2019年4月放送分

4月24日(水曜日)放送内容

今日は、便利な国立国会図書館のサービスについてご案内します。

みなさんは国立国会図書館がどういうところかご存知ですか。国立国会図書館は国会に属する唯一の国立の図書館です。国会法第130条の規定に基づき、国立国会図書館法により設置されています。「真理がわれらを自由にするという確信に立って、憲法の誓約する日本の民主化と世界平和とに寄与すること」を使命とし、「国会活動の補佐」「資料・情報の収集・保存」「情報資源の利用提供」という3つの基本的な役割を担っています。サービスの対象は国会と日本国民ですので、だれでも利用することができます。東京都千代田区永田町の東京本館、京都にある関西館、そして東京の上野公園の近くにある国際子ども図書館の3館からなります。

国立国会図書館の概要を簡単に紹介しましたが、なんだか難しそう、遠い、手続きが大変そう、といった印象を持たれたかもしれません。しかし、この日本の図書館のトップである国立国会図書館のサービスをご自宅で、あるいは五所川原市立図書館で利用することができるのです。利用する手段は様々あるのですが、今回はその中から「歴史的音源」の視聴について紹介します。

「歴史的音源」の視聴

「歴史的音源」、通称「れきおん」は歴史的音盤アーカイブ推進協議会がデジタル化した、1900年初頭から1950年頃までに国内で製造されたSP盤および金属原盤等に収録された音楽・演説等の音源を、インターネットを使って聴くことができるサービスです。音源には落語、長唄、楽曲、歌劇、浄瑠璃、浪花節、歌謡曲、講演、ジャズ等、様々なものが含まれています。ご自宅にインターネット環境がある方はその一部を視聴することができますが、市立図書館にご来館いただければさらに多くの音源を聴くことができます。

ご自宅で、あるいは市立図書館で遠くのすごい図書館のサービスを利用することができます。興味のある方、利用してみたい方は職員へお声がけください。みなさんのご利用をお待ちしています。

 

4月17日(水曜日)放送内容

今日は、「こどもの読書週間」のイベントと展示についてご案内します。

「こどもの読書週間」

4月23日から5月12日は「こどもの読週間」です。「こどもの読書週間」は1959年(昭和34年)に始まり、61回目を迎える今年のテーマは「ドは読書のド♪」です。図書館では「こどもの読書週間」に合わせてイベント・特別展を行います。

特別展「ロングセラー絵本」

市立図書館1階ロビーで長く人々に愛されているロングセラーの絵本を展示します。こどもたちに大人気の「ぐりとぐら」は、お料理と食べることが大好きな双子の野ねずみのぐりとぐらが、森の中で見つけた大きなたまごを使ってカステラを作るお話です。読んだ後は自分でカステラを作ってみたくなります。なかがわりえことおおむら(やまわき)ゆりこによるこのシリーズは最初に出版されたのが1963年で、出版されてから50年以上経過していますが、今でも大人気の絵本です。

「ぐりとぐら」以外にもたくさんのロングセラーの絵本を展示しますので、親子で、またはおじいちゃんやおばあちゃんと三世代で好きなところやおもしろいところをお話し、楽しんでいただきたいです。

特別展「おいしい絵本」

金木の伊藤忠吉記念図書館でおいしそうな料理やお菓子が登場する、思わず食べたくなる、作ってみたくなるような「おいしい絵本」を展示します。食べてみたくなる代表の「しろくまちゃんのほっとけーき」、表紙が印象的な「とてもおおきなサンマのひらき」などの絵本や、絵本に登場するお菓子を実際に作ってみるための本を展示します。絵本と料理、合わせてお楽しみください。

子ども司書による展示

平成28年度から30年度までに認定された五所川原子ども司書のみなさんに、春休みの子ども司書の活動としておすすめの本を選んでもらいました。おすすめするポイントを書いたポップも力作ぞろいです。

展示「郷土の絵本」

金木町出身の太宰治による「走れメロス」の絵本や、三戸町出身の馬場のぼるの「11ぴきのねこ」など青森県にゆかりのある作家の絵本や青森の昔話を絵本にしたものなど、青森県に関わる絵本を展示します。絵本を読んで青森県博士を目指しましょう。

「子どもフェスティバル」での出張貸出

中央公民館で毎年行われている「子どもフェスティバル」におじゃまし、本の貸出を行います。「子どもフェスティバル」では「こいのぼり作り」や「マジックショー」、「軽スポーツ体験」など楽しいイベント・コーナーがたくさんあります。おはなしを楽しみたい方や遊び疲れて少し休憩したい方など大歓迎です。市立図書館の黄色い貸出券を持っていれば本を借りることができます。持っていない方でもその場で作ることができますので、お気軽にお声がけください。

「子どもフェスティバル」は4月20日(土曜日)9時30分から14時まで、五所川原市中央公民館で行われます。たくさんのご来場、お待ちしております。

 

4月10日(水曜日)放送内容

今日は、図書館の子育て世代向けサービスと展示ついてご案内します。

「子育てを頑張るみなさんへ」

図書館では子育てを頑張るみなさんのお役に立ちたいと様々なサービスを行っています。

市立図書館の児童室にある「赤ちゃんコーナー」には赤ちゃん向けの絵本と子育てに関する図書や雑誌、自由にお持ち帰りいただけるチラシなどを置いています。畳敷きとなっていますので、子どもと一緒にゆっくり座って本を楽しむことができます。金木の伊藤忠吉記念図書館にも少しですが赤ちゃん向けの絵本と子育てに関する図書があります。

