものが見つかる「おくばり」スイーツ、本命へのスペシャルスイーツまで、チョコやお菓子のレシピを紹介します。ブラウニーやクッキー、チーズケーキなど、見ているだけでもハッピーになれる1冊です。

本間 節子(ほんま せつこ):著 世界文化社:発行

「日本茶のさわやかスイーツ:煎茶、ほうじ茶、抹茶、和紅茶でつくる」

煎茶のマドレーヌやほうじ茶プリン、抹茶のガトーショコラ、和紅茶のアイスクリームパフェなど、日本茶を煮出したり、砕いてまるごと入れ込んだりしたお菓子のレシピを紹介します。和菓子が好きな人に贈りたい方や、周りとの差をつけたい方、自分で食べたい方におすすめです。

宮岡 宏会(みやおか ひろえ):著 主婦と生活社:発行

「大人かわいいラッピング:身近な紙と材料で、簡単にできる!」

コピー用紙や半紙など、身近な紙でできる和モダンラッピングのアイデアをプロセス写真とともに紹介します。巻末では、基本の包み方とリボンのかけ方もていねいに解説しています。手づくりした贈りものを、ステキに包んで贈りましょう。

HIROKO:著 河出書房新社:発行

「ハンドメイドポップアップの本:世界でひとつ、飛びだすカードの作りかた」

観覧車やメリーゴーランド、木馬、花束など、さまざまな表情の白い紙から生まれる、繊細で存在感抜群のポップアップカードの作りかたを紹介します。あなたの思いを飛びだすカードにのせて届けてみませんか。

谷 美和(たに みわ):著 パッチワーク通信社:発行

「スイーツデコの基礎BOOK 基本スイーツ編」

お菓子はお菓子でも、食べられないお菓子をつくってみましょう。初心者から中級者まで便利に使える、スイーツデコの本です。基本の作り方はもちろん、いろいろなアクセサリや雑貨を粘土やレジンでデコレーションして作っていくための楽しいアイデアを紹介します。

好きなあの人に、お世話になっているあの人に、義理で、大切な友だちに、大切な自分に思いを届ける絶好の機会です。思い思いのバレンタインをお過ごしください。

最後にNPO法人子どもネットワークすてっぷさんによる「すてっぷ広場」についてお知らせします。休止していた図書館での「すてっぷ広場」が再開しました。今月の図書館での「すてっぷ広場」は今日、2月10日(水曜日)と17日(水曜日)、24日(水曜日)の3回です。マスクなど感染防止対策をしてお越しください。

 

2月3日(水曜日)放送内容

今日は現在開催中の展示とイベントについてお知らせします。

3月7日(日曜日)まで 展示「舞台は青森」

市立図書館1階ロビーにて、青森が登場する図書の展示・貸出をしています。西村京太郎さんや梓林太郎さんら有名作家が描くトラベルミステリーや津軽藩を題材にした歴史小説、『津軽先輩の青森めじゃ飯!』『ふらいんぐうぃっち』といった話題のマンガなど、青森が舞台の作品を多数紹介しています。身近な場所やモノが登場しますので、親近感を持って楽しめること間違いなしです。

展示「追悼・安野光雅(あんの みつまさ)」

市立図書館1階ロビーにて、画家・絵本作家の安野光雅さんを特集した展示を行っています。安野光雅さんは『まよいみち』や『ふしぎなえ』など数々の名作絵本を出版し、児童文学への永続的な寄与に対する表彰として贈られる国際的な賞「国際アンデルセン賞」を受賞するなど、世界中で愛される絵本作家ですが、昨年12月にお亡くなりになりました。子どもから大人まで、家族で一緒に楽しんでいただきたいです。

五所川原市立図書館・つがる市立図書館・中泊町図書館 3館共催企画「らいぶラリー」

地域の皆さんに図書館のサービスを知ってもらうために、スタンプラリーを開催しています。ただのスタンプラリーではありません。五所川原市・つがる市・中泊町3館それぞれの図書館で本を借りたり、タブレットを使ってみたり、新聞を読んだり、図書館でできる色々なことを体験するとスタンプがもらえます。3館で3つずつ、全部で9つ体験してスタンプを集めると、記念品がもらえます。どこから始めてもいいです。1月で終了予定でしたが、3月31日(水曜日)まで期間を延長しました。期間に余裕がありますので、ゆっくりとお楽しみください。

つづいて、今の時期にぴったりの本を紹介します。

昨日、2月2日は節分、そして今日、2月3日は立春、初午です。立春は太陽の黄経から決められ、節分は立春の前日、初午は2月の最初の午の日です。『子どもに伝えたい食育歳時記』によれば節分には大豆を自分の年齢の数だけ食べ、初午は稲荷神社のお祭りの日で、油揚げをお供えするそうです。ということで、大豆に関する本を2冊紹介します。

稲垣 栄洋(いながき ひでひろ):監修 小峰書店:発行

「大豆のへんしん図鑑 2 とうふ・なっとう・みそ・しょうゆ」

大豆はさまざまな形に変化してわたしたちの食生活に欠かせないものとなっています。大豆から豆腐・納豆・味噌・醤油が作られる様子をたくさんの写真で紹介します。

奥村 彪生(おくむら あやお):文 農山漁村文化協会:発行

「おくむらあやおふるさとの伝承料理 3 ヘンシン大豆はえらい」

大豆から作られる味噌・納豆・豆腐が日本に広まったルーツや各家庭で作られていたころの様子、地域の変わり種などがわかる1冊です。

栄養学的にも常に注目を集めている大豆のすごさを改めて学んでみませんか?