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漆川獅子舞(うるしかわししまい)

一般に獅子頭をかぶって踊る芸能である獅子舞には様々な系統がありますが、津軽地方に広く伝わる獅子舞は三匹の獅子が演ずるもので、風流(ふりゅう)系統の芸能と考えられています。
風流は人々に災厄をもたらす怨霊をなだめ、しずめるために行われた芸能で、みやびやかな仮装をして練り歩いたり、踊ったりするのが特徴です。さらには、笛、太鼓、鉦などの囃しに合わせ、激しい跳躍をする活発な芸能でもあります。
津軽の獅子舞は獅子踊りともいわれ、悪魔払い、豊作祈願など人々の暮らしに安寧をもたらすことを目的に演じられています。
津軽地方における獅子舞の始まりは、津軽四代藩主信政公が弘前市松森町で舞を演じさせ、これが藩内に広まり、現在に伝承されてきたものといわれており、漆川の獅子舞はこの流れをくむもので、150年余にわたり伝え継がれています。
現在の津軽獅子舞にある鹿獅子、熊獅子の二系統のうち、漆川獅子舞は鹿獅子系統のものです。
漆川獅子舞は、雄獅子、中獅子、雌獅子の三匹によって演じられ、それにオカシコという猿が案内役として付随します。笛、太鼓、鉦、経文読みをまじえ、三本の木であらわした山を中心に踊り戯れるもので、獅子が山を征服することに浄化の理想を託しています。伝統的に伝わる経文には、村ほめる歌、御庭ほめる歌、橋ほめる歌など縁起のよいものが織り込まれており、今では、春に豊作を祈願し、秋にはこれを祝うとともに、式典、落成式、新築祝い等の祝事に招かれ演じられています。

○県無形民俗文化財「浅井獅子(鹿)踊
 
漆川獅子舞の様子
漆川獅子舞の写真1
 
漆川獅子舞の写真2

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