毎月第2土曜日には0~3歳くらいのお子さんとその保護者の方向けのおはなし会、「だっこでいっしょおはなし会」を開催しています。絵本の読み聞かせだけでなく、一緒に手あそびをしたり、歌を歌ったりします。次回の開催は今週、4月13日です。10時30分から30分くらいの内容です。泣いても歩きまわっても、途中で入退出するのも大丈夫です。ぜひ遊びに来てください。

図書館以外の場所にも出張し、貸出を行っています。五所川原地区は中央公民館で行われている「エンゼルひろば」の会場で、金木地区はみどりの風こども園かなぎで、市浦地区はみどりの風こども園あとむで行っています。貸出期間は次回の開催時までで、その場で返却ができます。

市立図書館には赤ちゃんのおむつ交換にも使える多目的トイレや授乳室、ベビーカーもあります。市立図書館がある菊ヶ丘運動公園は春になると桜もきれいです。お散歩やお花見のついでに気軽に遊びに来てください。

また4月から2階「対面朗読&おはなしのへや」でNPO法人子育てステーション“すてっぷ”さんによる「すてっぷ広場」が開催されています。「すてっぷ広場」は市の地域子育て支援拠点事業の一環として、子育て中のお父さん・お母さんと主に乳幼児などの子どもたちが、いつでも気軽に参加でき、うち解けた雰囲気の中で交流する場を提供することを目的として開催されています。

利用料金などはかかりません。図書館では毎週水曜日10時から15時まで行われています。どうぞご利用ください。

「すてっぷ広場」がスタートし、開催中は子どもたちの声や遊ぶ音が聞こえてくることがあると思います。利用者の皆さまにはご理解をいただきますようお願い申し上げます。地域で子育てを応援しよう、というあたたかい気持ちで子どもたちの成長をいっしょに見守っていきましょう。

最後に現在市立図書館で行っている展示についてお知らせします。

「『令和』と万葉集」

4月1日に発表された、新しい元号「令和」ですが、その出典は万葉集の一説だそうです。市立図書館では万葉集や万葉集について解説している図書を紹介するミニ展示を行っています。書店で売り切れとなっているという報道もありましたが、図書館では借りることができますので、この機会にぜひお楽しみください。また、あの「令和」字を誰が書いたのかも話題となっています。展示はしていませんが、書道をはじめたい人のための本や、王義之など昔の書家の本などもあります。合わせてお楽しみください。

 

4月3日(水曜日)放送内容

今日は、4月のイベントと展示、市内の図書館についてご案内します。

4月13日(土曜日) 「だっこでいっしょおはなし会」

10時30分から30分くらい、市立図書館2階「おはなしの部屋」で「だっこでいっしょおはなし会」があります。3歳くらいまでのお子さん向けのおはなし会で、絵本の読み聞かせ、手遊びなどを楽しめる内容です。会場では、泣いても、途中で抜け出しても大丈夫です。申込は要りません。おはなし会の後、午後1時まで会場をそのまま開放します。お子さんや保護者の方同士の交流の場として、どうぞご利用ください。

4月20日(土曜日) 「五所川原おはなし“ぽぽんた”のおはなし会」

午後1時30分から1時間くらい、市立図書館2階「おはなしの部屋」で「五所川原おはなし“ぽぽんた”」のおはなし会があります。年長さんから小学生向けのおはなし会で、月ごとにテーマを決めて、そのテーマについてのお話をしたり、クイズをしたりします。4月のテーマは「おひさま・たいよう」です。お友達やお家の方と一緒にどうぞ聞きに行ってください。申し込みは要りません。

「世界遺産を知る」

市立図書館ロビーにて「世界遺産を知る」展示を行っています。日本には22件の世界遺産がありますが、みなさんすべてわかりますか。世界遺産とは1972年のユネスコ総会で採択された「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」(世界遺産条約)に基づいて世界遺産リストに登録された、文化財、景観、自然など、人類が共有すべき「顕著な普遍的価値」を持つ物件のことで、日本では1992年に世界遺産条約を締結しました。1993年に登録された「法隆寺地域の仏教建造物」「姫路城」「屋久島」「白神山地」から2018年に登録された「長崎と天草地方の潜伏切支丹関連遺産」までのそれぞれの世界遺産がわかる資料を展示しています。図書館の資料で事前学習し、ゴールデンウィークには各地の世界遺産を見に出かけてみてはいかがでしょうか。

「はじめて図書館を利用される方へ」

五所川原市内には五所川原市立図書館、金木の伊藤忠吉記念図書館、市浦総合支所内にある市浦分館の3つの図書館があります。市立図書館は毎週月曜日と毎月第3木曜日が休館日で、平日は9時30分から午後6時まで、土日祝日は9時30分から午後5時まで開館しています。伊藤忠吉記念図書館は毎週月曜日と毎月第3木曜日、祝日が休館日で、9時30分から午後5時まで開館しています。市浦分館は土日祝日が休館日で、こちらも9時30分から午後5時まで開館しています。

3館合わせて図書10冊まで、雑誌3冊まで、視聴覚資料2本まで、デジタル資料5枚まで、15日間借りることができます。もう少し借りていたいという方は予約が入っていなければ1週間1回だけ延長することができます。返却される際は市内3館だけでなく、つがる市立図書館と中泊町図書館、中泊町日本海漁火センター図書室に返すこともできます。

借りる際には貸出券が必要ですが、館内では自由にご覧いただけます。市立図書館は菊ヶ丘運動公園内、伊藤忠吉記念図書館は芦野公園の近くにあります。ぜひ遊びに来てください。