令和2年9月放送分

9月30日(水曜日)放送内容

今日は図書館内での飲食についてご案内します。

図書館の中での飲食は基本的にご遠慮いただいております。図書館の本などの資料は五所川原市の貴重な財産です。本は一度濡れたり汚れたりすると元に戻すことができません。場合によっては弁償していただくこともありますが、もう手に入れることが難しい資料もあります。図書館を利用している人、将来利用する人のためにも大切に扱っていただきたいと思います。

とはいえ、のどは渇くし、おなかは空きます。図書館には飲食できるスペースがあります。市立図書館の場合は2階ロビーで飲食が可能です。2階閲覧室ではペットボトルや水筒などふたのついた飲み物のみ可能です。そして1階の階段の脇、バリアフリーコーナーの向かいで飲み物を飲むことができます。雑誌や新聞のコーナーと近いですが、資料を閲覧しながらはダメです。また、金木の伊藤忠吉記念図書館には飲食コーナーがあります。

熱さも落ち着き、熱中症の危険性は低くなりましたが、長時間図書館を利用される方は適度に休憩を挟み、倒れないように気をつけてください。市立図書館の玄関前には飲み物の自動販売機もあります。みなさんに気持ちよく利用していただくために、飲食は決められたエリアでとるようご協力をお願いいたします。

つづいて、寄附のご報告です。

7月に図書館に、図書カード7,000円の寄附がありました。購入した図書をご紹介します。

岩槻 秀明:著 いかだ社:発行 「花を楽しむ野菜図鑑:タネまきから収穫まで」

さといも、そらまめ、オクラ、だいこんなど、さまざまな野菜の花を写真とともに紹介する1冊です。

芭蕉 みどり:作・絵 ポプラ社:発行 「ティモシーとサラはなやさんからのてがみ」

お母さんの友だちのデイジーさんが花屋さんを開店しました。デイジーさんはみんなが来てくれるか、とても心配です。ティモシーとサラは花屋さんをお手伝いしながら、お母さんと一緒にお客さんを待っています。

KAORUKO:著 メイツユニバーサルコンテンツ:発行 「四季のフラワーアレンジ:KAORUKO'S和モダン」

トップフラワーアーティストのKAORUKOさんが、世界から注目されるテクニックを季節の花などをモチーフにした作品とともに解説します。

宝島社:発行 「1輪から愉しむ花のある暮らし:家で過ごす時間が長い日も、『花』で気持ち晴れやかに」

1輪の花を素敵に生ける方法から、オリジナルのブーケ作りまで、はじめての人でも簡単にまねできる、花暮らしのコツを紹介する1冊です。

亀田 龍吉:著 主婦の友社:発行 「散歩しながら子どもに教えてあげられる草花図鑑」

道端から空き地、公園の花壇など、散歩中に見つけられる身近な草花296種を季節と花色に分けて掲載しています。

市立図書館玄関にある季節のフラワーアレンジメントも定期的に入れ替えていただいています。いつもありがとうございます。みなさんもどうぞお楽しみください。

 

9月23日(水曜日)放送内容

今日は図書館の本の修理についておはなしします。
本の修理
図書館の本は、どなたでも利用できます。しかし本は紙でできているため、とても傷みやすく壊れやすいものです。人気の本などは特に利用回数も多いため、すぐに傷んでしまいます。そのため、図書館職員がその都度本を修理し、またみなさんに利用してもらえるようにしています。図書館で修理をするのには決まりがあります。それは絶対「セロハンテープ」で直さないということ。セロハンテープは時間が経つと剥がれたり、粘着剤が変質して紙を汚したりするからです。そのため、ページがやぶれたり、はずれたりした際にはページ補修用のテープまたは、専用のボンドを使って修理をしています。図書館にあるたくさんの本を、可能な限り長く、より多くのみなさまに提供できるように管理するのも私たちの仕事です。汚したり壊したりしてしまった、または傷んだ本を見つけた際には自分で直したりせず、どうぞお知らせください。
紙なので水も大敵です。図書館の本は本屋さんの本と違い、表面に透明のフィルムを貼って保護しているものもあります。そういった本の表面に少し水滴が垂れてしまった程度であれば、すぐに拭けば大丈夫です。でも飲み物をこぼしてしまったり、水たまりに落としてしまったりすると、もう、もとに戻すことはできません。本を借りに来るときは袋を持参して、濡れない対策をお願いします。カウンターには雨の日用のビニール袋をご用意しています。もし突然雨が降ってきたときや袋を忘れてしまったときはお声がけください。
修理ができないほど傷んでいる本も中にはあります。その場合は、除籍をすることになります。そうならないためにも、皆さん一人ひとりが大切に扱い後世の利用者のために残していく必要があります。汚れや破損の程度によっては弁償していただくこともあります。飲食をしながらの図書館資料利用、本に書き込みをする、本の上で字を書く、乱暴に扱うなど、本を傷つける行為は絶対にしないでください。図書館の資料はみんなのものです。ていねいに扱っていただきますよう、お願いいたします。
また、市立図書館には図書消毒機を設置しています。紫外線により本の表面の除菌をするものです。本以外の除菌はできませんが、どうぞご利用ください。

