令和3年10月放送分

10月27日(水曜日)放送内容

今日は、イベントと本の紹介についてです。

成田千空生誕100年記念資料展ーその書店主はもう一つの顔を持つー

「大粒の雨降る青田(あおた)母の故郷(くに)」

この句は、農作業の帰り道ににわか雨にうたれていっせいにざわつく青田を目にしたときに生まれたものです。作者は、五所川原市名誉市民章を受章した成田千空です。今年で生誕100年を迎える成田千空。当館ではその功績を記念して、所蔵資料展及び講演会を実施いたします。

1.資料展

・期間:11月17日(水曜日)まで

場所:市立図書館ロビー

・期間:令和3年11月22日(月曜日)から12月24日(金曜日)

場所:五所川原市役所土間ホール

2.講演「千空さんと五所川原を語る」

日時:令和3年11月17日(水曜日)13時30分から15時

場所:五所川原市立図書館2階閲覧室・師弟句碑の前

講師:世良 啓(せら けい)氏(文筆家)

齋藤美穂(さいとう みほ)氏(千空生誕100年記念会)

定員:申込先着15名 ※電話・FAX・メールにて受付しております。

主な展示資料は、初公開である自筆俳句原稿「燈(ひ)」10句、 立佞武多師の福士裕朗氏が制作した「千空絵巻」、昭和四十二年五所川原歌人の寄せ書き(成田家蔵複製:千空生誕100年記念会蔵)、五所川原市文化褒賞勲章(太宰の宿ふかうら文学館蔵)、DVD「生誕100年 成田千空展」(弘前市立郷土文学館蔵)です。DVDは、館内で視聴することができますのでぜひご覧ください。

このほかにも当館で所蔵している成田千空関連資料も多数展示していますので、ぜひ足を運んでみてください。

さて、まちのあちこちでハロウィンの飾りを目にするようになってきましたが、どうしてかぼちゃが使われているのかご存知ですか?図書館には、ハロウィンをテーマにした絵本もありますが、ハロウィンの由来などがわかる本もたくさんあります。ハロウィンを楽しみながら、ハロウィンについて学び、みんなに自慢しましょう!

・紙芝居「ハロウィンしょうてんがい」とみなが まい∥作.絵 教育画劇 2021年1月発行

なかよし3人組のようちゃん、みっちゃん、だいちゃんが、おばけに仮装して「おかしをちょうだい!」と、商店街をまわっていきます。ところが、どのお店にもおかしなものが!? ハロウィンの間違い探し紙芝居です。

・「ハロウィンのかぼちゃをかざろう」パトリシア・トート∥文 BL出版 2020年10月発行

もうすぐハロウィン。かぼちゃを買ってきて、中身をかきだして、顔のかたちに切り抜いて、中に火をつけたら…。ハロウィンの楽しみ方がわかる本です。

・「ハロウィーンってなぁに?」クリステル・デモワノー∥作 主婦の友社 2006年10月発行

丘の向こうのかぼちゃ畑で、たくさんの魔女たちが、忙しそうにかぼちゃを集めています。それを見てびっくりしたちびっこ魔女のビビはおばあちゃんに聞きにいいきます。ハロウィンの由来から、ジャックのランタン伝説、かぼちゃのランタンやおばけの仮装までバッチリわかる絵本です。

 

10月20日(水曜日)放送内容

今日は、イベントと本の紹介についてです。

成田千空生誕100年記念資料展ーその書店主はもう一つの顔を持つー

成田千空をご存知でしょうか。本名は、成田力(ちから)。1921年3月31日に青森市に生まれ、青森工業学校(現青森工業高校)を卒業しました。東京の航空計器製造会社に就職した後、結核を患って青森に戻り、療養中に句作をはじめました。青森空襲で母の実家のある五所川原市飯詰に移り住み、小さな書店を開いて新たな生活を送っていました。

「大粒の雨降る青田母の故郷(くに)」

この句は農作業の帰り道ににわか雨にうたれていっせいにざわつく青田を目にしたときに生まれ、千空の代表句となりました。千空は師事した中村草田男の俳誌「萬緑」にも創刊直後から参加し、第1回萬緑賞を受賞するなど、在郷ながら中央俳壇でも注目されました。2004年に五所川原市名誉市民章も受章しました。そんな千空は今年で生誕100年を迎えます。当館ではその功績を記念して、所蔵資料展及び講演会を実施いたします。

