令和3年11月放送分

11月24日(水曜日)放送内容

今日は、勤労感謝の日と展示についてです。

11月23日は勤労感謝の日でした。日本の国民の祝日として定着している勤労感謝の日ですが、平成から令和になり、「天皇誕生日」が2月になったため、1年で最後の祝日となります。そんな勤労感謝の日は1948年、「国民の祝日に関する法律」で、「勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」ことを目的に定められました。

辞典で「勤労」と引いてみると、「1.心身を労して仕事にはげむこと 2.賃金をもらって一定の仕事に従事すること」(出典:「大辞泉」小学館 1995.12)と書かれています。つまり、勤労感謝の日は賃金発生の有無にかかわらず、何らかの仕事や労働をしてくれる方々に感謝をする日といえます。家庭で家事や育児をする夫婦、地域の子どもたちを見守るご年配の方、ボランティアの方々など、勤労している周りのすべての方々に感謝を伝える日ということです。日頃なら、「いつもありがとう」と感謝の気持ちを伝えるのは気恥ずかしく感じるかもしれません。そこで、紹介したい本は『花言葉花の絵図鑑』(日貿出版社 2021年6月発行)です。1年に1度、大切な人に感謝や労いの気持ちを花言葉にのせて届けるのもいいかもしれません。

また、目まぐるしく過ぎ去る日々に自分のことはつい後回しになってしまう、という方も少なくないと思います。勤労感謝の日は、自分をいたわるにはもってこいの日です。この日を自分にとってもちょっとだけ特別なものにしませんか。ここで紹介する本は、『青森湯めぐり』(東奥日報 2021年1月発行)です。温泉に入って、日々の疲れを癒やす時間をつくってみるのはいかがでしょう。絶景露天風呂、展望風呂、老舗旅館のお風呂、静かな山あいのお風呂、町の銭湯…。青森県内6エリアの日帰り温泉137施設の泉質や効能、設備やバリアフリー情報を、写真付きで紹介されています。

展示「年末あれこれ」

12月28日(火曜日)まで市立図書館1階ロビーにて年末年始に関連した資料を展示しています。展示している資料の中で、テーマごとのおすすめを紹介します。

〇大掃除 『カビ・ホコリ・菌を撃退!家の「正しい」掃除ワザ』(宝島社 2019年7月発行)

掃除を変えれば体調がみるみる変わる! キッチン、リビング、バスルーム、洗面所&トイレなどのエリア別に、効率的に、短時間で病気の元を取り除く、正しい掃除方法を紹介します。重曹とクエン酸の上手な使い方も収録されています。

〇年賀状 『筆ペンだからすぐ描けるほっこり絵てがみ』(岩井 正人 いわい まさと/著 日本文芸社 2021年6月発行)

紙と筆ペンだけで、思い立ったらすぐ描ける絵てがみ。食べ物や植物などの季節を感じさせるモチーフ、いろいろな動物や年中行事だけでなく、夜空などの風景の描き方を紹介。年賀状やあいさつ状などの作例も掲載されています。

〇お正月 『ばぁばのおせち』(鈴木 登紀子/著 文化学園文化出版局 2020年11月発行)

「ばぁば」の愛称で親しまれる鈴木 登紀子さんが、70有余年も研鑽を重ねたおせち料理のレシピを紹介します。11月半ばから大晦日の準備がわかる「おせちの段取りカレンダー」も掲載されています。

 

11月17日(水曜日)放送内容

今日は、イベントとおはなし会についてです。

成田千空生誕100年記念資料展ーその書店主はもう一つの顔を持つー

五所川原市名誉市民章を受章した俳人成田千空(本名:成田力ちから)は、今年で生誕100年を迎えます。当館ではその功績を記念して、所蔵資料展及び講演会を実施いたします。

1.資料展

期間:11月17日(水曜日)まで

場所:市立図書館ロビー

主な展示資料は、初公開である自筆俳句原稿「燈(ひ)」10句、 立佞武多師の福士裕朗氏が制作した「千空絵巻」、昭和四十二年五所川原歌人の寄せ書き(成田家蔵複製:千空生誕100年記念会蔵)、五所川原市文化褒賞勲章(太宰の宿ふかうら文学館蔵)、DVD「生誕100年 成田千空展」(弘前市立郷土文学館蔵)です。DVDは、館内で視聴することができますのでぜひご覧ください。

