見学 | 期間 | 料金 | 備考 |
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可 | 通年 | 無 |
見学の際は妙竜寺にお問い合わせください TEL0173-37-2654 |
1間の建築型厨子ですが、細部まで行き届いた細工がなされており、貴重な建造物です。
桁行が0.705mで梁間が0.632mで、三方に縁が廻っています。入母屋造の妻入で軒唐破風(のきからはふ)が付き、板葺。粽(ちまき)付きの円柱を立て、切目長押(きりめながし)、内法長押(うちのりなげし)、頭貫(かしらぬき)、木鼻(きばな)、台輪と組上げて、出三斗(でみつと)と蟇股(かえるまた)とを置いて軒桁を受けています。軒は二軒繁垂木とし、木負(きおい)、茅負(かやおい)、裏甲(うらごう)という部材をきちんと取り付け、一重の軒付までも廻しています。妻飾りは木連格子(きづれごうし)を、破風板に鏑懸魚(かぶらげぎょ)を取り付け、屋根は横打ちの板葺きで、箱棟に鬼板まで付いています。正面の両折桟唐戸(さんからど)や内部の床板・壁・天井などが新しいものですが、基本的には改造が無く、虹梁(こうりょう)や木鼻の彫刻からは、宝暦期(1751年~63年)頃と推定されます。
※見学の際は妙竜寺にお問い合わせください TEL0173-37-2654