1.資料展

・期間:令和3年10月20日(水曜日)から11月17日(水曜日)

場所:市立図書館ロビー

・期間:令和3年11月22日(月曜日)から12月24日(金曜日)

場所:五所川原市役所土間ホール

2.講演「千空さんと五所川原を語る」

日時:令和3年11月17日(水曜日)13時30分から15時

場所:五所川原市立図書館2階閲覧室・師弟句碑の前

講師:世良 啓氏(文筆家)

齋藤美穂氏(千空生誕100年記念会)

定員:申込先着15名 ※10月26日(火曜日)より電話・FAX・メールにて受付します。

ここで、展示する資料を紹介します。初公開である自筆俳句原稿「燈」10句、 立佞武多師の福士裕朗氏が制作した「千空絵巻」、昭和四十二年五所川原歌人の寄せ書き(成田家蔵複製:千空生誕100年記念会蔵)、五所川原市文化褒賞勲章(太宰の宿ふかうら文学館蔵)、DVD「生誕100年 成田千空展」(弘前市立郷土文学館蔵)

そのほかにも当館で所蔵している成田千空関連資料も展示しますので、ぜひ足を運んでみてください。

10月も半ばに入り、だいぶ寒くなってきました。そのため、体を動かして汗をかく機会が減ってきたという方が多いと思います。そこで、健康づくりのために何か運動はしたいけど、寒いし時間もない…という方!ラジオ体操をぜひお家でやってみませんか?誰もが知っているラジオ体操ですが、実はとても手軽にできる健康法なのです。「正しいラジオ体操」(NHK出版 2020年11月発行)を読んで、ポイントを押さえ、明日から毎日約3分効果的に体を動かしましょう!

手が上がらない、腰が痛い、膝が曲げづらい…そんな動きづらい人へのアドバイスもついています!

ラジオ体操は毎朝6時25分からEテレにて放送されていますので、お子さんやお孫さんと一緒にやって家族みんなで健康になりましょう!

 

10月13日(水曜日)放送内容

今日は、おはなし会と本の紹介についてです。

10月16日(土曜日)「五所川原おはなし“ぽぽんた”のおはなし会」

午後1時30分から1時間くらい、市立図書館2階おはなしの部屋で「五所川原おはなし“ぽぽんた”」のおはなし会があります。年長さんから小学生向けのおはなし会で、月ごとにテーマを決めて、そのテーマについてのお話をしたり、クイズをしたりします。10月のテーマは「病気」です。児童室でテーマに関する本を展示していますので、ぜひそちらもご覧ください。ぜひお友達やお家の方と一緒に聞きにきてください。申し込みは必要ありません。

次は、新聞に掲載された県内に関する本を紹介します。

「舞妓さんちのまかないさん」 小山愛子(こやまあいこ)∥著 小学館

十和田市出身の漫画家小山愛子さんの「舞妓さんちのまかないさん」(小学館)が原作となっているテレビアニメの放映が10月2日からNHKのEテレで放送されています。本県から京都にやってきた16歳の少女・キヨが、舞妓が共同生活をする「屋形」で毎日の食事を作る「まかないさん」として働く、台所物語となっています。(東奥日報2021年10月7日掲載)

「青森1950-1962」 工藤正市(くどうしょういち)∥撮影 みすず書房 2021年9月

青森市の写真家工藤正市さんが残したネガフィルムを基にした写真集で、角巻やカッチョ、川倉賽の河原地蔵尊例大祭のイタコなどの写真も掲載されています。(東奥日報2021年9月17日掲載)

「QUILTS JAPANキルトジャパン 2021年10月号」 日本ヴォーグ社

五所川原市のキルト作家田中福子さんの花を題材にした作品が、キルト専門誌「キルトジャパン」最新号の表紙を飾りました。制作歴42年の田中さんは、多数の受賞歴を持ち、2007年からは日本最大級のキルトの祭典「東京国際キルトフェスティバル」の招待作家として新作を出展しています。同表紙に採用されたのは、同展で17年に展示した作品「FuKuMi」。コットンやフィードサックなどさまざまな柄の生地を2センチ角の正方形にして縫い合わせ、野原一面に咲く花々を表現しています。同誌では表紙のほか、誌面でも田中さんの作品を紹介されています。(東奥日報2021年9月15日掲載)