このほかにも当館で所蔵している成田千空関連資料も多数展示していますので、ぜひ足を運んでみてください。

また、令和3年11月22日(月曜日)から12月24日(金曜日)まで、場所を五所川原市役所土間ホールに移して展示しますので、お近くの会場にどうぞお越しください。

2.講演「成田千空と五所川原を語る」

日時:令和3年11月17日(水曜日)13時30分から15時まで

場所:五所川原市立図書館2階閲覧室・師弟句碑の前

講師は文筆家の世良 啓(せら けい)さんと千空生誕100年記念会の齋藤美穂(さいとう みほ)さんです。

11月20日(土曜日)「五所川原おはなし“ぽぽんた”のおはなし会」

午後1時30分から1時間くらい、市立図書館2階おはなしの部屋で「五所川原おはなし“ぽぽんた”」のおはなし会があります。年長さんから小学生向けのおはなし会で、月ごとにテーマを決めて、そのテーマについてのお話をしたり、クイズをしたりします。11月のテーマは「名前」です。児童室でテーマに関する本を展示していますので、ぜひそちらもご覧ください。ぜひお友達やお家の方と一緒に聞きにきてください。申し込みは必要ありません。

佐世保市立図書館で五所川原を堪能できます??

10月30日(土曜日)に長崎県佐世保市で、太宰治への理解を深めるオンラインイベント「太宰治の生家『斜陽館』から読む太宰作品」がビデオ会議システム「Zoom」で開催されました。このイベントは東北を代表する青森県の夏祭り「ねぶた祭」の佐世保開催を目指す「佐世保ねぶた祭り実行委員会」が主催となっており、ねぶた祭誘致のため、まずは青森県のことを知ってもらおうと青森県出身の太宰治を取り上げたそうです。イベントには斜陽館、地元ユーチューバー、立佞武多の製作者、そして五所川原市立図書館も参加して太宰の魅力を発信しました。11月30日(火曜日)まで、佐世保市立図書館の市民ギャラリーにて、本物の立佞武多や当館所蔵の太宰治の資料(昭和20年代の出版当時の作品など)、ポスターなどが展示されています。1,700km先の地域でもここ五所川原を存分に堪能してもらいたいですね。佐世保市立図書館での展示の様子などは当館Facebookから見ることができます。

 

11月10日(水曜日)放送内容

今日は、イベントときのこについてです。

成田千空生誕100年記念資料展ーその書店主はもう一つの顔を持つー

五所川原市名誉市民章を受章した俳人成田千空(本名:成田力ちから)は、今年で生誕100年を迎えます。当館ではその功績を記念して、所蔵資料展および講演会を実施いたします。

1.資料展

期間:11月17日(水曜日)まで

場所:市立図書館ロビー

主な展示資料は、初公開である自筆俳句原稿「燈(ひ)」10句、 立佞武多師の福士裕朗氏が制作した「千空絵巻」、昭和四十二年五所川原歌人の寄せ書き(成田家蔵複製:千空生誕100年記念会蔵)、五所川原市文化褒賞勲章(太宰の宿ふかうら文学館蔵)、DVD「生誕100年 成田千空展」(弘前市立郷土文学館蔵)です。DVDは、館内で視聴することができますのでぜひご覧ください。

このほかにも当館で所蔵している成田千空関連資料も多数展示していますので、ぜひ足を運んでみてください。

また、令和3年11月22日(月曜日)から12月24日(金曜日)まで、場所を五所川原市役所土間ホールに移して展示しますので、お近くの会場にどうぞお越しください。

2.講演「成田千空と五所川原を語る」

日時:令和3年11月17日(水曜日)13時30分から15時まで

場所:五所川原市立図書館2階閲覧室・師弟句碑の前

講師は文筆家の世良 啓(せら けい)さんと千空生誕100年記念会の齋藤美穂(さいとう みほ)さんです。こちらは定員となりましたので、申し込みを締め切らせていただきました。