最後に、現在開催中の展示についてお知らせします。
9月30日(水曜日)まで 企画展「五所川原平和博」
市立図書館1階ロビーにて社会教育課と合同で展示を開催しています。昭和32年7月から9月にかけて、当市で開催された「五所川原平和博」を紹介するミニ企画展です。ポスターや当時の様子がわかる写真をパネルにしたもの、新聞記事などを見ることができます。また平和博の開催を記念して作られた「景気音頭」を聞くことができます。あわせて当館で所蔵している関連資料も展示・貸出しています。まもなく展示期間が終了します。懐かしきあの頃の思い出を胸にどうぞご来館ください。

 

9月16日(水曜日)放送内容

青森県立図書館は青森市にある青森県民と県内公共図書館・学校図書館をサービス対象とした図書館です。青森県民、県内に通勤・通学している方、県内に帰省先がある方はどなたでも利用することができます。今日はちょっと行くのはたいへんという方におすすめの、来館しなくても利用できる青森県立図書館のサービスについてお知らせします。

利用者登録をする

貸出などのサービスを利用するには、利用登録が必要です。利用登録は県立図書館カウンターのほかに、郵送でも申し込むことができます。申込書に記入し、氏名・住所を確認できる書類の写し、返信用封筒と一緒に送ると利用者カードが送られてきます。また、更新の際も同様に来館することなく手続きができます。

オンライン貸出サービス

県立図書館で所蔵している図書をホームページから検索・予約をし、県内のお好きな図書館で受け取り、返却することができるサービスです。用意ができると県立図書館からメールが送られるので指定した図書館・公民館図書室へ取りに行ってください。延長もホームページからできます。

遠隔地返却サービス

お買い物やお仕事のついでに県立図書館に寄ったけど、返しに行くのがたいへんなので借りられないということはありませんか。そんな時は遠隔地返却サービスが便利です。県立図書館カウンターで本を借りる際に「○○の図書館で返します」と伝えると専用の赤い袋にいれて貸してくれます。返却の際はその赤い袋に本を入れて借りる際に指定した図書館・公民館図書室に返却することができます。返却ポストへの返却はできませんので、カウンターへお持ちください。

レファレンスサービス

県立図書館の専門スタッフがみなさんの調べもののお手伝いをしてくれるサービスです。探している本があります。ある事柄や人物について調べたいのですが、どんな本がありますか?調べたいことがあるけれど、どうやって調べたらいいか分からない。どんなアクセス方法がありますか?などといったみなさんの「?」を解決するために県立図書館所蔵の資料や様々な情報を使って答えてくれます。電話、郵便、ファクス、メールからも申し込むことができます。

リクエストサービス(相互貸借)

オンライン貸出サービスなどは県立図書館の利用者登録が必要ですが、手続きが面倒、とりあえずこの本だけ読みたいという方も県立図書館の所蔵資料を利用する方法があります。リクエストをしていただくと、県立図書館の本を市立図書館に取り寄せることができます。リクエストサービスを利用できるのは市立図書館の貸出券をお持ちの市内にお住いの方、市内に在勤・在学中の方です。県立図書館の利用者登録は必要ありません。リクエスト申込用紙に読みたい本の情報を記入してカウンターへお持ちください。取り寄せには時間がかかる場合もありますので、ご了承ください。

この他にもいろいろなサービスがあります。詳しいサービスの内容や、様式のダウンロード、県立図書館所蔵資料を調べたい方は青森県立図書館ホームページをご確認ください。

 

9月9日(水曜日)放送内容

今日は団体への貸出についてお知らせします。
団体貸出
個人の方が市立図書館で本を借りる場合、ひとり本10冊まで、15日間の貸出となっています。しかし、読書団体や学校、こども園、福祉施設などの団体の場合、その団体名で登録していただくと本300冊まで、2か月間借りることができます。また個人には貸出をしていない大型絵本や大型紙芝居、紙芝居の舞台なども借りることができます。大型絵本・大型紙芝居は通常5冊まで、15日間の貸出になりますが、おはなし会などで使用する日が決まっている場合はその日に合わせて貸出することも可能です。図書館にご相談ください。
市立図書館には通常の読書が困難な方向けの資料もいくつかあります。読み上げ機能や読んでいるセンテンスの色が変わる機能がついたパソコンで楽しめる「マルチメディアデイジー図書」やボタン、スナップボタン、マジックテープなどを使って、はずす、はめる、取る、つける、ほどく、結ぶなど手や指を動かしながら、言葉も楽しく学習できる「布の絵本」などの資料は、特別支援学級や障がい者施設等にのみ貸出しています。市立図書館には、どんな資料か紹介したり体験したりすることができる「バリアフリーコーナー」があるので、興味のある方はどうぞご来館ください。
お勤めの施設・団体や参加している団体等で本を楽しみたい・活用したいという方はぜひ図書館をご利用ください。