「生徒の笑顔と出会いたい」 堀内孝(ほりうちたかし)∥著 教育史料出版会 2021年5月発行

五所川原市出身の元高校教員の堀内孝さんが、津軽の公立高校5校で行った20年間の教育実践を本にまとめました。郡部校、農業高校、夜間定時制高校での生活指導や授業づくりの経験を伝えています。(東奥日報2021年7月27日掲載)

CD「吉幾三全曲集 ~酒よ・涙…止めて~」

今年、101回目を迎えた弘前さくらまつり。吉幾三さんの楽曲「百年桜」は100回を重ねた観桜会を記念して書き下ろされたそうです。曲が誕生した背景には、弘前商工会議所の前会頭で、昨年12月に亡くなった清藤哲夫さんの思いがあるそうです。(陸奥新報2021年5月23日掲載)

最後は、飯詰にある木製の堰堤(えんてい)についてです。飯詰山国有林内にある「坪毛沢(つぼけざわ)ヒバ木製治山堰堤群」が林業遺産認定されました。(東奥日報2021年5月26日掲載)

当館所蔵の坪毛沢の堰堤に関する資料は、「わが街いいづめ」(飯詰を元気にする会)、「甦った坪毛沢」(津軽森林管理署 2002年発行)などがあります。

 

10月6日(水曜日)放送内容

今日は、開館についてと本の紹介についてです。

新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から9月いっぱい臨時休館しておりましたが、10月1日(金曜日)から五所川原市内の3図書館が開館いたしました。ご利用の際は、引き続き「マスクの着用・手指の消毒」、「ほかの方と適切な間隔を取りながらの利用」、「発熱時・体調不良時の利用は控える」など感染対策にご協力くださいますようお願いします。みなさまにはご不便をおかけしますが、ご理解・ご協力をお願いいたします。開館に伴いまして、中止していた「すてっぷ広場」は、今日10時からあります。また、「五所川原おはなしぽぽんた」のおはなし会も10月16日(土曜日)13時30分から行います。ぜひご参加ください。

さて、10月1日は何の日かわかりますか?10月1日は「眼鏡の日」だそうです。日付の由来は、10月1日は 「1001」と表記することができ、両端の1が「メガネのツル」、内側の0が「レンズ」に見立てられ、メガネの形を表しているところからきているそうです。

では、眼鏡や目に関する本の紹介をします。

「めがねがね」 tupera tupera∥作 ひさかたチャイルド 2021.3月発行

かえるさんがぴょーんとはねたら、めがねがとんでった。きりんさんが首をふったら、めがねがとんでった。めがねはどこ? スタイリッシュな色使いと軽妙なストーリーが楽しい、tupera tuperaワールド全開の絵本です。

「メガネをかけたら」 くすのき しげのり∥作 小学館 2012年10月発行

メガネなんてかけたくないと思っている女の子。「頭が良くなるわけじゃないし」なんて難癖をつけて、なかなかかけません。「みんなが笑うんじゃないかしら」と気にしながら、やっとメガネをかけて学校に行ってみると…。

「プロから学ぶ修理ずかん 3」フレーベル館 2021年2月発行

自分の大好きなモノやよく使うモノが、壊れたり、動かなくなったり、使い勝手がわるくなったりしたら、すてる前に、まず修理をしてみましょう。「眼鏡のねじがゆるんだら」「カーペットにジュースをこぼしたら」など、生活のなかでアクシデントがおきやすいものの修理方法を絵でわかりやすく説明します。

「ゆうこさんのルーペ」 多屋 光孫(たや みつひろ)∥文・絵 はが ゆうこ∥原案 合同出版 2020年12月発行

ゆうこさんは、生まれたときから目がよく見えません。大好きな本を読むときは、いつも「ルーペ」をつかいます。ゆうこさんの「ルーペ」が不思議で仕方ないはやたくんは…。実話をもとにした、障害とは何かを身近に考える絵本です。

「眼圧リセット」 清水 ろっかん∥著 飛鳥新社 2021年2月発行

1日1分、頭をほぐして伸ばすだけ! 老眼、ドライアイ、近視、スマホ疲れといった目の不調が解決するセルフケア「眼圧リセット」を紹介します。目に直接効く&目に優しい姿勢になる新習慣も収録しています。