さて、きのこがおいしい季節となりました。皆さんの家庭でもきのこ料理が出てきているのではないでしょうか。この辺の地域で採れるきのこというと「サモダシ」が有名ですが、サモダシは正式名称ではないのをご存知でしょうか。実は「ナラタケ」が正式名称なのです。「青森県のきのこ」(成田伝蔵/著 東奥日報社 1990年8月発行)でナラタケを調べてみると、方言による呼び名が書かれており、「サモダシ、カックイ、カシラゲキノゴ、カブサモダシ、モダシ」と色々な呼び名があることがわかります。南部出身の人は「カックイ」と言うそうです。皆さんの周りの方にもどんな呼び方をしているか聞いてみるのも楽しいかもしれませんね。このナラタケは、味噌汁や、漬物など様々な料理で食べられています。7月に出版された「津軽伝承料理」(津軽あかつきの会/著 柴田書店)、五所川原市の菅原俊子(すがわらしゅんこ)さんが出版した「私のお気に入りレシピ」(2021年2月発行)にもサモダシ料理が載っています。「私のお気に入りレシピ」は視覚障害者や印刷した文字(墨字)が見えづらいという方向けに点字図書や録音図書(耳で聞く読書)も製作されています。利用についての詳細は、図書館へお問い合わせください。

当館ホームページの蔵書検索で「サモダシ」と検索すると、サモダシが載っている本を調べることができます!

 

11月3日(水曜日)放送内容

今日は、イベントとすてっぷ広場についてです。

成田千空生誕100年記念資料展ーその書店主はもう一つの顔を持つー

みなさんは、成田千空をご存知でしょうか。本名は、成田力(ちから)。1921年3月31日に青森市に生まれ、青森工業学校(現青森工業高校)を卒業しました。東京の航空計器製造会社に就職した後、結核を患って青森に戻り、療養中に句作をはじめました。青森空襲で母の実家のある五所川原市飯詰に移り住み、小さな書店を開いて新たな生活を送っていました。

「大粒の雨降る青田母の故郷(くに)」

この句は農作業の帰り道ににわか雨にうたれていっせいにざわつく青田を目にしたときに生まれたものです。作者は、五所川原市名誉市民章を受章した成田千空です。今年で生誕100年を迎えます。当館ではその功績を記念して、所蔵資料展および講演会を実施いたします。

1.資料展

期間:11月17日(水曜日)まで

場所:市立図書館ロビー

主な展示資料は、初公開である自筆俳句原稿「燈(ひ)」10句、 立佞武多師の福士裕朗氏が制作した「千空絵巻」、昭和四十二年五所川原歌人の寄せ書き(成田家蔵複製:千空生誕100年記念会蔵)、五所川原市文化褒賞勲章(太宰の宿ふかうら文学館蔵)、DVD「生誕100年 成田千空展」(弘前市立郷土文学館蔵)です。DVDは、館内で視聴することができますのでぜひご覧ください。

このほかにも当館で所蔵している成田千空関連資料も多数展示していますので、ぜひ足を運んでみてください。

また、令和3年11月22日(月曜日)から12月24日(金曜日)まで、場所を五所川原市役所土間ホールに移して展示しますので、お近くの会場にどうぞお越しください。

2.講演「成田千空と五所川原を語る」

日時:令和3年11月17日(水曜日)13時30分から15時まで

場所:五所川原市立図書館2階閲覧室・師弟句碑の前

講師は文筆家の世良 啓(せら けい)さんと千空生誕100年記念会の齋藤美穂(さいとう みほ)さんです。こちらは定員となりましたので、申し込みを締め切らせていただきました。

11月7日(日曜日)「すてっぷ広場ブックトーク」

市立図書館2階「対面朗読&おはなしのへや」で10時から「すてっぷ広場」が行われます。

「すてっぷ広場」は市の地域子育て支援拠点事業の一環として、子育て中のお父さん・お母さんと主に乳幼児などの子どもたちが、いつでも気軽に参加でき、うち解けた雰囲気の中で交流する場を提供することを目的として開催されています。利用料金などはかかりません。毎月第1日曜日は、当館司書による「ブックトーク(本の紹介)」が行われます。今回のテーマは「秋のお楽しみ」です。

気になる本があったという方は、その本を借りていくこともできます。また、貸出券を持っていないという方でもその場ですぐに貸出券の申し込みをすることができます。「どういう絵本をよんであげたらいいのかわからない!」「こんな感じの絵本でおすすめはある?」といった相談も大歓迎です。

ぜひお気軽にご相談ください。