つづいて、インターンシップの報告をします。
インターンシップの報告
8月から9月にかけて、青森明の星短期大学、弘前学院大学、青森中央学院大学の学生がインターンシップで図書館の仕事を体験しに来てくれました。学生たちは図書館に興味を持っている人や公務員の仕事に興味を持っている人など様々ですが、意欲的に取り組んでくれました。インターンシップで学生たちは、カウンターでの貸出・返却・排架以外にも学校図書館の支援や資料の音訳、寄贈図書の受入、除籍、書庫の整理など多種多様な図書館の仕事を体験しました。今回のインターンシップを通して少しでも図書館に対する興味・理解が深まり、将来の糧となったらよいなと思います。
市立図書館ではこども園や小学校の図書館見学、中学校・高校・大学の職場体験・インターンシップを随時受け入れています。カウンターで対応する際は不慣れでご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、温かい目で見守っていただければと思います。

最後に図書館からお知らせです。
市立図書館では現在、屋上防水改修工事を行っております。建物の周りには足場が組まれておりますが、図書館は通常通り開館しています。工事による大きな音がしておりますが、ご理解いただきますようお願いいたします。

 

9月2日(水曜日)放送内容

今日はまず、現在開催中の展示についてお知らせします。
9月30日(水曜日)まで 企画展「五所川原平和博」
市立図書館1階ロビーにて社会教育課と合同で展示を開催しています。昭和32年7月から9月にかけて、当市で開催された「五所川原平和博」を紹介するミニ企画展です。ポスターや当時の様子がわかる写真をパネルにしたもの、新聞記事などを見ることができます。また平和博の開催を記念して作られた「景気音頭」を聞くことができます。あわせて当館で所蔵している関連資料も展示・貸出しています。懐かしきあの頃の思い出を胸にどうぞご来館ください。
10月3日(土曜日)まで 展示「若い人に贈る読書のすすめ2020」
市立図書館1階ロビーにて読書推進運動協議会が行っている新たな人生の一歩を踏み出す若い人にぜひ読んでもらいたい本の展示・貸出を行っています。昨年度までのリーフレットも置いていますので、どんな本を読もうか迷っている方は参考にしてみてください。
どのような本があるのかご紹介します。
佐藤 優(さとう まさる):著 青春出版社:発行 「人をつくる読書術」
読書は人生においてどのような役割を果たすのか。なぜ、読書は人生を豊かにしてくれるのか。作家、外交官、教育者といった多彩な顔を持つ著者が「読書の哲学」について述べた一冊です。
鈴木 謙介(すずき けんすけ):著 KADOKAWA:発行 「未来を生きるスキル」
雇用、教育、家族などをテーマに、変化が読めない未来を生き抜くために必要なスキルとはなにか、大学で社会学を教える著者が解説します。いま、伝える「希望論」であり、どのように未来に向かえばいいのかを示す一冊です。
渡貫 淳子(わたぬき じゅんこ):著 平凡社:発行 「南極ではたらく:かあちゃん、調理隊員になる」
八戸市出身の著者が、平凡な主婦の料理と生き方を変えた南極での1年4か月の挑戦を綴った一冊です。テレビやSNSでも話題となった「悪魔のおにぎり」誕生秘話と特別レシピを初収録しています。
佐久間 博(さくま ひろし):文 汐文社:発行 「きみを変える50の名言 山中伸弥、さかなクンほか」
各界で活躍する著名人たちを中心に、彼らがつむいだ名言をわかりやすい解説とともに紹介する一冊です。未来に向かっての努力や、夢などの名言を収録しています。
タイムリー編集部:編 辰巳出版:発行 「どん底からの甲子園」
9人に満たない部員数、雑草だらけのグラウンド、ヤンチャな生徒たち、未曾有の災害……。さまざまな困難を乗り越え、いかにして甲子園の切符を掴んだのか?様々な事情から「どん底」にいながら甲子園に出場した6校への取材の記録です。
ほかにも小説「死にがいを求めて生きているの」など、全部で24冊の本があります。どうぞお楽しみください。